聖祭の癒し手カミラ寝室1 シーンテキスト
――夜更けの寝室。
カミラとふたりだけの、密やかなクリスマスパーティ。
最初は向かい合って
ケーキを食べさせあったりしていたのだが――
カミラ
「んっ……もう、王子は本当におっぱいが好きですね……?」
今や、カミラはソファにかけた俺の脚の間に座り、
こちらにもたれ掛かっている姿勢だった。
そして豊かな彼女の双乳は、
今や俺の手指によって、自由自在にその形を歪ませ、
感触でも見た目でもこちらを楽しませてくれている。
カミラ
「んぅっ……ひぁっ……手付きがいやらしいです……」
カミラ
「最初は偶然を装って触っていたのに……」
身体が密着するような姿勢で、
俺に体重を預けてきたカミラがそれを言うのか。
愛しい女性がぴったりと身体を寄せてきたなら、
手を出してしまっても仕方があるまい。
カミラ
「ふふっ、まぁ、そうですよね」
カミラ
「私もこうなると良いなと思って、
王子にくっついていたのですから」
分かっていて俺を煽ったのか……。
癒し手たるカミラは、その実、
俺の性欲までをも癒やす術を身に着けていたようだ。
カミラ
「むっ……まるで私がいやらしい女みたいな言い方ですね……」
カミラ
「ひぁ……んっ……王子、だけですよ……?
私が……こんな風に、えっちな子になるのは、王子相手だけです」
カミラ
「王子がこんなに……私をいやらしく、
育ててくれたのですものね……?」
カミラ
「……あっ、今……王子のおち○ちん、
ちょっと動きませんでした?」
カミラの腰にあたっている愚息は、
確かに彼女の指摘どおり、興奮に打ち震えていた。
しかし、素直にそれを認めてしまうのも、
彼女の手玉にとられているようでどうにも気恥ずかしい。
それゆえに――
カミラ
「ひぁっ、お、王子……!? んぅぅああっ!?」
これまではただ感触を味わうだけであった、
胸に添えた手指全体を使って、
くすぐるようにしてカミラの乳房を愛撫する。
脇から乳房、乳輪、乳首まで、
およそ知りうるカミラの性感帯全てを蹂躙するかのように、
俺は繊細かつ徹底的に柔らかな肌をなで続けた。
カミラ
「だっ、だめっ、その触り方……んやぁあっ!?
こんなの……むずむずして……ひやぁんっ!」
カミラ
「だめっ、だめだめだめっ、だめですぅぅあぁあっ!?
こんな触り方……し、したくなっちゃうじゃないですかぁっ」
――何がしたいのだろうか?
カミラの言葉に、わざとらしくとぼけてみせると、
彼女はぷくっと真っ赤に染まった頬を膨らませて、
カミラ
「い、言えませんぅぁああっ!」
カミラ
「言わなくても……あぁっ、わ、分かっていますよね……?」
カミラ
「――ふぇっ、わ、分からないって……ぁああっ!?
どうして……どうしてとぼけるんですかぁ……っ!」
恥じらうカミラの様子が、
あまりに愛らしすぎるせいだった。
これ程までに可愛い様を見せられて、
悪戯をするなと言う方が無理な話である。
カミラ
「ばかぁ……ばかばかっ……王子の変態さんっ!」
カミラ
「そんなに……ひぁっ、
わ、私に……うぅぅ、言わせたいのですか……?」
カミラの問いに答えるかわりに、
俺は唇をそっと寄せ、小さく可愛らしい耳に舌先で触れる。
彼女は声にならない嬌声をあげて、
必死に身悶えをするが、この姿勢から逃げることは叶わない。
カミラ
「ひやぁあん……ッ!? やっ、いやぁ……ッ!!
こんなのっ……んぅぁあっ、
こんなのぉっ……我慢できな……ひああぁっ!?」
ならば素直に、
どうしてほしいのか言えば助かるのではないか。
そんな甘言をささやきかけると、
カミラはひくひくと全身を震わせながら、幾度も頷いて、
カミラ
「ほ、ほしいですぅぅぅっ、して、してほしいですっ」
カミラ
「王子と、せ、せっくす……せっくすしたいです……っ!」
もじもじと脚をすり合わせながら、
カミラはようやく、素直に欲望を述べてくれた。
ならばその言葉に応えてやらねばなるまいと、
俺はさらに、指と舌先に注意を払い――
カミラ
「――んきゃぅぅああぁああっ!?
お、王子っ、おうじぃ……ぁああぁぁぁっ!?」
カミラ
「なんでっ、ど、どうしてぇ……っ!!
ちゃんとおねだり……したっ、のにぃ……っ」
カミラ
「どうしておっぱい、い、いじめるんですかぁ……!?」
カミラがあまりにも可愛らしい反応をみせてくれるから、
それ以上の理由はありはしない。
俺は限界まで集中力をつぎ込んで、
カミラへの愛撫を続け――
カミラ
「んぁぁあっ、ひあっ、あぁぁあっ!
だめっ、これっ、あぁあっ、おっぱいだけで、
おっぱい触られてるだけでぇ……ッ!!」
カミラ
「イっちゃ……イっちゃいますっ!
ひぁっ、ぁああぁああ……ッ!!」
可愛らしい嬌声と共に、
カミラの身体がびくびくと震える。
彼女はしばらく、全身に残った快楽のしびれに戸惑うように、
ゆっくりと深呼吸を繰り返して、
カミラ
「はぁ……はぁ……んっ……うぅぅ……」
カミラ
「ちゃんと、せっくすしたいと言いましたよ……?」
カミラ
「それなのに、私だけ果てさせるなんて……。
もう、王子の意地悪さん……」
口ではそんな抗議の声を上げながらも、
肩越しに見えるカミラの表情は、とても幸せそうにとろけている。
そうして、彼女が落ち着くまでの間、
俺達は軽口を叩き合いながら、短い時間を過ごしたのだった。