ココロ寝室3 シーンテキスト

ココロ
「はーい、いい子ですねー」

え、いや、あの。

ココロ
「いい子でごろんしましょうねー。
干からびるまで搾り取ってあげますからねー」

待て、ココロ、これはっ。

ココロ
「怖くないですよ―。よしよしー」

怖いッ!!

――俺は抵抗も虚しくココロに押し倒され、
布という布を剥ぎ取られて、もはや下着一枚という惨状にあった。

俺がいったい何をしたというのだろうか……?

ココロ
「ちゅー、したでしょ」

ちゅー……?

ココロ
「私がお昼寝している間に、
く、くちびるに……ちゅーしたでしょ……?」

ココロ
「あのね、ちゅーした事を怒っているわけじゃないの」

ココロ
「どうして……どうして起きた後に、
ちゅーしてくれなかったのかを怒っているのっ!!」

ほんの半刻程前の事を振り返る……。

他愛もない話をしている間に、
ココロは居眠りをしてしまったのだった。

その愛らしい顔は、
口付けをせずにはいられない程の愛らしさであり、
内なる欲望に抗うには、俺の中のココロへの想いは大き過ぎて――

ココロ
「問答無用っ!」

ココロ
「その後の悪行、忘れてないんだから!」

口付けをきっかけに、ココロが目覚めた後……。

ココロ
「そう。おはようのちゅーが欲しいなって言ったのに……」

ココロ
「王子ったら、一瞬ためらったでしょ……?」

それは、眠っているココロの唇を奪った後ろめたさと、
『おはようのちゅー』という言葉の響きへの恥ずかしさ故だった。

決して嫌がったわけでは――

ココロ
「言い訳も無用っ!」

そうして、最後の砦であった下着が剥ぎ取られてしまった。

ココロは俺の上に馬乗りになり、
愛らしくぴっちりと閉じた秘所を露わにして、

ココロ
「というわけで、これから王子を犯します」

今なんと……?

ココロ
「王子へのお仕置きに、私が王子を襲うの!」

ココロ
「だって……おはようのちゅー、してくれなかったもん……」

泣きそうな表情でそんなことを言われては、
抵抗など出来るはずも無かった。

ココロは秘所を指先で割り開き、
既に硬くいきり立った肉棒に片手を添えて、

ココロ
「んっ……やっぱり王子の……大き……ひぁ……んん……」

ぬるぬると、蜜液に満たされた膣道の奥へと、
愚息が招き入れられていく。

ねっとりと絡みつくような膣壁の感触と、
ココロの熱い体温に、無意識に腰が動いてしまうが、

ココロ
「んっ……だーめっ!
今日の王子はおしおきされる側でしょ?」

両手で腹を抑えつけられ、こちらの動きは止められてしまう。

しかし、このままココロの美しい身体を、
ひと目も見ることもなく果てさせられるというのは、
あまりにも酷な仕打ちではないだろうか。

ココロ
「……んー……そ、そう? そうかな……?」

ココロ
「じゃぁ……じっとしてるって約束できるなら……」

ココロは、胸元を隠す布地に指先をひっかけて、

ココロ
「おっぱい、見せてあげようか……?」

…………ッ!!

ココロ
「も、もう、そんなにキラキラした目でみられても……」

ココロ
「じゃぁ……はいっ、どうぞ……?」

ココロは身体を覆っている布をきゅっと寄せて、
両端からぷるんと、乳房を露わにしてくれた。

形の良い両胸が、布によって微かに歪み、
それがなんとも言えない美しさを生み出している。

ココロ
「おっぱい見せてあげたんだから、
今日はおとなしくしててね……?」

胸の高鳴りを隠せないまま、
ココロに首肯を返してみせると、
彼女はゆっくりと腰を持ち上げて、

ココロ
「よい……しょ……っと」

ココロ
「んっ……んぅ……ぁっ……ふぁっ……」

普段はこちらが組み敷く側だからなのか、
ココロの拙い上下運動はぎこちなく、
心地よさというよりもくすぐったさが勝るものだった。

しかし、ぷるぷると揺れるふたつの頂きと、
ココロが責めてくれているという事実が、
どこか温かな愛おしさを胸の内に抱かせる。

ココロ
「んっ……あぅっ……んんぅ……ぁあっ……」

ココロ
「ど、どう……? 気持ちいい……?」

……くすぐったい?

