リーエン寝室1 シーンテキスト

リーエン
「あの、王子。リーエンは訊きたいことがあるのですが」

部屋のドアをノックして入ってきたリーエンが、
口を開くなりそう尋ねてきた。

リーエン
「王子は毎晩、これくらいの時間になると、
この部屋に誰か女の人を連れてきますね?
それも大抵、続けて同じ人ではないです」

リーエン
「そういった行為は人として一般的なのですか?
リーエンは答えを求めます」

事務机で飲んでいた紅茶を、
あやうく噴き出すところだった。

リーエンはずっと、師匠であるナタクと二人きりで暮らしていたという。
そのためこちらでの生活は知らないことばかりで、
いろいろ興味深いらしい。

どう説明したものやら、と俺は悩まされるが、
素直に伝えることにした。

リーエン
「? ? ?」

リーエン
「はあ、男女の……愛情表現? リーエンには理解不能です。
やはりリーエンが、人ではないからでしょうか……」

どうやらリーエンには難しすぎたか。
だが俺は、彼女が蓮の花からつくられた存在であることを思い出す。

ならば、と気を取り直し、
おしべとめしべによる解説に切り替えて話してやった。

リーエン
「! なるほど、リーエンはわかりました!
そういうことだったのですね」

リーエン
「でも受粉行為が愛情表現になるなんて、不思議です。
具体的にはどのようにするのですか? リーエンは興味津々です!」

リーエン
「あ、なんでしたらリーエンの体を使って実践してみてもいいです。
王子にお願いできますか?」

するとリーエンは無邪気に俺を誘ってきた。
もちろん向こうがいいと言っているのだ。
無下に断るのも悪いだろう。

リーエン
「え? ベッドに、ですか? はい、リーエンは承知しました。
それと……服を脱ぐのですか? いろいろ手間なのですね」

リーエンは俺の言うとおりに、
ベッドの上にちょこんと座ると、
自分の服を脱ぎにかかった。

リーエン
「この宝具も? 王子がそう言うのでしたら、
リーエンは従います。はい」

最後に両腕の宝具を外せば、リーエンは生まれたままの姿となる。
白い肌や細い体は、普通の少女となんら変わらぬものだった。

リーエン
「んっ? ……王子?」

さっそく膨らみかけた乳房に触れると、
リーエンは戸惑うように身をよじった。
ぷっくりとした乳首を弄べば、細い腰をくねらせる。

なかなか感度はいいようだ。

リーエン
「これが、愛情、表現……?
はあ、はあ、なんだかリーエンはふわふわします」

頬や首筋をほんのり朱に染め、
リーエンがベッドの上で甘い吐息を漏らした。
それが可愛らしくてつい、俺は彼女の肌を舐める。

リーエン
「ひあっ!? 王子、それ、すごい!
リーエンはびくびくします!! あっ、はああん!」

それにしてもうっすらと掻いたリーエンの汗は、甘かった。
それでいてしつこくなく、いくらでも舐められる。

リーエン
「あっ、あっ、あっ……王子、王子い!
リーエンは、べとべとのふにゃふにゃになってしまいます……」

そしていつしかぐしゃぐしゃに濡れていたのは、
まだぴたりと閉じたままの割れ目だった。

そこから、濃密な甘い香りが放たれていた。
きっとリーエンの、一番おいしい部分なのだろう。

リーエン
「え? はい、こうですか? くぱあっ、と」

だから俺はリーエンに、自分から割れ目を大きく広げるよう指図した。
そのようにベッドに腰掛けたリーエンが、細い指で肉を広げる。

本当に彼女は、人そっくりにつくられていた。
ぐちゃぐちゃに濡れた穴で、透明な蜜が糸を引き、
ベッドのシーツまで濡らしている。

もったいないと、俺はそこについむしゃぶりついた。

リーエン
「!! あ、ああーーーーーーーーーーーーーっ!」

奥まで舌を這わせれば、リーエンが大きくのけぞった。

リーエン
「こんなっ、こんなのっ、リーエンは知らなかったですう!!」

リーエン
「すごい、人の受粉行為って、すごーいっ! 気持ちいいです!!」

リーエン
「あうっ、あうっ! もっと、もっと吸ってください! 王子!」

リーエン
「しゅごい……しゅごいの。あン! ああン! あン!」

快楽の虜になったようで、
リーエンは自分から腰をぐいぐい押しつけてきた。
蜜はあふれてくるばかりで、こっちも飲み干すのに夢中になる。

やがて蜜の味が、いっそう濃い甘さを放ち──。

リーエン
「……ああっ、はあああっ、あああああああああああああああああ!!」

大量の潮を噴いて、リーエンがびくびくと痙攣した。
しまった、初めてなのにやり過ぎたか。

そう思って俺はようやく舌を離すが──
鍛えられたリーエンの体力は、まだまだ尽きないらしい。

リーエン
「すごかった……すごかったです、王子!
リーエンは気持ちいいです。
こうやって、人は愛情を表現するのですね……」

リーエンの白い腕が、俺にするりと伸びてきた。
するとこっちの上着が簡単にはだけられる。

ふふふ、とリーエンが甘い汗に濡れた体をくねらせて、妖しく微笑む。

リーエン
「今度はリーエンが、王子に愛情を表現する番ですね。
任せてください。リーエンはしっかり勉強しました。
同じことを王子に……え?」

ズボンを脱がせたリーエンは、飛び出した俺の愚息を前にして、息を呑む。

リーエン
「これが、王子のおしべ……?
書物では知っていましたが、こんなふうになるのですね」

しかしリーエンはためらうことなく、怒張した愚息をぺろりと舐めた。
さらに小さな口いっぱいに頬張って、舌を這わせる。

リーエン
「れろ、ん……こう、ですか?
リーエンのめしべとは形が違うようなので、
同じようにするのは難しいですが」

リーエン
「あ。これでいいのですね?
王子、気持ちよさそうです。よかった」

リーエン
「王子の蜜が出てきましたよ。ちょっと苦いですね、ふふ」

たどたどしい舌使いだが、それが妙に興奮させ、俺は一気に高みに登った。
最後にはリーエンの細い顎を掴み、がんがんに腰を振る。

リーエン
「んぐっ、ごぼっ!?」

リーエンが少し苦しそうにしたが、それでも彼女は舌を絡めた。
そこに俺は、欲望のままに白い液を大量に吐き出す──。

リーエン
「う、う~~~~……!」

喉の奥を必死に開いて、リーエンがどろどろの精液を飲んだ。
それでも量が多すぎて、肉棒を引き抜くと
ぼたぼたとこぼれ落ち、リーエンの小さな顔を白く汚した。

リーエン
「はあ、すごい……すごかった、です。
これが人のおしべの、花粉に値するものなのですね……」

べたべたに汚れた顔で、リーエンが微笑んだ。

リーエン
「ありがとうございます、王子。
またリーエンは一つ、賢くなりました!」

彼女は満足したのだろう。ベッドの上で深々と頭を下げるのだった。