キャラット寝室1 シーンテキスト

雨音は、随分と長く続いている。

蝋燭の灯りだけが、キャラットの私室と、
半ばまで晒された彼女の白い肌を照らし出していた。

キャラット
「ぼ、僕って、もしかして魅力ないかな……」

四つ這いになり、秘所を露わにしたキャラットは、
頬を赤く染めつつ、ちらりと視線をこちらへ向ける。

しなやかな筋肉を内に秘めた、引き締まった身体、
そして恥じらう表情は、溢れんばかりの魅力に満ちていた。

キャラット
「本当に魅力的だーって思ってくれてるなら、
僕のこと、食べちゃってもいいんだよ……?」

キャラット
「ここにいるのは、王子様が大好き過ぎて、
雨宿りのフリして自分の家に連れ込んじゃう、
悪ぅい女の子なんだから」

そも、こうしてキャラットの誘惑に揺られているのは、
彼女の店へ商談に訪れた折、急な豪雨に見舞われた為だった。

他愛もない話を交わす中で、
互いの身体をくすぐる、ほんの小さないたずらから始まり、
いつの間にか、こうして後戻りの出来ない瀬戸際に達していたのだ。

キャラット
「王子様に、お仕置き……して欲しいな」

白い尻が、深緑の潤んだ瞳が、
心の奥に渦巻く劣情を煽る。

よく見知った少女が、こうして痴態を晒している様を見て、
愚息は既に、主の意思とは無関係に、硬く張り詰めていた。

キャラット
「ね、まだ雨は止まないからさ、
僕が大きな声だしても、きっと誰にも聞こえないよ……?」

キャラット
「雨が止むまで、僕の身体、好きにしていいんだよ……?」

切なそうな声色、零れる蜜液、淫らに艶めく白い肌。

しかし、きっとキャラットは、
この雰囲気に流されているだけなのだろう。

勢いで俺が純潔を奪ってしまっては、
彼女の心に傷を残してしまうのではないかと、
ぎりぎりの所で理性を保ち続ける。

キャラット
「……王子様、お人好しなのに、鈍感過ぎないかな」

キャラット
「小さな頃から、王城に剣を納品する時、
お手伝いに付いて行ってたの、どうしてか分かる?」

キャラット
「王子様のことがね、大好きだったからだよ」

キャラット
「僕は鍛冶職人の娘で、
王子様は、もちろん王国の王位継承者で……、
僕なんかが釣り合う相手じゃないって、ちゃんと知ってるよ」

キャラット
「でも……今はこんなに土砂降りなんだからさ、
きっと、何をしても誰にも気付かれない。
僕が王子様と、えっちな事をしても……だぁれも知らないまま」

キャラット
「だから、ね?」

キャラットの『ね?』という、
短い問いの言葉に込められた真意が胸に響く。

ひとつ謝罪の言葉を告げて、
秘所に愚息の先端をあてがうと――、

キャラット
「ま、待った! やっぱなし!」

――いったい何事か。

キャラット
「あ、えっと……ごめん。
あのね、王子様、一個わがままを言ってもいい……?」

キャラット
「謝りながらじゃなくて、その……、
初めては、気の利いた台詞を聞きながらが良いなって」

キャラット
「例えば……嘘でもいいから、
カワイイよ、とか、大好きだよ、とか……」

キャラット
「そういう事を囁かれながらだと、
高確率でどきどきして、ときめいちゃうかも」

キャラットの言葉に、苦笑と共に、
嘘偽りのない、彼女への気持ちを伝えつつ、
ゆっくりと結合を深めていく。

キャラット
「ひぁっ……そ、それ、反則……んぅぅっ……!!」

キャラット
「んやっ……王子、様の……入って……ひやぁあっ!!」

ひだを裂くような鈍い感触を突き破り、
キャラットの奥深くまで、己を埋めていく。

キャラット
「……綺麗になったな、とか、反則だよ。
びっくりして、痛いより先に驚いちゃうもん……」

先代の鍛冶職人の手伝いとして、
王城に出入りしていた頃から、キャラットの事は知っていた。

幼い頃から、その見目の麗しさは確かなものだったが、
今や彼女には、愛らしさだけでない、
宝剣の如き美しさが満ちていた。

キャラット
「ずるい……ひぁ……ずるいよ王子様ぁ。
そうやって思ってるの、一言でも言ってくれたら……んぁ……、
僕……一人でする時のおかずにしてたのにぃ!」

酷い言いがかりだな、と返しつつ、
ゆっくりと彼女の炉の奥から、肉棒を引き抜いていく。

キャラット
「ひぁ……んぅぅ……ずるずるって、
……お腹の、おくぅ……ひっぱられ――ひやぁ!?」

彼女の肉壁がゆるやかに馴染んでいる事を確認して、
再び、今度は少しだけ力強く、最奥へと肉棒を突きこんでやる。

