デューオ寝室3 シーンテキスト

デューオ
「んー……いい眺めっ♪」

デューオは俺の腰の上にまたがって、
まるで遠海を眺めるかのようにそう言った。

デューオ
「だってさ、今アタシは、王子を好きにしてるんだよ?」

デューオ
「何よりも欲しいもの、世界で一番ほしいものをさ、
アタシが自由にする権利を、今だけもらったんだ」

デューオ
「海賊冥利に尽きるってもんだよねぇ♪」

そういうものなのだろうか……。

デューオ
「そういうもんさぁ♪」

――俺達は、王国海軍の新造艦、
その慣熟航海として南方の海域に出ているところである。

海に出たデューオは実に嬉しそうで、
見ているこちらも心躍るかのようだった。

しかし、そのままの勢いで、
船長室に押しかけてきて、
押し倒されるとは思っていなかったのだが。

デューオ
「んっふっふ、だってさ、海の上なら邪魔も少ないだろーう?」

デューオ
「王子を独り占めするなら、今しかないって思ってさ♪」

デューオ
「というわけで、王子の主帆柱、いっただっきまーす?」

――ッ!?

少しだけ腰を浮かせて、
デューオは肉棒をその蜜穴の中へと咥えこんでしまった。

つぷつぷと、細かなひだが亀頭を撫でていく感覚に、
俺は思わず身震いしてしまう。

デューオ
「んぅぅっ……ふふ、
やっぱり王子とするのが一番だよねぇ」

デューオ
「自分の指じゃ、こんなに幸せな気分にならないし……」

そういうものなのだろうか……。

デューオ
「もちろん、そういうもんさぁ♪」

デューオ
「さぁーて、王子という荒波を、
何とか乗りこなしてあげないとねぇ……よーいーしょっと♪」

突如、肉棒全体を襲ったのは
あまりにも心地よすぎる刺激だった。

ざらざらとした膣道の感触と、とろけきった柔らかさ、
それらがデューオの器用な腰の動きで、
愚息全体を扱き上げてくるのである。

これはまずい。
このままでは数秒も保たずに、早漏の烙印を押されてしまう。

デューオ
「おぉーっと、逃げちゃダメだよ?
アタシに身体を明け渡した以上、
ちゃんと気持ちよくなってもらわなくちゃ」

しかし、このままでは気持ちは良いだろうが、
男として得たくない称号を――

デューオ
「いいっていいって♪ 出ちゃったら……んっ、
そのままズコバコして勃たせて……ひぅっ、あげるからぁ♪」

デューオ
「ふぁっ、すごっ、んぅぅぅあぁっ!!
王子のおち○ちんっ、嵐みたいにびっくびくしてるよぉ!」

俺の肉棒をそんな状態にしているのは、
間違いなくデューオの気持ちよすぎる腰の動きのせいだった。

もういつ射精してもおかしくない状況だというのに、
俺の愚息は、その常軌を逸した気持ちよさが故に
何故か絶頂に至ること無く、その硬度をただ増していた。

デューオ
「えっ? 気持ちよすぎ? 良いことじゃんかぁ♪」

デューオ
「ふぁっ、んぅぅっ!
あ、アタシも、ちょっとドキドキしてきて……んやぁああっ!!」

デューオ
「これっ、しゅごっ、あぁああっ!!
王子のおち○ちんっ、すき!
ごりごりしてて、熱くてぇっ、あぁっ、んやぁあぁっ!!」

意識が消し飛びそうだった。

デューオの献身的に過ぎる腰の動きは、
そのまま肉棒で快感として変換され、
俺の脳裏には、バチバチと白い火花が散っている。

それでも、あまりに心地よすぎて達することが出来ない。
あるいはもう達しているのに、それに気付けないのかもしれない。

デューオ
「へへへぇ、王子も気持ちよさそうで……んあぁああぁっ!!
そこっ、それぇっ、それイっちゃいそうっ、あぁっ、ひやぁっ!」

デューオ
「ねぇ王子……おうじぃっ♪
一回イってもいい……? いいよね……?」

デューオ
「王子もイかせてあげりゅからっ、
あ、アタシもぉ……イっていいよね……っ!?」

もはやそれを肯定する力も、
否定する力も、俺には残されていなかった。

絶頂を超えた快感にさらされ続け、
俺は既に連続絶頂をさせられた乙女のような有様なのである。

デューオ
「あぁああぁっ、王子っ、王子ぃ……っ!!」

デューオ
「すきっ、だいすきだよ、王子……っ!!
あぁっ、んやぁあああ――ッ!! ――ッ!!」

――ッ!? ――ッ!!

船が大波を乗り越えたのかと勘違いするほどの衝撃が、
肉棒全体に襲いかかる。

愛しきデューオの絶頂は、
俺の精巣から白濁液を、余さず絞りとるかのような勢いで、
ふたりの間に渦巻いていた快楽を爆発させた。

デューオ
「ふやぁ……いい感じぃ……」

デューオ
「王子もいっぱい、可愛く鳴いてくれたし……」

何だと……?

俺も声を出してしまったというのか?

デューオ
「そりゃもう、あんなに熱烈に、好き好き大好き連呼されたら、
さすがのアタシもちょっと恥ずかしいってものさ」

――どうやら今日の俺は、
デューオに完全に乗りこなされてしまったようだった。

心地よい敗北感と倦怠感、
そして次はデューオをどうしてやろうかという、
悪戯心が俺の胸の内には渦巻いている。

デューオ
「んふふ……さすがにやられっぱなしじゃないよね。
せっかく海の上、ちょっとした小旅行みたいなものなんだ」

デューオ
「時間はたっぷりあるよ、おーうーじ♪」

――次はアタシをどういじめてくれるのかな?
デューオの視線には、そんな言葉が隠されているかのようだった。

ならば望み通り、今夜は眠らせてやらないぞと、
俺達は不敵な笑みを交わし合うのだった……。