キキョウ寝室1 シーンテキスト
キキョウ
「……」
キキョウを寝室に呼んだまでは良かったのだが、
彼女自身普段無口なせいかなかなか会話が
弾まない。
なにか適当に話題を振ってはみているのだが、
気まずい空気が流れるだけだった。
そんな沈黙が続く中、キキョウが口を開いた。
キキョウ
「……あの、呼ばれた理由は、わかっています」
キキョウ
「王子の、好きにしてください……」
耳まで真っ赤にしながらそう小さく呟くキキョウが
愛らしく、彼女との距離を詰める。
緊張しているのか小動物のような彼女は、
膝の上にのせている手をぎゅっと握った。
その緊張をほぐそうと、彼女の身体に
優しく触れていく。
キキョウ
「あっ……」
ぴくんと肩を震わせ、目をつむる。
彼女の首筋にキスを落とすと小さく声を漏らした。
キキョウ
「お、うじ……」
恥じらいからか、小さいながらも反応を示す彼女に、
自分の中でわずかな征服感が生まれる。
キキョウ
「きゃっ……!」
俺は彼女を引き寄せると、頭を掴みペニスの方へと導く。
戸惑う彼女に舐めるように促すと、
ゆっくりと頷いた。
キキョウ
「これを……舐めたら、いいんですよ、ね……?」
小さい手でペニスに触れると、舌をだして先端を
舐め始める。
ぎこちないが、懸命に舌を突き出す彼女に
俺の中で欲が膨らんでいく。
キキョウ
「ちゅっ、ん、はぁっ……。んちゅっ……」
先端から舐め始め、徐々に下りてきた舌は、
なぞるようにつぅーっと上下に動いている。
カリの部分を暖かい舌がぬるりと舐め、
その度にペニスが反応を示した。
キキョウ
「こ、これで、ちゅっ……、いいんですか……?」
上目づかいで尋ねる彼女に頷き、
次は口に含むように指示をする。
キキョウ
「く、口に……ですか?
わかり、ました……」
素直に返事をすると、彼女はおずおずとペニスを
口の中に含んだ。
先ほどとは違い、唾液と口内の壁がペニスを包み込む。
キキョウ
「ふぁっ、んんっ、じゅるっ……、んッ、
あふぅ、あん……、ちゅぱっ、んんっ……」
上下に動かしつつ、中の舌で丹念にペニスを
舐め上げていく。
竿をたどる舌は先ほどよりも熱く、
ペニスが脈打つのがわかる。
彼女も少なからずそれを感じているのか、
根元から先端までゆっくりと吸い上げる。
キキョウ
「ふぁっ、王子の……、んちゅっ、こんなに、
大きくなってきてます……」
キキョウ
「こんなに、んッ、どくどくいって……。
れろ……、はむっ、ちゅ……」
吸い上げるように舐めるキキョウに、
段々とペニスの先端がうずきだす。
キキョウ
「あっ、なんだか、先端から……。
んんッ……なんだかクセになる味……」
次第に限界が近づき、たまらずに彼女の頭を掴むと
自身の腰を動かす。
キキョウ
「んんッ!? んっ、ふぐっ……!」
息苦しそうにするキキョウのその表情に、
さらに俺の興奮がかきたてられ、
彼女の口内に欲望を吐き出した。
小さなうめき声とともに吐き出された欲望は、
キキョウの口からわずかに零れ落ちる。
キキョウ
「んんっ……、ごくんっ。……ぷはっ。
けほっ……、い、今のは?」
喉を鳴らして飲み込んだ彼女は、
わずかに咳込みつつ涙目で俺を見上げた。
キキョウ
「よく、わかりませんでしたが、
王子が満足してくれたなら……」
恥ずかしそうに顔をそむけながら話す彼女は、
そう言って小さく笑みを浮かべた。