戦場の政務官アンナ寝室 シーンテキスト
アンナ
「はぁ……こんなにみっともなく勃起させて。
恥ずかしいとは思わないのか、この変態め……」
蔑みを含んだ嬌笑が、
仰向けになった俺を刃物のように刺し貫いている。
それは異様な――あまりにも異様過ぎる光景だった。
優しさと貞淑さの権化であるはずのアンナが、
威圧的な軍服の上衣だけを身にまとい、
俺の腰にまたがって互いの性器を磨り合わせているのだ。
アンナ
「少し……ンッ……擦ってやっただけで、
だらしのない……惚け顔をして……」
互いの性器が擦れ合って熱を帯びるたびに、
にち、にちゅっ……と飴を練るような音が漏れる。
柔らかな秘丘の肉にぬるぬるとシゴかれると、
切ない痺れが肉幹を何度も駆け上がった。
アンナ
「ふふっ……それに、
こんなにビチョビチョになるまで、
先っぽから……ぁン……お漏らしをして……」
アンナ
「んっ……そんなに……、
この、アンナ様の……アソコで……、
ふぁっ……擦られるのが……気持ちいいか……?」
ああ、と頷きはしたものの、
牡の衝動は一刻も早くの結合を渇望して脈打っている。
そのことを正直に告げると、
アンナはニヤリと目許を歪ませた。
アンナ
「ふふっ、挿れたいと言われてもな。
どこに何を挿れたいのか、はっきり言ってもらわないと」
意地悪な切り返しに対し、
羞恥で声が震えるのを自覚しながら、
アンナの膣内にペニスを挿れたいのだ、と正直に告げる。
するとアンナは呆れたように嘆息して、
アンナ
「『挿れさせてください、アンナ様』――だろう?」
怒気を孕んだ声でそう言いながら、
細い指で俺の乳頭を千切れるほど強く捻り上げた。
目の覚めるような痛みに、たまらず悲鳴が漏れる。
アンナ
「きゃッ!? 王子、大丈夫――」
驚きに目を丸くしたアンナの言葉を手振りで遮り、
少し痛いが、むしろそれがいいと伝える。
情けないことに、今の俺は
アンナから施されるどのような刺激も
快感として受け取ってしまうようだ。
アンナ
「……ふ、フン。
乳首をつねられて興奮するとは、
どうしようもない変態だな……」
僅かな動揺を愉悦で塗りつぶしながら、
アンナは再び艶かしく腰を揺すりはじめる。
生殺しの快感に我慢ができなくなり、
挿れさせてください、アンナ様――という
情けない言葉が自然と口からあふれ出た。
アンナ
「ふふ……いいだろう」
アンナ
「んッ……この、情けなく、勃起した……、
ぁンっ……卑しい、お……オチ○ポに免じて……、
ふぁあッ……と、特別に……褒美をくれてやる……っ」
頬を染めた羞恥をより濃くしながら囁くと、
アンナはおもむろに震えながら腰を持ち上げた。
そそり立つ男根の先を湿った入口にあてがい、
意を決したようにゆっくりと腰を落としていく。
アンナ
「ふぁッ……や、ンッ……んぅんんんんンン……ッ!」
無数に折り重なった膣ヒダをかき分け、
ずぶずぶと熱い潤みの奥に呑み込まれていく。
根本までずっぷりとアンナの中に浸かると、
懐かしさすら感じるほどの居心地の良さに、
思わず長い溜息が漏れた。
アンナ
「ぁあッ……すごい、いつもより、大き……ひッ!?」
アンナ
「こ、こら、王子!
勝手に、中で……ひゃぁあンッ!
う、動かすな……ふぁ、ぁッ、んんンッ……」
そう言われても、膣内の暖かさが心地よすぎて、
繋がっているだけで愚息が勝手に暴れてしまう。
アンナ
「ま、まったく……ぁ、あぁんっ……。
上官の命令が……んンッ……聞けないとは……っ」
アンナ
「そんな……生意気な、軍規違反オチ○ポは……っ、
上官の私が……制裁を加えてやる……ッ!」
羞恥に染まった瞳に涙を浮かべて言うと、
アンナは開き直ったように上下に腰を振りはじめた。
搾り取るような吸着感が何度も竿を巻き、
予期せぬ肉悦の高まりに根本がドクンと脈動する。
アンナ
「ふぁあッ、あっ、あ……あぁあンっ!
