メイファ寝室1 シーンテキスト

メイファ
「んしょ、んしょ……」

メイファ
「はぁ、ふぅ……こ、これで合っているのでしょうか?」

――眠りから覚めたかと思いきや、
どうやら俺はまだ夢を見ているらしい。

そう考えねば、
いま目にしている光景を説明することはできまい。

なにせ純粋無垢を絵に描いたような少女、メイファが
小柄な体躯に見合わぬ豊満な双房でもって、
俺の愚息を挟み、しごき、愛撫しているのだから。

メイファ
「――ふぇっ?
おおお、王子様っ……お、起こしてしまいましたか?」

俺の視線に気づき、びくりと肩を揺らすメイファ。

その肩にそっと手を置いて、大丈夫だ、と優しく囁く。

メイファ
「はわわわわ……。
だ、大丈夫とは、どういう……?」

取り乱したように目を白黒させるメイファに、
そのまま続けてくれ、と優しく告げる。

憎からず思っていた少女が夢に現れ、
俺の愚息に健気に奉仕してくれているのだ。

味気ない現実に引き戻される瞬間までは、
この甘く幸せな夢を存分に味わっていたい。

メイファ
「わ、わかりました……では、し、失礼します……」

むにゅり、と柔らかな乳肌が再び肉棒を包む。

少し汗ばんだ、きめ細やかな柔肌の感触が染み込み、
夢とは思えないほどの心地よさに愚息が身震いした。

メイファ
「ひゃッ! お、王子様の、ビクンって……」

メイファ
「あ、あの……どうですか?
わ、わたしの胸……気持ちいいですか?」

ああ、と俺は微笑みながら頷き、
もっとたくさん擦ってくれと遠慮なく頼んだ。

メイファ
「は、はいっ!
えっと、こうですか? んしょ、んしょ……」

メイファは両乳房を掴んだ両手を互い違いに動かし、
谷間に挟んだ肉棒を揉むように刺激しはじめる。

たどたどしくも懸命なその愛撫に、
暖かな感情が次々と胸の内に湧き上がってきた。

メイファ
「はぁ、はぁ……あぅぅ……、
王子様の……んっ……また、硬くなってきてますぅ」

困ったように眉を下げるメイファに、
それは気持ちよくなってきた証拠だ、と教えてやる。

メイファ
「ふぇ……き、気持ちいいんですか?」

メイファ
「……えへへ♪
よかったです、王子様のお役に立てて」

メイファ
「てっきり……んんッ……疲れが溜まってきたのかと……」

疲れ? と俺が首をかしげると、
メイファは意外そうに目を丸くして、

メイファ
「あ……あれ?
若い男の人は、疲れるとここが硬くなるのでは……?」

……あながち間違いとは言い切れないが、
そのような知識をどこで得たのだろうか。

メイファ
「え、えっと……秘密です。
誰に教わったかは王子様には言わないって、
教えてくださったお姉さんと約束したので……」

メイファ
「そのお姉さんが、王子様が寝ている間に
こうやってお疲れを癒やしてあげると
喜んでもらえるって、教えてくださったんです」

なかなか凝った設定の夢だな、と俺は内心で苦笑する。

だが、その細かい設定が
この甘美な夢の世界に圧倒的な現実感をもたらしているのだろう。

濃褐色の男根と白い乳房を、
溢れた我慢汁がヌラヌラと照り輝かせ、
その淫らで背徳的な光景が竿の根本を震わせた。

メイファ
「はぁっ、はぁっ……んんっ……。
なんだか……すっごく熱くなってきました……」

メイファ
「すんすん……それに、さっきから……、
その……先っぽから、変わった匂いのお汁が……」

メイファ
「ふぁっ、はぁぁ……あ、あれ……?
なんでしょう……わたしも、なんだか変な気分に……」

言われてみると、確かにメイファの様子が少しおかしい。

だらしなく半開きになった口は
熱く湿った吐息を亀頭に吹きかけ続け、
透き通るように白かった頬は恍惚の紅に彩られている。

コリコリと弾力のあるものが幾度も竿に擦れ、
それが隆起したメイファの乳首だと気付くと、
脳の奥が麻痺したように重くなっていった。

メイファ
「……ふぇっ?
で、出るって……なにがですか?」

心配そうな声で問いかけてくるメイファ。

そのあどけない顔に
爛れた劣情を吐き出してしまいたい衝動を堪えつつ、
俺は訊ねられた問に対する答えを告げる。

メイファ
「つ……疲れが飛び出てくるから、
おクチで受け止めてほしい……?」

意味がわからない、というような顔をするメイファ。

さすがに馬鹿なことを言い過ぎたか、
と内心で後悔しはじめた、その時――。

メイファ
「よ……よくわかりませんけど、
王子様がそれをお望みでしたら……」

まるで催眠術にかけられているかのように、
メイファはぼんやりとした瞳を亀頭の先端に向けて、

メイファ
「あーん……」

小さな口を大きく開けると、
そのままゆっくりと亀頭に顔を寄せていった。

ここまで望み通りの展開になるとは、
夢とはなんと素晴らしいのだろうか。

――そう思った直後。
脳の奥で白い閃光が弾け、瞬く間に視界を埋め尽くし――。

メイファ
「――ひゃああッ!?
な……なな、なんですか、これぇ……ぷぁあっ!?」

甲高い少女の悲鳴とともに、
びゅくん、と跳ね上がった愚息が大量の白濁を噴き上げた。

射出された精はメイファの白い頬や額に
幾度もぶつかり、四散した後に、
彼女の乳房や俺の下腹に降り注いでいく。

そんな淫らで、かつ背徳的な光景が
脳を灼く快感にチカチカと明滅する視界を流れていった。

メイファ
「はぁ、はぁ……す、すごい匂い……。
ふぁあ……なんか、頭がクラクラしてきました……」

メイファ
「王子様……気持ちよかったですか?」

ああ、と俺が呆けたように返すと、
メイファはにっこりと目許を緩ませて、

メイファ
「えへへ……お役に立てて嬉しいです♪」

メイファ
「どうやったらこの前のお礼ができるかって、
ずっと考えてましたけど……」

メイファ
「こんなことで王子様のお疲れが癒せるのでしたら、
わたし、毎日だって……」

そう囁いたメイファは、
小さなあくびをひとつ漏らすと、
そのままかくんと頭を垂れた。

ほどなくすぅすぅと健やかな寝息をたてはじめた
眼前の少女を眺めるうちに、意識が揺らぎ、霞んでいく。

――翌朝、目覚めた俺は、
服をはだけて眠るメイファと同じ床にいる己を発見し、
昨夜の淫夢が現実だったことを衝撃とともに悟ったのだった。