魔学の研修生メーリス寝室1 シーンテキスト
メーリス
「んっ……ふぅ、んんっ……」
オレンジ色の明かりと、くぐもった喘ぎのような声が、
細く開いた扉の先から暗い廊下に漏れ出ていた。
通りかかった足を止めた俺が、
何事かと思ってその隙間から中を覗き込むと――
メーリス
「はぁ……はぁ……ふぁ、ぁ……んんっ……。
こ、こんなエッチなこと……やめなきゃ、ダメなのに……」
衝撃的な光景が目の前に広がり、思わず俺は息を止めた。
あの真面目なメーリスが、
学園の制服をはだけて恥部を露出させ、
自らの股間を手でまさぐっている……。
メーリス
「くぅ、んっ……あ、明日も……学校なのに……。
朝……早く起きなくちゃ、ダメ……なのにぃ……っ」
メーリス
「はぁ、はぁっ……んんっ、でも……っ、
んっ……気持ち、イイっ……指、止まらないよぉ……っ」
薄紅色の鞘に覆われた肉の尖りを、
細い指先がクリクリと、せわしなく刺激する。
その少し下で桃色の花弁が花開き、
そこから垂れた透明な蜜がシーツに染みを広げていた。
つい先ほど始めたばかり――という風にも思えない。
メーリス
「ん、ふぅ……んんんっ……ダメ、もうやめなくちゃ……。
これ以上は……ぁっ……エッチな臭い、制服についちゃう……」
メーリス
「はぁ、はぁっ……ふぁ、ぁ……あぁぁっ。
オナニーしてたって、学校のみんなにバレちゃう……。
エッチな子だって……みんなにバレちゃうよぉ……っ」
息を荒げ、頬を赤らめ、瞳には涙さえ浮かべながらも、
メーリスは性器を弄ぶことを止めることができない。
時折ヒクヒクと腰が震え、
少しずつ感度が高まっていることが伝わってくる。
そんなメーリスの痴態に視線を奪われたままでいると、
やがて彼女の手が少しずつ緩やかな恥丘を下っていき、
メーリス
「んんっ……お、王子のせいなんだから……っ」
そう言って二本の指を恥裂の左右にあてがい、
咲きかけていた桜色の淫華を満開にさせた。
ふわり、と甘い女の香りが扉のこっちまで飛来し、
己の男の象徴がはち切れんばかりに膨張しはじめる。
しかし、俺が悪いとは一体どういうことだろう?
メーリス
「うぅ……アソコ、ヒクヒクしちゃってる……。
これじゃあ、欲しいって言ってるみたいじゃない……」
小さく開閉を繰り返す膣口に、
細い指がおずおずと近寄り、意を決して踏み込んでいく。
くちゅっ、と濡れた音が微かに聞こえたかと思うと、
やがてくちゅくちゅと断続的に響くようになった。
メーリス
「んっ……王子ったら……っ。
私の制服姿、可愛いって言ったくせに……」
メーリス
「それからは……んんっ……何もしてこないじゃない……っ」
メーリス
「ふぁ、ぁっ……はぅぅっ……。
あの日から、学校がある日もない日も……、
なるべく……この服を、着るようにしてたのに……っ」
指先が膣内の敏感な箇所をこねているのだろう。
桜色に上気した肢体が、数秒ごとに引きつったように震える。
溢れ続ける愛蜜が少女の淫臭をさらに濃いものにし、
息の詰まるような緊張の中、心臓が早鐘を打ちはじめた。
その場にいない俺が「何もしてこないこと」をなじる彼女が、
なにをされることを望んでいるのかは、既に明白だろう。
メーリス
「はぁっ、はぁっ……んっ……見てなさい、王子……」
メーリス
「私……勉強したんだから。
王子にしてもらわなくても、一人でできるんだから……」
そう独りごちながら、
ツンと尖った乳首を指先でつまみ、
もう片方の手は膣に挿れる指を二本に増やす。
メーリス
「く、ふぅンっ……そ、そうよ。
王子の……なんて、挿れてもらわなくたって……」
メーリス
「こうやって……ん、ふぁ、ぁあぁっ……、
自分の、指で……んんっ……くちゅくちゅって、すれば……」
メーリス
「ふぁあっ、あっ、あぁぁん……っ!
