レーゼル寝室1 シーンテキスト

レーゼル
「困った時には駆けつけるとは言ったが……、
まさかこんなことの為に私を呼んだのか?」

呆れと戸惑いが少女の端正な顔に浮かんでいる。

――帝国猟兵レーゼル
オーク族に襲撃されたジャングルを守る為に、
孤軍奮闘した勇敢な白の帝国の兵士だ。

だがその手には、
いつもの猟銃ではなく、
男性器が握られていた。

レーゼル
「こういうことに、私は疎いのだが……」

そう言いながらも、
床に膝をついた状態で俺の股間に顔を寄せ、
両手で肉棒を丁寧に扱いている。

そのぎこちない手の動きが、
男慣れしていない初々しい愛らしさとなって
単純な刺激以上の興奮を与えてくる。

レーゼル
「確かに、私の力が必要ならいつでも呼んでくれ、
とも言ったが……王子にはこういうことを
してくれる相手がいくらでもいるだろう……?」

お前にしてほしかったんだ、と
偽りのない想いを言葉にする。

レーゼル
「――ば、ばかなことを言うな……。
私は見ての通り……その、女らしくない……」

レーゼル
「王子には、アンナやケイティがいるではないか……。
彼女達の方が、ずっと魅力的だ……」

ならお前の魅力を教えてくれ、と彼女に告げる。

レーゼル
「魅力って……どうすればいいのさ……?」

そうだな、と少し考えてから、
レーゼルにいくつか言葉を投げた。

レーゼル
「わかった……。
後悔、するなよ……?」

そう言うと、
レーゼルは男根から手をはなして立ち上がる。

そして平静な所作で、
身に纏っていた衣服を脱ぎ、
一糸まとわぬ姿となった。

レーゼル
「……がっかり、しただろ……?」

彼女の秀麗な顔には、
羞恥の色はなかったが、
代わりに、悲哀に近い感情が窺えた。

レーゼル
「これが、帝国の猟兵の肉体だ……。
男を惑わす色香など、
身につける隙は残っていない……」

そう卑下するレーゼルだが、
俺にとってその身体は、
ただひたすらに美しいものに映った。

女性的な凹凸や、肉感的な魅力は確かに乏しいが、
兵としての理想型の如く引き締まったフォルムは、
鍛え抜かれた名剣を前にした時のような畏敬すら感じさせた。

レーゼル
「王子は、変わってるな……。
こんな身体で、興奮するのか……?」

レーゼルの視線が俺の下腹部に向けられている。

見れば、先程よりも
大きく歪に硬化した愚息の姿があった。

レーゼル
「……まあ、悪い気はしないよ」

レーゼルはそう言って苦笑すると。
先程と同じように床に膝をついて
俺のペニスを手に取った。

レーゼル
「……なぁ、王子。
こうされると、男は気持ちいいのか?」

言うが早いか、
レーゼルが亀頭を舐めた。

思わぬ感触に、
腰が浮きそうになる。

レーゼル
「へぇ……戦場ではあんなに勇猛な王子も、
ここを攻められると、弱いんだな……」

鋭利な微笑と共にレーゼルが言う。

俺の反応に気をよくしたのか、
彼女は舌での愛撫を始めた。

レーゼル
「ちゅっ……れぇ、ろ……ぺろっ……ンんっ……
ふぁ……ちゅむ……ちゅるるっ……れろ……」

拙い舌使いではあったが、その丁寧な所作と、
戦場での彼女とのギャップが相まって、
気持ちよさ以上に心が満たされていく。

レーゼル
「ちゅ……ちゅぷ……ぺろ……ちゅるぅ……、
れろ、れるぅ……んふぁ……王子……、
どうだ……気持ち、いいか……?」

ああ、と返すと、
わずかに頬を染めたレーゼルが、
そうか、と照れくさそうに言って奉仕を続ける。

だが一方で、
中途半端に刺激されたペニスは、
より強烈な快楽を欲していた。

レーゼル
「んふ……ちゅ、ちゅっ……れろ……れろぉ……
んっ……はぁ、ぁっ………ぺろ、ぺろ……ん?
え? お、王子? なに――んんんッ!?」

唐突に口にねじ込まれた肉棒の苛烈さに
レーゼルが目を剥いた。

レーゼル
「うぶッ……んぐむぅ……ン、んん~ッ……!?」

苦しさに思わず
