レシア寝室2 シーンテキスト

レシア
「待たせて、すまない……」

レシアは少しだけ息を弾ませながら、
部屋へとやってきた。

薄手の赤衣に身を包んだレシアは、
恥ずかしそうに俯きながら、
そそくさと俺の座るベッドの上に腰を落ち着けた。

レシア
「これでも一応……私も女なのだ……。
初めての時くらいは、気に入りの粧しにて
慕う相手の前に臨みたかったのだ……」

――初めて。
彼女の言葉と、いつになくしおらしいレシアの所作に、
俺はたまらず彼女をベッドへと押し倒してしまった。

レシア
「きゃぁっ……ん、コホン……す、すまない。
変な声を出してしまって……まるで乙女のようだ……」

変なんかじゃない。
そう告げて、俺は彼女に優しく口づけをした。

レシア
「ん……ちゅ……ふ、ぁ……んっ……」

少しだけ怯えるように身をすくませたが、
すぐに彼女はその小さく可憐な唇でもって応じてくれた。

どちらともなく伸ばした舌先が、
互いを求めてゆっくりと絡み合う。

レシア
「ちゅむ……ちゅる……ふぁっ……んんっ……、
ちゅ、ぁ……ぷはぁ……ぁ……王子……」

接吻の気恥ずかしさに
ぎゅっと閉じられていたレシアのまぶたが持ち上がると、
薄らと潤んだ瞳に俺をはっきりと映して、彼女が静かに言った。

レシア
「いま、はっきりと分かったよ……」

レシア
「私は……貴方に、抱いて欲しかったんだ……。
貴方の為じゃ無く……私が、王子を求めていたんだ……」

自分も同じだ、
と返すと、レシアは我慢できず笑みを零した。

レシア
「こんなに嬉しいことがあるだろうか……。
私は……初めて好きになった男に……、
抱いて貰えるのだな……」

今にも泣きださんばかりのレシアの
いじらしい表情がたまらない。

胸の奥底から途方もない愛情が溢れ出し、
小さな口づけを皮切りに、
首、鎖骨、胸と順々にキスを落としていった。

レシア
「はぁ、ぁっ……んっ…………ゃあ、んんっ……」

感じ入るように眼を細め、
レシアの愛らしい唇から甘い声が零れては、
俺の耳たぶを優しく愛撫する。

わずかにはだけた衣服から顔を出した
その豊かな乳房の輪郭を確かめるように舌を這わせると、
しっとりとした肌の甘やかな味と柔い感触が舌先に広がった。

レシア
「ふぁっ、んっ……そこ、やぁ……んんっ……」

形の良い眉を寄せ、
口元に手の甲を押し当てる仕草が、
なんとも艶めかしく、そして愛らしかった。

レシア
「すまない……やっぱり、声が……んんっ……、
はぁ、んっ……声が出てしまうんだ……あぁっ、んっ……」

構わない、と
俺は彼女のその手を掴んで引き寄せた。

レシア
「情けない私を見せるのは、貴方にだけだ……王子……。
誰にも、言ったりしないでくれ……ぁ、んんっ……」

彼女の両手が、俺の後頭部を抱きしめるように置かれ、
母が子にするような優しさでもって、
ゆっくりと撫でてくる。

彼女が俺を受け入れてくれている。
それが、例えようも無いほど嬉しかった。

レシア
「あっ……あぁンっ……だ、だめ……んんっ……」

焦らすように胸を外周していた舌が、
すっかり膨らみ上がっていた乳首へと向かうと、
ぴくんぴくんとレシアは身体をちいさく震わせた。

レシア
「ふぁぁっ……んっ、気持ち、いい……んんっ……、
その舌使い……んはぁっ、ぁ……ずるい……ぁンっ……」

舌だけでなく、唇に挟んでこりこりと刺激すると、
レシアの震えは更に強くなる。

どうやらかなり感じやすいようで、
俺の頭に置かれていたレシアの手に力がこもり、
快楽の痺れに耐えるように切なげな声を漏らしていた。

レシア
「あ、あっ……んんんっ……んふぁン……、
一生懸命、舐めて……ふぅぁっ……んんっ……。
私の胸、そんなに……気に入ったの……?」

純粋な疑問、といった調子で聞いてくるレシアに、
ああ、と返してさらに強く乳首を吸い上げる。

レシア
「ひぃぁンっ! ん、ぅぅ……そんなに、強く、されたら……、
んんっ……でも、嫌がられないで……よかった……ぁっ……、
私、可愛く……ないから……ふぁ、んんっ……」