イイっ……ゾクゾクして、気持ちいいよぉ……っ!」
悩ましげに眉をひそめながらも、
メーリスはクリクリと乳首を指でしごきつつ、
膣道深くに挿れた指の動きを激しくしていく。
時折大きく尻が跳ねるたびに、
掻き出された淫蜜がピュッピュッと飛沫を散らした。
メーリス
「はぁっ、はぁっ……はぁぁぁ……っ♪
ダメ……頭、ボーッとしてぇ……っ、
さっき予習したこと……全部飛んじゃうよぉっ♪」
いつしかメーリスは瞳を蕩かせ、
心身を蕩かせる甘い恍惚に酔い痴れながら、
性器を弄ぶ手を夢中で動かし続けていたが、
メーリス
「やぁあん! ダメダメ、やっぱりダメぇっ!
こんな……んぁあっ……学校の制服のまま、
い、イっちゃうなんて……そんなのらめぇぇっ!」
甘い陶酔からふいに目覚めたように、
イヤイヤと首を左右に振って溜まった涙を飛び散らせた。
メーリス
「ハァッ、ハァッ……あぁん……らめ、らめなのにぃ……っ、
オマ○コ、ぐちゅぐちゅするの、気持ちよすぎてぇ……っ!」
メーリス
「ひぁっ、あっあっ……あぁああぁンッ!
ひゃめっ……ゆ、指っ……止まんないよぉぉッ!!」
細く白い指が、蛇のように容赦なく
メーリスの膣中で暴れ、のたくりまわる。
気づけば俺は無意識に露出させたペニスを
痛いくらいに強く握りしめていた。
ガクガクと前後に踊るメーリスの腰の動きに合わせ、
猛りきった肉竿を手筒で性急にしごいていく。
メーリス
「アッ……クるっ……なんかキちゃうぅ……ッ!
おなかの奥っ……ンンっ、キュンキュン、してぇ……ッ!」
メーリス
「ふぁあっ、あっ、アッアッ――あぁあンッ!
イくっ、イクイクっ……イっちゃうぅぅ~~ッ!!」
切迫した嬌声を幾度も響かせながら、
メーリスは寝台に両足を思い切り突っ張ると、
メーリス
「王子、王子ぃっ……んンンッ……おうじぃぃ~~~ッ!」
突き上げるように高く腰を浮かせて、激しい絶頂に達した。
同時に俺も、彼女の中に注ぎ込む感覚を想像しながら
腰奥に絡みついたわだかまりを次々と解き放っていく。
痺れるような射精の快感――は瞬く間に霧消し、
扉を隔てた向こう側で絶頂の余韻に震える少女が
腕の中にいないことの切なさばかりが募りはじめる。
メーリス
「はぁっ……はぁっ……はぁぁ……っ。
き、気持ちよかったぁ……っ♪」
すとん、と寝台の上に腰を落とすと、
メーリスは膣から引き抜いた指をぼんやりと見つめて、
メーリス
「はぁ、はぁ……っ。
ん……王子にしてもらわなくたって、
一人で十分、気持ちよくなれるんだから……」
指の間で糸を引く己の愛液を眺めながら、
弾む息を少しずつなだめていった。
心の中で大きく嘆息し、
その場を離れようとした、その時――。
メーリス
「……でも、どうして?
ちゃんと気持ちよくなれたのに……なんでこんなに切ないの?」
そう呟いたメーリスの赤らんだ瞳から、
つぅ、と涙が一筋頬を伝った。
メーリス
「私のアソコ、こんなに濡れちゃってるのに……、
なんで……ぐすっ……心は乾いたままなの……?」
白い手が再び、渇きを覚えた小動物のように
少女の泉へと忍び寄り、微かな水音を立てはじめる。
メーリス
「ん、うぅっ……王子ぃ……切ないよぉ……っ」
涙を止めてくれるなにかを必死で探すかのように、
すすり泣きながら自慰を続けるメーリス。
俺は駆け寄って抱きしめてやりたい衝動をなんとか自制すると、
静かに扉を閉め、逃げるようにその場を立ち去ったのだった。