聖鈴の大盾ベルニス寝室3 シーンテキスト
――寒いから。
ベルニスが、去年のクリスマスを思わせる、
しかしそれよりも豪奢で可愛らしい鎧を着てきた理由は、
それが理由だという話だった。
ベルニス
「ほ、ほんと、ですってばぁ……んやぁああっ!?」
ならば何故、彼女は俺の腰の上にまたがって、
嬉しそうに肉棒を秘所に咥えこんでいるのだろうか……。
どうして寒いと重鎧を着て、俺の部屋を訪ねてきて、
熱烈に性の交わりを望むのか……。
ベルニス
「くっ……どうしてその辺の細かいところ、
流してくれないんですかぁ……」
そもそも話の流れがつながっていない理由で、
こんな風に性交にもつれ込んでは、
さすがに納得のしようもないというものである。
愛しいベルニスに襲われれば、
肉棒は素直に屹立しようというものではあるが、
気持ちの整理が付いていないのも、また事実なのだ。
ベルニス
「うぅぅぅぅ……」
ベルニス
「あ、あの、ですね……? ひぅっ、あぁあぁっ!」
ベルニス
「お、おうじ……?
事情を説明するので、その、下から突くの止め――ひあぁっ!?」
事情の説明と、あまりにも心地よい
ベルニスとの交わりは全く別の話であった。
ひとまず、話の続きを催促するかのように、
ぐりぐりと下から子宮口をこね回してやることにする。
ベルニス
「きゃぁうあぁあっ!? だ、だからぁっ!!
も、もう……どうして王子はこう、いたずらっ子なんですかぁッ」
さぁ、話の続きをするといい。
そう提案してみると、ベルニスは極めて不服そうな顔で、
しかしこの変わった状況を楽しむかのように、
微かに嬉しそうな笑みを口元にだけ浮かべながら、
ベルニス
「せ、せっかくの聖夜なので……その……。
サンタクロース鎧改を着て……んぁぁあっ、
よ、夜の特訓を……ひぅっ……して、していたんですけどぉ……」
ほう、夜の特訓。
ベルニス
「えっちな意味じゃないですからッ!!」
ベルニス
「ひぁあぁっ、で、でもですね……?」
ベルニス
「サンタクロース鎧を着ると……えっと……その……あぁあっ!」
ベルニス
「や、やっぱり腰振るの止めてくださいってばぁ!!
まともに話せませんよぉ……!?」
そんなことで、王国の最前線が務まるのだろうか。
ベルニス
「せっくすしながら最前線とか立ちませんからぁ……!?」
――それもそうか。
ベルニスのもっともな意見を聞いて、
俺はひとまず、腰を振る速度を少し緩めてやることにする。
ベルニス
「はぁ……何でこんな人のこと、
好きになっちゃったんでしょうか……」
ベルニス
「と、ともかくですね……」
ベルニス
「サンタクロース鎧を……んぅぅっ、き、着るとですね、
王子に襲われたの……お、思い出しちゃって……えぇとぉ、
だから、そのですねぇ……っ!?」
ベルニス
「全部王子のせいなんですってばぁ……ッ!!」
確か去年の俺は、
むしろベルニスに襲われていたような気がする。
そう問うてみると、肉棒を咥えこんだ膣口が、
ひくひくと小さく収縮する。
ベルニス
「うっ……そ、それはぁっ!
そう、ですけどぉ……!!」
ともあれ、俺との性交の思い出が蘇ってしまい、
こうして俺を襲いに来たということなのか。
寒いからサンタクロース鎧改を着て、
卑猥な思い出で興奮し、俺を襲いに来たと――
ベルニス
「何度も言わないでくださいー!!」
――ッ!?
ベルニスは肉棒をへし折りかねない、
あまりにも強力な収縮で、俺に抗議の刺激を刻み込んできた。
しかし、ベルニスがその気なら、
こちらもやはり、戦士として相手をしてやらねばなるまい。
ベルニス
「……えっ? えっとぉ……?
