聖鈴の大盾ベルニス寝室1 シーンテキスト

王城内といえど、温もりに満ちているのは個室だけ。
廊下は吹きさらしの城外と、然程変わらぬ気温であった。

それ故に、クリスマスのプレゼント配りの最中、
ベルニスは俺の部屋へと暖を取りに駆け込んできたのだろう。

ベルニス
「あ、あの、王子……寒いとは言いましたけど……、
この格好は……その……えっち過ぎるような……」

何やら歯切れの悪い様子でつぶやきつつ、
ベルニスは満更でもない様子で、
引き締まった尻をこちらへ突き出している。

そもそもこんな状況になったのは、
寒さで震えるベルニスに、人肌で温めてやろうかと、
半ば冗談めいた提案をしたことが原因だった。

彼女は顔を真赤にしながらも小さく頷き、
こうして今に至ったわけである。

ベルニス
「でもまだ、クリスマスプレゼントを配り終えていないので、
一回だけにしましょうね、一回だけ」

ベルニス
「え、えぇ……? どこまでが一回なのか……ですか?
そうですね……王子が果てるまで……でしょうか……」

ベルニス
「私がイくのは回数に数えない……?
えぇと、そうですね、そういうことになりま――ひぁああ!?」

ベルニスの言う、一回の性交の定義を確認してから、
潤いきった秘裂の最奥へと、肉棒を突き立てた。

寒い寒いと口で言う割には、
ベルニスの中は溶けてしまいそうな程の熱で埋め尽くされている。

ベルニス
「んぅぅ……王子の……せいです。
二人きりで……唯でさえどきどきしている時に……、
人肌で温めてやるなんて……ぁあ……言う、からぁ……っ」

ベルニス
「んぁああっ……お、奥の方、
つんつんするの……だめ……です……っ」

ベルニス
「えぇぇ!? お、奥をつつかれるとどうなるかですか……?
ひぅっ……えぇと……胸がどきどきして……、
お腹の奥がきゅぅってなって……身体が熱く…………」

身体が熱くなるというのなら、
ベルニスを温めるという目的には最適に違いない。

よく分かった、と深く頷いてみせ、
子宮口をこつこつと小刻みに突き上げる。

ベルニス
「ふぁぁんっ!? そ、そんな、王子……ひやぁあ!!」

ベルニス
「こんなの、だめ……ですぅぅ……っ!!
すぐ果てて……ひぁっ……お腹……びくびくってぇ……!!」

痙攣するかのような締め付けと、
脇腹に添えた指先につたわる筋肉の脈動が、
ベルニスが軽く達したことを伝えてくる。

交わり始めたばかりとは思えない程に、
ベルニスの膣道は既にとろけきって、
ひくひくと心地よい刺激を肉棒に与えていた。

ベルニス
「ひぅ……ちょっと……一休みを……。
王子の……んぅぅ……気持ち、よすぎて……」

一休みさせて欲しいと言うベルニスだったが、
確か彼女は、クリスマスプレゼントを、
まだ配り終えていないのではなかっただろうか?

ベルニス
「は、はい……? そうですね、まだたくさん残って……」

ベルニス
「……ま、待ってください!
ちょこっと呼吸を整えるくらいの時間は――ひぅああああッ!?」

一旦止めていた腰の動きを再開し、
先程よりも深い抽挿でベルニスを攻め立てる。

ベルニスはプレゼントを配らなければならないのだから、
ここは急いで身体を温めてやらねばならないだろう。

ベルニス
「んひぁあああ!! あんっ……あぅぁあっ!?」

耳をくすぐる心地よい嬌声と、
身につけたままの鎧が立てる金属音、
そして溢れ続ける愛液の水音が、夜更けの部屋に響く。

ベルニス
「んぅぅぅ……ッ、ひぁっ……ふぁぁああ……っ!!
ま、また奥の方……びくんって……ひぅっ……あぁあ!!」

ベルニス
「ああっ……ひぅっ……む、無理です、もう……っ、
またイっひぇ……ひぁっ……あぁあああっ!!」

淫穴が何度もきつく収縮し、
繋がりあった隙間からは愛液が零れ出る。

肉棒を離さぬようにと吸い付く秘所は、
得も言われぬ快楽を肉棒に刻み、
耐え難い疼きが、身体の中心に徐々に膨れ上がっていた。

ベルニス
「な、なんで止まっひぇ、くれないんですかぁ……!?
も、ぅ……なんどもぉ……イっひぇ……りゅのにぃ……!!」

彼女の言葉が真実であると示すかのように、
膣口は先程からひくひくと収縮を繰り返しており、
膣道は肉棒の最奥から精液を搾り取るべく吸いついて離れない。

快楽と精液を引きずり出されるような刺激の中、
少しでも気を抜けば、あっという間に果ててしまいそうな、
そんな心地よさが、ぞくぞくと背筋を走っていた。

ベルニス
「ひぁっ、ぁああ……ッ!! らめ……らめです……っ
このままじゃ……ぃあああっ……おかひくなっひぇ――ッ!!」

がくん、とベルニスの膝から力が抜け、
ベルニスの奥深くまで、押し付けるように結合が深くなる。

ベルニス
「あぁ…………ッ!!」

肺の奥から最後の一息を絞り出すような喘ぎと共に、
膣口がきつく愚息を締め付けてくる。

それに呼応するように、渦巻く欲望を解き放ち、
ベルニスの子宮へと精液を注ぎ込んだ。

ベルニス
「んぅ……ぁ……」

自分の身体を支えるだけの余力もないのだろう。
倒れそうになるベルニスを、後ろから抱きかかえてやる。

ベルニス
「…………あの、王子」

非難めいた声色で、ベルニスは肩越しにこちらをにらむ。

ベルニス
「止まってくださいって言ったのに……酷いです」

ベルニス
「わ、私が可愛かったから、とか……、
そういうのじゃ騙されませんから……!!」

余韻を残したままの表情で言われても説得力がないな、
とは思いながらも、謝罪を述べるが、
しかしベルニスは、ぷい、と視線を逸らしてしまった。

ベルニス
「……許しません。
意地悪した王子には、相応の埋め合わせをしてもらいます」

どんな埋め合わせでもしようと答えると、
ベルニスは念を押すようにゆっくりと、こう言ったのだった。

ベルニス
「それでは……クリスマスプレゼントを配り終わったら、
きっと私は寒くて凍えていると思うので……」

ベルニス
「もう一度、温めてもらってもいいですか……?」