おそらく、微妙な感想が、つい顔に出てしまったのだろう。
ココロはぷくっと頬を膨らませて、

ココロ
「むぅ~……。絶対イかせてやるんだからっ!」

ココロ
「えいっ! んっ……ひぁ……えいっ……えいっ!」

ココロ
「んぅぅぅ……っ、ひぁっ……これ……ひぁああっ!!」

ココロは腰を大きく動かして、
先程よりも深い抽挿を以て肉棒を扱き上げてくる。

確かに、くすぐったさよりも快感が勝る動きではあったが、
それはココロ自身にも強い刺激を与えた様子で、
彼女の表情にも、身体の反応にも、徐々に余裕がなくなっていく。

ココロ
「んっ……んぁああっ……、
や、やだ……変な声、出ちゃ……ひやぁあぁっ!?」

ココロ
「これじゃ……私が……ひぁあっ!?
……さ、先にぃ……イっちゃ……あぁああっ!!」

俺を果てさせようと、ココロが身体を上下させる度に、
膣口がひくひくと収縮し、彼女の小さな絶頂を幾度も伝えてくる。

とろけきった表情で、しかし懸命に愚息に奉仕する様は、
とても愛おしいものではあったが――

ココロ
「……ひぁ……?
つらそう……だから……? 王子が動……く……?」

ココロ
「だ、だめぇ!! だめ! 今動かれたら――ッ!?」

ココロだけに奉仕をさせるのは忍びない。
性交とはふたりで、共に心地よくなるものではないだろうか。

ココロ
「ち、ちが……っ! 今日はぁ――ッ!! ――ッ!?」

ココロ
「やだぁ……ッ!! あっ、ぁああッ……んやあぁああっ!!
ふぁっ、うそっ……イって……イっひぇるのにぃ……ッ!?」

ココロの可愛らしい嬌声を愉しみながら、
脈動する膣道を優しく、苛烈に突き上げ続けてやる。

ココロ
「あっ、ひやぁああ……ッ!!
今日は……私がするってぇ……ふぁああッ!?
い、言った……のにぃッ!! あぁっ……ひやぁああんッ!!」

ココロ
「んっ、んんぅうぅッ!! や、やらぁっ!?
ま、またイっちゃ……イっちゃうっ……もう……ッ!!」

ココロ
「も……ぅ……らめっ、らめ王子ぃ!
止めッ……私おかしくなっちゃ……ひぁあっ!?」

一際強い収縮と、精巣の中身全てを奪い去るかの如き、
強烈な吸引が、肉棒に襲いかかる。

ココロ
「イっちゃうッ……らめ、らめぇッ!!
もう、ひぁッ……イっちゃう……イっちゃうよぉぉぉッ!!」

びくりと背をのけぞらせて、
ココロの全身が絶頂を迎える。

こちらもココロの絶頂による収縮に逆らわず、
強い吸引に促されるままに、
とろけた子宮の中へと、熱い精液を注ぎ込んだ。

ココロ
「ぁ……あぁっ……ひやっ……ぁあああッ!
びゅくびゅくって……あぁっ……まだ出てるぅ……」

ココロ
「はぁ……はぁ……うぅ……、
王子……今日は私がって言ったのに……」

ココロ
「それに……これは王子が、
おはようのちゅーしてくれなかった、
仕返しだったのにぃ……!!」

ココロがぺちぺちと、胸板を平手で叩いてくるのを、
甘んじて受け入れながら、肩をすくめる。

ココロ
「……埋め合わせ、ちゃんとしてよね?」

勿論、と頷き返すと、
ココロはあれこれと『埋め合わせ』の内容を並べ立て始めた。

ココロ
「じゃあ……この後、見に行きたい魔道具のお店があって、
それから、先週出来た美味しいお菓子屋さんにも行きたくて……」

ココロ
「あと……お裁縫用の糸も、新しいのが欲しいし……、
あとあと、それからそれから……」

いつまでも続きそうな埋め合わせの数々に、
本当に今日一日で終わるのだろうかと首を傾げると、
ココロは悪戯めいた笑みを浮かべて、

ココロ
「んーん。今日だけじゃないでしょ?」

ココロ
「だって王子は……約束してくれたから」

――約束。

ココロの師匠のように、
彼女の前からいなくなったりしないという、約束。

ココロ
「だから……この埋め合わせは、
これから先の、二人の未来で一個ずつ叶えてもらうね♪」

そう言いながら抱きついてくるココロと、
遅くなった『おはようのちゅー』を交わしながら、
俺達はしばし、未来の話を紡ぎあったのだった……。