ワンダーハート寝室3 シーンテキスト

――新たな奇術の開発をしたい。

そう言ってワンダーハートが寝室を訪ねてきたのは、
かれこれ半刻ほど前のことだった。

ワンダーハート
「んぁああっ……す、すごっ、
いつもより、深く……お、おち○ちん、入って……ぁああっ!」

ところが何故か、今の俺はワンダーハートを、
背後から肉棒を以て貫いているのであった。

ワンダーハート
「し、しらばっくれないでよぉ……っ!」

ワンダーハート
「王子がむらむらしてきたって言うからっ、
こんな格好でしてあげてるのにぃ!」

彼女の今日の奇術の練習項目は、
宙吊りになった状態からの縄抜けだった。

最近の彼女は、簡単な奇術や大道芸を
危なげなくこなすようになっていたが、
それゆえに調子付いて、あんな大技の練習に踏み切ったのだろう。

しかし、縄抜けは一向に進まず、
むしろ目の前で尻をふりふりと見せつけられては、
俺とて性欲を制御する術を失うというものだった。

その後彼女を寝台へ下ろしてやり、
持て余しすぎた性欲を打ち明けたことで、
今夜の交わりが始まったのであった。

ワンダーハート
「うー……王子が私を求めてくれたのは嬉しいけど……」

ワンダーハート
「奇術に失敗してお尻振ってる姿にむらむらしたって、
宮廷道化師としてはすっごく傷つくんだけどぉ!」

そうは言われても、
ワンダーハートの尻が素晴らしかったことは事実だ。

こんなに素晴らしい尻に、肉棒を突き入れずにいられるなら、
それはもはや男とは言えない生物だろう。

ワンダーハート
「うぅ……やっぱり複雑ぅ……」

彼女なりの抗議なのだろう、
ワンダーハートは膣口をひくひくと締め付けて、
肉棒に甘い快感を刻み込んでくる。

複雑な心境ではあれど、
俺との交わりを喜んでいてくれているということだろうか。

ワンダーハート
「知らない知らないっ! むー!」

ワンダーハート
「王子とせっくすするの、嫌いなわけないでしょ! ばかぁ!!」

…………。

ワンダーハート
「ひぁ、な、なに嬉しそうな顔してるのよー!!」

そんな叫び声と共に、肉棒がちぎれんばかりに締め付けられる。

何とも可愛らしい反撃であった。

ワンダーハート
「……くっ」

ワンダーハート
「むぅぅぅ……」

ワンダーハート
「……はぁ」

ワンダーハート
「そんな幸せそうな顔されたら、
怒るに怒れないじゃない……もうっ……」

ワンダーハート
「ほら、わ、私とせっくす、したかったんでしょ……?」

ワンダーハート
「……私も、ちょっとだけ興奮してたし」

ワンダーハート
「遠慮せずに、た、たっぷり私を味わえばいいわっ」

――遠慮しなくていいのか。

ワンダーハート
「――ふぇっ? きゃっ、ひにゃあぁっ!?」

互いの結合をより深くするべく、
俺はワンダーハートの細い腕をつかみ、
引き寄せるようにしながら、同時に腰を打ち付ける。

細身の身体に比して豊かな尻が、
抽挿運動のたびにぷるぷると揺れて実に美しい。

ワンダーハート
「これっ、これぇっ、深すぎてっ、
ひにゃっ、しゅごっ、ひぁっ、にゃぁあぁ……っ!?」

どうやらワンダーハートも、
この普段より深い繋がりを心地よく感じているようだった。

初めて彼女と繋がりあった日の、いじらしさを思い出しながら、
俺は執拗に、柔らかな膣道の最奥に肉棒を突き込み続ける。

ワンダーハート
「ふぁっ、んぁあああっ、んやぁあ……っ!!
と、とめてぇっ、王子っ、王子ってばぁー!!」

――ん?