離れようとするレーゼルの顔を掴み、
逃げられないようにする。

レーゼル
「じゅぶっ、じゅぶるっ……
んぐぅ……ふぶっ……、
んっ、んんんぅぅぅっ!!」

俺は腰を動かして、
必至に鼻で息をするレーゼルの口内を
肥大しきったペニスで引っかき回していく。

レーゼル
「んんぅッ! んンッ……ふぁ、ンぐぅぅっ……!
ちゅぷ、ぢゅぷるぅッ! んっ、んぶっ……、
ンぁっ……んっ、んんっ……ちゅぷぁっ……!」

ただれた劣情によって膨らみすぎた亀頭を使い、
レーゼルの火照った頬を内側から出っ張らせてみる。

レーゼル
「んふぅぅっ! んぶっ、じゅるるぅっ……、
ふぅ、んっ……んぐっ、んんっ!!」

膣ヒダのような肉頬の粘膜と
肉槍の切っ先が擦れる感覚にぞくりとする。

戦場では勇壮なあのレーゼルが、
俺の腰の動きひとつに翻弄されている事実に、
征服欲が満たされていく。

レーゼル
「ふぶっ……じゅるっ、んぐ、ンんっ……!
んぅっ……んぐぅぅッ……ぢゅぷ……ぢゅぷるるっ!」

徐々に加速していく腰の動きに困惑しながらも、
レーゼルは懸命に俺を見据えて、奉仕を続けている。

その甲斐甲斐しさと、
初々しい反応が一気に俺の射精感を引き上げ、
溜まらず射精してしまった。

レーゼル
「――んんんぅっ!? ンぶっ…ふんんぅッ!
……んぐっ、ン、んんぅぅぅッッッ!!」

思い掛けない灼熱の奔流に、
流石のレーゼルも目をつむった。

初めて経験するであろう
雄の濃厚な匂いと粘つきに、
くぐもった声が漏れ出てくる。

レーゼル
「ふんんぅっ!!
んっ、んぶっ……んんぅっ、んんんンッ!!」

頭を押さえつける俺の手が
未だに離れないことで察したのか、
レーゼルは放出された精液を苦しげに呑み込んだ。

その様子に満足して、
拘束を解くと、
レーゼルはゆっくりとペニスを口から出した。

レーゼル
「けほっ、けほっ……うぅぅ……、
はぁ、はぁ……けほっ……」

咳き込みながら俺へと向ける彼女の眼差しは、
怒りよりも悲しみに近い感情がにじんでいる。

一時の情欲に我を忘れてしまったことを恥じ、
俺はレーゼルに謝った。

レーゼル
「はぁ……はぁ……、
別に、それはいい……」

レーゼル
「……ただ、自分の力量が足りなくて、
王子を怒らせたんだなって思って、
ちょっとだけ悲しくなっただけだ……」

予想もしなかった言葉に面食らう。

レーゼル
「ちゃんと説明してくれれば、
私にだってできるはずだ……。
経験不足は大目にみてほしい……」

レーゼル
「じゃないと……恩返しにならない……、
王子には、助けて貰った恩がある……」

レーゼル
「女としての魅力を少しでも私に感じるのなら、
それに応えたい……そう思ったら、変かな……?」

一途なレーゼルの言葉と想いに、
どうしようもない愛しさが胸中で膨れあがり、
たまらず彼女を抱きしめていた。

レーゼル
「ど、どうしたんだ、王子……?
急に、こんな――んむぅっ!?」

未だに涎と粘液に濡れるレーゼルの唇に
俺はキスをした。

一気に舌まで入れると、
戸惑いに彼女の身体が強ばったが、
それも一瞬のことで、すぐに優しく応じてくれた。

レーゼル
「ん……ちゅ……ふぅ、ぁ……はぁ……、
おう……じ……?」

長く激しい接吻も、
経験したことがないのだろうか、
レーゼルの表情が惚けたものへと変化している。

レーゼル
「……まだ、私で力になれることが……あると……
……そういうこと、なんだな……?」

俺に求められていることを悟ったレーゼルは、
今度は自分から唇を重ねてきた。

レーゼル
「……ちゅ……ん……ぁ……、
いいよ、王子……私は、イヤじゃないから……。
したいこと……していいよ……」

普段は見せない女性らしい表情と声音で、
レーゼルがそう告げる。

既に互いに遠慮するものがないと分かると、
よりきつく抱き合って、
次の行為への期待を高めていった。