英霊の守り手として鍛え上げられた身体は、
たしかにそこらの女性に比べて硬く、引き締まってはいたが、
修練によって成り立つ身体だからこそ、ただひたすらに美しかった。

俺は彼女の引け目を否定するように再び口づけをし、
レシアの意識を唇に留めたまま下着を脱がすと、
恥ずかしげに隠れていた淫華に触れてみせた。

レシア
「んっ……あぁっ、そんな、とこ……んんっ……、
き、汚い、って……んぁっ、んっ……王子ぃ……」

レシアの心配そうな眼差しに、大丈夫だと視線で返しながら、
すでに上半身の愛撫によって十分に愛液をにじませている
陰唇に、肥大しきっていた亀頭をあてがった。

レシア
「本当に……そんなに大きなモノが……、
私の中に、入るのか……?」

不安げに見つめてくるレシアに
怖いか、と聞くと、
少しだけためらった後に、小さく彼女は頷いた。

レシア
「怖いよ……すごく、怖いんだ……」

レシア
「だから……手を……握ってはもらえないだろうか……?
貴方の手の温もりがあれば、きっと……、
大丈夫だと……思うんだ……だから……」

レシアが伸ばしてきた両の手に指を絡めると、
彼女ははにかむように微笑んだ。

レシア
「うん……やっぱり……私は、貴方が大好きだ……。
王子……もう怖くない……きて、くれ……」

その求めに応じるように、
俺はゆっくりと自分自身を彼女の中に埋没させていく。

欲望に肥大した亀頭が、
レシアの濡れそぼった陰唇をゆっくりと押し広げると、
彼女の身体はおずおずと肉棒の猛りを受け入れ始めた。

レシア
「んんっ……んぁ……いっ、つぁッ……ふ、ンぁっ……、
王子ぃ……あっ、くぅ……あぁっ、ンんぅっ……!」

唇を結び、
絡めた指先に力を込めながら散華の痛みに耐え、
レシアは必死に俺を受け入れようとしてくれている。

その献身に優しさでもって応えようと、
ゆっくりと慣らすように彼女の膣中を進んでいく。

レシア
「だいじょうぶ……だから……んんっ……、
痛みには慣れて、いる……これ、くらい、ンぁっ……、
あっ、ああっ……いぁっ……ゃ、ああンっ……」

痩せ我慢の笑みで以て俺に報いようとするその様が、
余計に愛しさを募らせる。

彼女ともっと深く繋がりたいという欲求と、
優しくしてやりたいという想いがない交ぜになりながら、
俺はレシアの狭い膣内を広げていく。

レシア
「ぜ、ぜんぶ……はいって、ぁああンっ……!
はぁ、はぁ……すごい……王子の熱いのが、おなかの中……、
いっぱい……いっぱいだよぉ……ひぅっ……ぅぅ……」

陰茎が全て彼女の膣中に入り込むと、
痛みに閉じられていたレシアの両目から、
静かに涙が零れていった。

すまない、
と優しくしてあげられなかった申し訳なさが口を衝いて出ると、
レシアは小さく首を横に振った。

レシア
「ううん……ぐすっ……ちがう……うぅっ……違うの……。
貴方に……私の初めてを、あげちゃったから……。
それが、嬉しくて……」

次に見せてくれたのは、
涙混じりの健気な笑顔だった。

レシア
「いいよ……もう……動いて、いいから……んっ……、
貴方を……もっと感じさせて……」

つながれているレシアの指先に、
これ以上無いほどの強さが込められ、
俺は彼女に引き寄せられるようにして抱きしめられた。

唐突な抱き寄せに、
ペニスがより深い部分まで入り込むと、
レシアは一際大きな声を漏らした。

レシア
「ふぁああんッ! 奥に、入って……ぁっ……んんっ……、
そう……もっと、きて……王子が、欲しい……、
貴方が欲しいんだ……」

背中に回された彼女の腕と、抱擁の確かさをもって、
俺はようやく自分の中の愛欲に従って腰を動かす決心をした。

淫裂の中はすでに愛液で満ち、
動く度に彼女の肉ヒダが俺の陰茎に纏わり付いて、
途方もない快感に身がすくみそうになる。

レシア
「ああっ、あっ、ああんっ……そんな、激しく……んっ……、
……感じて……どんどん、気持ちいいのが……んんっ、あぁんっ!
痛みよりも……もう、気持ちよさが、まさって……ふぁあんっ……」