何故か制止を求めてくるワンダーハートに、
俺は疑問符を浮かべつつ、
始めたばかりの抽挿運動を一時停止する。

ワンダーハート
「こ……この格好だと、
気持ちいいところにちょうどあたっちゃって……」

……ほう。

ワンダーハート
「だから、ね? ほら、王子だって私が乱れすぎて、
だらしない顔しちゃうトコは見たくないでしょ……?」

…………。

ワンダーハート
「ふぇっ、か、構わないって……?
むしろ絶対可愛いって何言って――ひにゃぁああッ!?」

ワンダーハートが淫らに乱れてくれるなら、
それはむしろ望むところであった。

先程よりも勢いをつけて腰を打ち付けてやると、
甘く甲高い嬌声が、寝室中に響き渡った。

ワンダーハート
「ばかぁっ! ばかばかばかぁっ!!
ひぁああっ、王子のおおばかものーッ!!」

ワンダーハート
「ひにゃあぁっ、ひぁっ、んやぁああ……っ!?
こんにゃのっ、すぐイっちゃ……イっちゃうからぁっ!?」

思い返せば、ワンダーハートと初めて交わった夜にも、
彼女は快楽の階段を上り詰めたままになっていた。

それから幾度も同じような状況はあったというのに、
これほどまでに、俺を罵ってくるのは何故なのだろうか。

ワンダーハート
「だって……だってぇ……っ!
ひぁっ、んぅぅっ、きゃぅ……っ!?」

ワンダーハート
「な、縄抜けしてる、時から……ずーっとっ、
王子がえっちな目で見てくりゅ……からぁ……っ!!」

ワンダーハート
「どきどきして……な、縄抜けもっ、焦っちゃってぇっ、
全然うまくっ、いかないしぃっ……うぅぅっ、ばかばかっ!!」

奇術の練習中に、ワンダーハートに
熱い視線を向けてしまったのは事実だ。

しかし彼女も、見られることによって、
興奮してしまっていたという事か。

ワンダーハート
「当たり前でしょ……っ!?
だって、ひぁあっ、だって王子に見られてるんだからぁっ!!」

ワンダーハート
「み、見えちゃったらっ、どうしようとかっ、
変なこと……か、考えちゃって集中できないしぃっ!?」

――見えちゃう?

ワンダーハート
「ふぁっ、な、なんでもっ、何でもない……っ!!」

そう言えば、以前ワンダーハートから、
下着を付けていない、といった類の話を聞いた覚えがある。

まさか宙吊りからの縄抜けという大技に挑むというのに、
今日も下着をつけていなかったのか……!?

ワンダーハート
「うぅぅぅっ! だってその方がっ、こ、興奮してっ、
ひあぁあっ、んやぁああッ、き、気持ちよかったからぁっ!!」

奇術の腕はともかく、あれだけ尻を振っておいて、
秘所を一切見せない技術は一級品だった。

ワンダーハートは頬を真っ赤に染めたまま、
ちらりとこちらへ視線を向けて、おずおずと、

ワンダーハート
「え、えっちな子……嫌い?」

そんなことを問うてくる。

その様はむしろ俺の劣情を一気に昂ぶらせ、
肉棒に更なる力を与えただけだった。

ワンダーハート
「ひぁあぁぁッ、んぅっ、んやぁああ……ッ!?」

ワンダーハート
「え、えっちな方がいいとかぁっ、な、なにそれっ、
へんたいっ、へんたい王子ぃ……っ!!」

下着も付けずに俺の部屋に遊びに来る娘の方が、
余程淫乱で変態なはずだった。

似たもの同士かと奇妙な納得を覚えながら、
ワンダーハートを快楽の高みへ打ち上げてやるべく、
俺は更に腰の動きを加速させていった。

ワンダーハート
「おうじっ、おうじぃ……っ、すきっ、王子好きぃっ!」

ワンダーハート
「あぁっ……んやぁあぁあぁッ!!」

ワンダーハート
「イクっ……イっちゃうっ、
王子っ、王子王子っ、王子ぃっ、大好き……っ!!」

――ッ!!

ワンダーハートの言葉に対する、胸の高鳴り。
それと連動するかのように、
俺は大量の精液を彼女の中へと放っていた。

ワンダーハート
「ひぁああっ、お、お腹のなかっ、びくびくって……ッ!!
ああっ、んやぁぁあああ――ッ!! ――ッ!!」

子宮の最奥に精液を受け止めながら、
ワンダーハートは甲高い嬌声を響かせる。

ワンダーハート
「ふぁ……うぅ……あうぅ……」

ワンダーハート
「確かに……いっぱいえっちなことしようって、
前に言ったし……毎晩いっぱいせっくすしてたけど……」

ワンダーハート
「えっちな女の子でむしろ大歓迎とか、
王子ってとんでもないド変態だよね……」

そこまでの表現をした覚えはなかったが、
否定するほどのことでもなかった。

ワンダーハートはそのまま寝台にへにゃりと横たわり、
こちらへ意味深な視線を向けつつ、

ワンダーハート
「んふふふふ……でもでも、私もね……」

ワンダーハート
「私をいーっぱいいじめてくれる、
王子のことが、だい、だい、だーい好きだったりして……?」

何故疑問系なのだろうか。

性交の最中には、
あんなにも俺への好意を叫んでくれるというのに。

ワンダーハート
「えっちの最中はいいの!
叫んだ方が気持ちいいから叫んでもいいの!!」

そういうものなのか、と首を傾げていると、
ワンダーハートは更にこんな言葉を続けてきた。

ワンダーハート
「……ねぇ王子」

ワンダーハート
「毎日じゃなくてもいいから、これから先も、
ずっとずーっと、私をそばに置いてね……?」

ワンダーハート
「私も王子だけの、えっちな宮廷道化師に
なれるように、うーんと頑張るから、ねっ♪」