ど、どうだ……ん、くぅぅンっ……王子、
少しは……ぁあッ、は、反省する気になったか……ッ!」
アンナ
「ふふっ……いい顔だ。
ンッ……だらしなく、口を開けて……、
ぁあ、ンッ……犬のように、ヨダレを垂れ流して……っ」
アンナ
「ふぁぁ、アッ、ンんっ……そんなに、この……、
アンナさまの……ぉっ……オマ○コが……、
気持ち、いいか……ゃ、ぁっ、ぁぁあン……ッ」
いつしかアンナの瞳は酔ったようにトロンと蕩け、
俺の腰に尻を打ち付ける動きも
より無遠慮なものに変化していた。
淑やかなはずの彼女が欲望のままに俺を貪る姿に、
気が狂わんばかりの興奮を覚え、腰が勝手に暴れ出す。
アンナ
「ひゃぁあぁンッ!? こ、こらッ、王子!
誰が勝手に……や、ぁッ、あぁぁンっ!
う、動いていいと……んぅぅッ……言った?」
とがめるように柳眉を逆立てながらも、
淫らに腰をくねらせ続けるアンナが愛しくてたまらない。
その愛しさを少しでも伝えるべく、
慣れ親しんだ膣内の敏感な箇所に
先端を強く擦りつけていく。
アンナ
「や……ふぁぁッ、あッ、ヤぁあぁンッ!
お、王子……や、んッ、んんンン~~ッッ!
ダメ……そこは、反則っ……ふぁっ、ぁ、あぁンッ!」
ビクン、と細い腰が跳ね、
アンナが軽く達したのが振動で伝わってくる。
最愛の相手と至高の瞬間を共有したいと思い、
劣情をたぎらせる腰奥に意識を集中した、その時――。
アンナ
「ハァッ、ンっ……勝手に動くなと……言っただろう!」
鋭い叱責の声とともに、
電撃にも似た痛みが再び乳頭を苛む。
だがその痛みは瞬後に倒錯的な快感に変換され、
パンパンに張りつめた肉棒をさらに痛いほど膨らませる。
アンナ
「はぁっ、はぁっ……。
ふふ……膣中で、馬鹿みたいに……ビクビクさせて……」
アンナ
「そんなに……んんんッ……、
はぁ、ぁっ……私の、膣中に……射精したいのか?」
問うようにこちらを見下ろすアンナの顔は、
これ以上ないほど紅く染まっている。
もう出そうだと俺が訴えると、
アンナはその瞳に優越感をにじませて言った。
アンナ
「ふふっ……誰が射精させてやると言った?」
アンナ
「この私が……ふぁ、ぁッ……いいと言うまでは……、
勝手にイくことは……ぁ、あンっ……許さん……っ!」
目許を悦に歪ませ、ぺろりと舌なめずりをすると、
やにわにアンナは律動を速めて膣内の愚息をいたぶった。
アンナ
「あぁッ……ふぁあッ、あっ……ぁはあぁあッ!
イイっ、イイぞ……んンッ……その、調子だ……ぁあンッ!」
アンナ
「もっと……んぁあっ、アッ、やぁあん……っ。
この……ンッ……硬くて、たくましい、オチ○ポで……、
私を……ぁあンッ……もっと、気持ちよくさせろ……ッ!」
ぐぢゅっ、ぢゅぶぶっ、という抽挿音に
甘やかなアンナの艶声が入り混じり、
淫らな重奏となって情欲を煽る。
とうに限界を越えているのに
達することを許されない切なさに俺は、
頼む、もう限界なんだ、とアンナに力なく囁く。
アンナ
「……っ」
つかのま、アンナの瞳に気遣うような色が浮かぶ。
気丈に振る舞おうとも、
どうしても隠しきれない彼女の内なる優しさが、
そこには在った。
アンナ
「王子……、そんなにお辛いなら……んっ、ぁ……、
無理を、なさらずに……あっ、ふぁぁ……ンッ……」
不意に剥がれおちた虚構の隙間から、彼女の本音が零れる。
同時に媚肉がぎゅっと愛しげに抱きしめてきて、
求め合う互いの先端と最奥とが、ぴったりとくっつくのを感じた。
アンナ
「はぁぁ……っ、ふ、深いぃぃ……ッ!
王子のが、また……中で、大きく……んんンッ……!」
先ほどまでとは異なる、情愛に満ちた優しげな媚肉の抱擁と共に、
アンナは取りつかれたように激しく腰を振り乱しはじめる。
アンナ
「あぁぁッ……イくっ……王子、私も……っ、
ふぁぁッ……イイ、ですっ、王子、射精して……あ、あぁンッ……、
一緒、一緒に、気持ちよくなって……あっあぁあアンッ!」
アンナ
「あぁあンッ、も、もうだめ……イ、イっちゃいますぅ……ッ!
王子っ、一緒……んぁあッ……一緒にイってぇ……ッ!