ビクンビクンと引き締まった身体を快感で波打たせ、
レシアが気持ちよさそうに喘ぐ。

妖艶な声と表情を見せながらも、
レシアのりん然さはまったく損なわれておらず、
ただ気高く美しかった。

――もっと乱れさせたい。
この美麗な女性が快楽に溺れる様を自分だけは何としても見たい。

そんな想いに駆られ
俺は一際強く腰を打ち付けると、
ぐりぐりと肉棒でもって膣中をかき回し始めた。

レシア
「ひぐぅっ、あっ、ああっ、それ……すごっ、んひぃっ!
ああんっ……ふぁあんっ……なかで、暴れ……ないでぇっ!
ンンンっ、んっ……ひぁっ、あああんっ!」

窮屈な膣からは愛液がじゅぽじゅぽっと卑猥な音を発し、
より息を荒げだしたレシアの声音と相まって、
部屋の中の淫猥な空気を濃くしていく。

レシア
「うふぁんっ! はぁ、あっ、はぁあんっ……!
あ、ああっ、王子ぃ……あ、うぅぅんっ……こ、こんなの……、
だめぇっ……力、は、入らなく、なるぅ……んぁンッっ!」

レシアの表情が快楽に緩み始め、
平時では絶対に聴けないような甘えた声で、
俺を求めては淫らによがる。

その様があまりにも可愛すぎて、
英霊の守り手も自らの淫穴に肉槍を突き込まれては形無しだな、
などと意地悪く言葉を投げてしまう。

レシア
「――なっ、なんだっ、て……ぃやあああんっ! んんっ!
だ、だってぇっ……王子の、大きすぎてッ……んふぁぁンッ!
こんなの、ずるいよぉぉっ……はぁああんっ……!!」

何が大きいのかちゃんと言わないとわからないな、と
俺はさらにレシアに言葉を放つと、
レシアは、少しだけ悔しそうな表情を浮かべた。

レシア
「王子のっ……王子のオチ○ポがっ、ぁああんっ……、
オチ○ポ、大きくって……んふぁ、ああンっ!!
こんな……こんな気持ちいいなんてぇっ、ゃああンンっ!!」

レシア
「こんなにっ、感じるのは、ああんっ……感じるのっ……、
王子だけ……なのぉ、んんっ……!
王子だから、なのぉっ……ぁあああンっ!!」

レシアの膣口が強く肉棒を引き締める。

同時に、奥へ奥へと吸い込むような引力が膣内に生まれ、
思わずうめきそうになる。

ぬるぬるとした雌ヒダが
肉茎全体を抱きしめるように扱き上げる感覚が、
ただただ気持ちよかった。

レシア
「んんっ、んっ、ふぁあっ、ぁぁんっ……、
ね、ねえ……んんっ、王子は気持ちよく、ないの……?
ひぅっ、ぅぁッ……私ばっかりじゃっ、いや……いやだよぉっ……」

泣き声のような嬌声でもって俺に言葉を向けるレシアが、
あまりにも可愛かった。

気持ちいいにきまってる、と
俺は腰に力を込めて最奥を突くと、
亀頭の先でコツンと子宮口を叩く感触を覚えた。

レシア
「ひぁぅっ! んぁっ、ああっ、すごく、深いとこ……んんっ!
あたって……王子のオチ○ポ、あたって……ふあぁああんっ!
そんな、だめぇっ……感じすぎて……おかしくなるぅぅぅっ!!」

腰を突き上げるたびに
レシアのむちっとした太腿とお尻の肉が心地よく当たり、
それに連動して豊かな乳房が大きく弾む。

彼女の両手を掴み直し、俺はより激しい抽挿を開始すると、
レシアは自分の身体を駆け巡る強烈な快感に耐えきれずに、
わがままな子供のように首を左右に振って嬌声をあげた。

レシア
「ゃあんっ、んんっ、んっ、あっ、あああっ、んふぁっ……、
もう、らめ……らめなのにぃっ……王子ぃぃぃっ……!」

レシア
「こんなっ……んふぁっ、激しくひたらぁっ、あっ、ああんっ!
くるっ……なにか、きちゃうぅっ! こわい、こわいよぉっ!
おうじぃっ……わたひ、おかしくなっちゃうよぉぉぉぉっ!!」