ひくひくと収縮する膣口の感触は、
甘い刺激を愚息の根本にもたらしてきた。

キャラット
「へ、変な声、出ちゃうぅ……」

雨だから、声を出しても大丈夫と言ったのは、
キャラットの方ではなかっただろうか。

キャラット
「えへへ、そうだった」

キャラット
「だから……もっともっと、
王子様が気持ち良くなるように、
いっぱい、いっぱい動いて大丈夫だからね……?」

その言葉に応えるように、
キャラットの柔らかな尻を両手で支え、
肉棒をゆるやかに抽挿し始める。

熱くとろけた膣肉は、
ふわふわと菓子のように柔らかに肉棒を受け止め、
抱擁の如き温かな快感を、互いの性器を通じて伝えてきた。

キャラット
「あぁっ……ぅぅ……ひやぁんっ!
び、びくびくって、なるの……はずかし……んやぁっ!!」

両手で支えた尻肉だけでなく、太ももや、背筋にも、
時折痙攣するように、震えが走っている。

キャラットが心地よさを感じてくれている事を、
嬉しく思いながら、徐々に抽挿の速度を上げていった。

キャラット
「ぅやぁ……ッ!!」

キャラット
「や、やら……こ、こんなの……ひぁああっ……!!
こんなの……知らない……こんな、気持ちいいにゃんて……ッ」

キャラット
「一人でするのと……ひやっ……んやぁああっ!!
ぜ、ぜんぜん……違うの……っ……
あたまの中……びりびりって……しびれ……てぇッ」

甘い嬌声が鼓膜をくすぐり、
膣肉の刺激と合わさって、腰の奥に宿った熱を高めていく。

痺れるような快感は、じわじわと指先にまで伝わり、
キャラットとの相性の良さを暗に伝えてきていた。

キャラット
「んやぁあっ……ひぁっ、きゃぅ……ッ」

キャラット
「も、もっと……王子様を、
もっと……僕にちょうだい……っ」

彼女の求めるままに、深い前後運動を繰り返す。

肉棒を突き込み、刺激を与えると、
それが倍以上の快楽となって、キャラットの蜜壷から返ってきた。

キャラット
「王子様ぁ……っ!!
僕……ちゃんと王子様を……気持ち良く、出来てる……?」

キャラット
「ひぁっ……王子様を……イかせて……あげられる……?」

肯定の言葉を返すより早く、強烈な締め付けが愚息を襲う。

思わずうめきが漏れ、
いったいどうしたのかとキャラットの方を伺うと、

キャラット
「もっと……んやっ……
もっと気持ち良くするからね……っ?
んぅぅっ、ひぁっ、んにゃあぁあ……ッ!!」

きゅうきゅうと、キャラットは自身の膣口をきつく締め付けて、
肉棒に刺激の雨を降らせてくる。

それは同時に、彼女自身にも、
耐え難い快楽をもたらしているのだろう。

キャラット
「も、もう……らめ……ッ……イ、イっちゃ……ひやぁんッ!!」

互いの間を無限に循環し続けるかの如き、快楽の渦。
その決壊の時を目前にしながら、
幾度もキャラットの中心をめがけて肉棒を突き込み続ける。

キャラット
「王子様……王子様ぁ……ッ!!
ぼ、僕……もう……イっちゃ――ッ!!」

絶頂を伝えるように、びくびくと跳ねる尻肉をしっかりと掴み、
堪えに堪えた、濁流の如き精液を残さず最奥へと注ぎ込む。

全身に走る快感は、落雷めいて指先にまで駆け抜けた。

キャラット
「ぁ……ぁぁ……」

キャラット
「…………えへへ」

ころん、と寝台に横たわり、
キャラットはとろけきった笑みを浮かべる。

キャラット
「わがまま、聞いてくれて……ありがと、王子様」

キャラット
「最初からね、王子様を誘惑する気だったの」

最初から……?

キャラット
「うん。僕はね、今日、雨が降るの知ってたの」

キャラット
「西の山に雨雲がかかっていたから、
王子様とちょこっと長話すれば、雨になるなーって……」

キャラット
「そしたら、一緒にお茶くらい出来るかもって、
もしかしたら、ちょっとくらいえっちな事、してくれるかもって」

キャラット
「そしたら……王子様が、僕のいたずらにノッてくれてさ、
こーりゃいいやーって、もしかしたら、願いが叶うかもーって」

キャラット
「憧れの、王子様に抱いてもらえるかもって」

キャラット
「そう思っちゃって……えぇと……。
すごい、どきどきして……えへへ、誘惑しちゃった」

照れくさそうに笑うキャラットの横に転がって、
柔らかな髪を撫でてやる。

くすぐったそうに目を細めるキャラットに、
どこか温かな感情を抱きながら、
雨が止むまでの間、俺達は言葉を交わしあったのだった。