このまま、膣中に……射精してくださいぃぃ……ッ!!」
福音のような言葉がアンナの口を衝いた直後、
ぎゅっと狭まった膣内に溜まっていた欲望を解き放った。
アンナ
「はぁあぁあッ、あぁっ、ふぁああぁんッ……!!
あぁぁ、いっぱい……はいって、きてますぅぅ……ッ!
王子の、熱いの、ナカに……や、だ、だめぇえ……ッ!!」
駄目だと言いながらも、
アンナは自ら最奥に亀頭を強く接着させ、
度重なる射精の衝撃にふるふると身を震わせる。
アンナ
「ハァッ、ハァッ……んんッ、まだ、でてる……っ。
やあぁンっ……すごい、あふれて……んんンっ……、
王子……いつもより、いっぱい、でてますぅ……っ」
射精と同時に絶頂に達したのか、
ぼんやりとした目つきで精を受け続けるアンナは、
すでにいつもの口調に戻ってしまっていた。
肩で息をする彼女を苦笑しながら抱き寄せ、
汁気たっぷりの口づけを気付けがわりに施す。
アンナ
「んむぅ……ん、んちゅ、ちゅく、くちゅル……。
はぁ、ん……ちゅる、レロ、れるっ、ちゅっぷ……」
アンナ
「……ぷはぁっ、はぁ、ぁ……王子……っ。
私……うまくできていましたでしょうか?」
ああ、と俺は頷き、
切なげに瞳を蕩かせたアンナの
流麗な銀髪に手を浸して優しく撫でる。
アンナ
「よかった……」
アンナ
「軍服を着たまま、こういうことをすることが、
威厳を身につけるための特訓になるだなんて、
最初はその……半信半疑でしたけど……」
アンナ
「……でも、この軍服をくださった
王子のご期待に応えられたのなら、
頑張ってみた甲斐がありました……」
恥ずかしそうに微笑む瞳を間近に見つめながら、
アンナにも意外と強気な一面があったのだな、と囁く。
威厳を身につけるための特訓――と称して始めたこととはいえ、
アンナの俺に対する叱り方は、
終盤に行くにつれて随分様になってきていたように思える。
アンナ
「な……何を仰っているんですか!?」
かーっと、ゆでられたように、
白磁のようなアンナの肌が見る間に赤みを帯びていく。
アンナ
「さっきは、その……真面目に特訓しようと思って、
少しでも軍人らしい叱り方になるように
私なりに考えた末の結果でして……」
アンナ
「ほ、本当は……ものすごく、恥ずかしかったんですからね?」
うぅ……と小さくうめいて泣き出したアンナに、
すまなかった、と俺はからかったことを詫びた。
だが、そうはいっても何故あれほど
徹底的に軍人らしさを演じてくれたのか、と訊ねると、
アンナ
「ぐすっ……そんなこと、
決まりきっているではないですか……」
アンナ
「王子……貴方が望むなら、
私はどんなことでも喜んでいたします」
アンナ
「だって私は、王子のことを――」
――愛していますから。
そう言ってアンナは切なげに俺の瞳を覗き込んだ。
狂おしいほどの情愛が湧き上がり、
胸が張り裂けそうになる。
泣きたくなるほど恥ずかしいことでも、
俺の期待に応えるためならと無理をしてでも叶えてくれる。
そんなアンナを愛しく思えばこそ、
こうして色々な一面を見たくなってしまうのだろう。
アンナ
「……ずるいです、王子」
拗ねたような呟きが、ぽつり、とアンナの口から漏れる。
アンナ
「そんなに嬉しいことを言われたら、私……」
アンナ
「この姿のまま、
もっとシて頂きたくなってしまうではないですか……」
そう言って恥ずかしそうに俯いたアンナに、
俺は頬を緩ませながら、自分も同じ気持ちであることを伝えた。
今の姿のアンナと肌を重ね、体温を分かち合う機会が
今後もそう何度となくあるとは限らない。
ならばこの機会に、
普段とは少し違ったアンナの魅力を
一片も余すことなく味わい尽くしたい。
アンナ
「王子……ありがとうございます」
そう言って俺の頬に口づけを落とすと、
アンナは上体を起こし、挑発的な視線で俺を捉えた。
アンナ
「……せっかくですので、先ほどと同じように
いつもよりすこーし厳しくいきますからね?」
囁きながら、射精を終えて萎えた俺の陰茎を
手袋に包まれた手で逆手に握る。
アンナ
「ふふっ。それでは……」
愚息をシゴきはじめながら、
アンナはにっこりと微笑んで言った。
アンナ
「私の手の中で、ちゃんと大きく勃たせることができたら、
もっともっと気持ち良くしてあげますからね、王子♪」