真正面から相手をしようって……えっ?」
俺は宣言に違わず、真っ直ぐにベルニスの膣道を突き上げる。
恐らくは訓練中に興奮していた賜物だろう、
ベルニスの秘所は、こんな強力な一撃でさえ、
初雪よりも優しく俺を抱きとめてくれた。
ベルニス
「ひゃぅぅぁあああッ!?」
ベルニス
「なにっ、なにしてるんですかぁっ!?
そんなっ、そんにゃっ、にゃぁああっ!?」
ベルニス
「だめっ、だめです王子ぃ……!!
これっ、こんなのぉ!! すぐイッちゃいます! だめですぅ!」
俺と性交をしにきたのに、ダメとはどういうことだろうか。
それにベルニス自身も、更に快楽を貪るべく、
自身のたわわな胸を揉みしだいているというのに。
ベルニス
「それはぁああっ、そうっ、ですけどぉ!?
でもっ、あぁああっ、でもぉっ、気持ちよすぎてぇッ!?」
気持ちいいなら、その手を止めればよいのではないだろうか?
ベルニス
「やっぱり王子は酷いですッ!!」
ベルニス
「本当に酷い人です!! こんなに気持ちいいのにっ!
王子とせっくすしてるのにぃ!
止められるわけ……にゃいじゃないですかぁ……ッ!!
ベルニス
「あぁっ、ばかっ、王子のバカバカぁッ!!
だめっ、もうっ、あぁッ、んやぁああぁ――ッ!!」
おそらく、ベルニスは絶頂を迎えたのだろう。
だが、こちらにはまだ、
ほんの数度の抽挿を繰り出す程度の余裕があった。
それ故に、びくびくと震える彼女の最奥に、
全力の突き上げを繰り出して――ー
ベルニス
「ひにゃッ、あぁッ、んやぁああぁ――ッ!!
ぁ――ッ!! んぅぅ~~~~~ッ!!」
強すぎる快楽から逃げ出したいのか、
ベルニスはつま先を立てて全身を硬直させるが、
肉棒で捕縛された彼女は、それ以上後ろに下がることが出来ない。
上手く呼吸も出来ていないのだろう、
ぱくぱくと口を動かす様は、
少々可哀想でありつつも、実に可愛らしいものだった。
俺はその様を堪能しつつ、
悠々と余裕たっぷりに精液を彼女の奥へと注ぎこんだ。
ベルニス
「んっ……ぁっ……ひぁっ…………」
ベルニス
「うぅ…………ぷはぁっ!
か、可愛いなじゃないです、もう」
ベルニス
「はぁ……ちょ、ちょっと気持ちよすぎでした……」
ベルニス
「それに……う、うわぁ、どれだけ出したんですか、
隙間からすごい量出てきてますよ……?」
ふたりの結合部からは、
彼女の子宮に収まりきらなかった、
おびただしい量の精液が零れだしてきていた。
しかしこれも、俺が彼女を想うが故の――
ベルニス
「はいはい、そうですね、王子」
――流されてしまったか。
ベルニス
「私をからかった仕返しですー」
ベルニス
「……ふぅ。それじゃあ、私は訓練に戻りますね?」
眠っていかないのか、と問うてみるが、
ベルニスはふるふると首を横に振る。
ベルニス
「王子を守るために、修練を休んで良い日はありませんから」
そういうものか、と少しの寂しさを覚えながら、
俺は鎧をつけ直すベルニスを見守ることにする。
そうしていると、不意にベルニスは、
思い出したかのように、
おそらくは先程の反撃の為に、こんな言葉を放ってきたのだった。
ベルニス
「あっ、そうだ王子、大事なことを言い忘れてました」
ベルニス
「めりーくりすます♪
大好きですよ、おーうじっ♪」