男勝りな力と技を備えたレシアが、
俺の腰の動き一つで好きなようにされてしまっていることに
爛れた征服欲が満たされていく。

同時に、キュウキュウと何度も何度も激しく締め付ける膣壁と
うごめいては吸い付く雌ヒダの絶え間ない愛撫によって俺の方も
限界が近づいていた。

レシア
「ふぁっ、ぁああっあああんっ!! 王子ぃっ……!
もう、だ、射精してぇ……ひぁんっ、お願いぃっ、だしてぇッ!
私の膣中、好きにして、いいからぁっ……射精してぇぇぇっっ!!」

レシアの両腕が俺の首筋に回り、
もう離れないとばかりに身体を密着させると、
ぎゅぅっと膣中全体が苦しいほどに男根を締め上げた。

快楽の激流に呑まれてどうしようもなくなってしまった様子の
レシアのその蕩けきった顔に近づき、乱暴にキスをすると、
俺はそのまま腰を動かす力に最後の苛烈さを加えた。

レシア
「んふぁああんっ、んむぁっ、んんんっ……ちゅ、ふぁあっ!
ぷぁ、ああっ……おうひぃっ、ひぁんっ……いっしょに……、
一緒が、いいよぉ……いっしょに、きもひ、よく……ぁああンッ!」

レシアが喉を震わせて一際大きな嬌声をあげながら
大きくその背中を反らせて全身を痙攣させた。

突然の強い締め付けに、
俺もたまらず欲望を解き放ってしまう。

レシア
「ひぁああああんんッッッ!!
ふぁ、ああっ……熱いぃっ……たくさん、入って……、
いっぱい、熱いの、入ってくるぅぅぅッッッ~~!!!」

溜め込んだ精液が、ヒクつく膣内のすべてを染め上げるように
勢いよく飛び出しては膣壁を暴れ回るように叩き、
それに合わせてレシアの身体も快感に小さく何度も震えた。

レシア
「ふぁッ、ぁぁっ、あぁんッ……これ、がっ……んんっ!!
王子の精液……んぁっ……まだ……ビュクビュクって、出てるぅ……、
んぁっ、そんなにいっぱい……入らないってばぁ……ゃあンっ……」

悦楽にゆるむ蕩け顔のレシアは、
何度も深く息を吐いては、与えられた白い熱の存在に
感じ入るように眼を細めていた。

そんな彼女に何度目かのキスをしながら、
俺達は抱き合ったままベッドに身を横たえた。

レシア
「はぁ……ハァ……ぁっ……、
……まだ、膣中から、貴方のが溢れてくる……」

しばらく、自分の秘所をから漏れ出る
愛液と精液のまざりあった粘液に触れながら、
レシアは何やら考えているような表情を浮かべていた。

レシア
「……その……私は、こういうことは……、
よくは、知らないのだが……、
王子は……出し過ぎなのでは、ないのか?」

甘やかな微笑の中に
わずかな疑いの色を含ませてレシアが聞いてくる。

どうだろうな、とだけ返して、
汗で張り付いた彼女の前髪を手でやさしく掻き分けて
その頬に触ると、レシアの手がゆっくりと重なった。

レシア
「……まあいいか……。
こちらの方も、ちゃんと大人しくなったようだし、
私としては……何も不満はないのだからな……」

言いながら、いつもの彼女らしい不敵な表情を
その顔に少しだけ覗かせながら、
レシアは萎えきった俺のペニスに触れた。

敏感になっていたところを急に刺激され、
俺はみっともなく一度だけ小さく身体を震わせてしまう。

レシア
「ふふ……おかえしだ……。
私は、どうやらやられっぱなしが嫌な性分らしい……。
これも、貴方がいなくてはわからなかったことだ……」

見たこともないほどに優しい微笑でもって、
彼女は俺に言葉を投げかけてくれた。

レシア
「私は、ずっと独りだった……。
独りで、ただあの森を守っていたんだ……」

俺の手に重ねられていた彼女の手が、
ゆっくりと離れる。

レシア
「これからだって、あの森を守り続けるだろう……」

その手が、
今度は俺の頬に触れた。

レシア
「でも……もう独りじゃない……」

慈しむような指の微かな動きが、ただ心地良い。

レシア
「今は……貴方がいる……」

信頼と親愛に染まったその美しい赤紫の両眼に、
俺が映し出されていることが、嬉しかった。

レシア
「……好きなんだ……王子……」

安らぎに満ちた声で、
彼女は言った。

レシア
「大好き……なんだ……」