白浴衣の弓乙女ナナリー寝室2 シーンテキスト

――月明かりを全身に浴びるナナリーの姿は、
まるで絵画か、名工による彫刻のような美しさだった。

ナナリー
「ひぅっ……ぁ……は、入り……ました……?」

肉棒の先端は、
ナナリーの柔らかな蜜穴の中にくぷりと収まっている。

しかしまだ、彼女の温もりを感じているのは、
肉棒のおよそ半ばまでだった。

ナナリー
「お、王子のが……いつもより大きいから……です」

ナナリー
「んぅっ……うぅ……入り口……広がって……ひぁあっ」

ゆっくり、ゆっくりと、
俺の上にまたがったナナリーは、肉棒の上に腰を下ろしていく。

その様子を見て、
辛いのならこちらから攻めようかと提案してみるが、

ナナリー
「だ、だいじょ……ひぁっ、大丈夫、です……っ」

ナナリー
「今日は……私が王子を……んぅっ、
き、きもちよ……くぅぁあああっ!!」

腰から力が抜けたのか、足が滑ったのか、
ナナリーの白い尻は、すとん、と肉棒の上に着地した。

ナナリー
「は……入っちゃい……ました……」

ナナリー
「王子の……お腹の奥まで……全部……」

ひくひくと震える膣肉と、ナナリーの身動ぎが、
甘く痺れるような快感を肉棒に刻んでくる。

腰を振りたくなる衝動を抑え込み、
呼吸を整えるナナリーの背を撫でてやると、

ナナリー
「ふぁ……うぅ……くすぐったい、です」

ナナリー
「もうちょっと……待っててくださいね。
慣れてきたら、いっぱい気持ちよくしますから……」

ナナリーは深呼吸をしつつ、
彼女の体内に収まった肉棒の形を確かめるかのように、
柔らかく膣口を締め付けたり、緩めたりしてくる。

それが何ともくすぐったく、膣道のぬくもりと相まって、
祭りに浮かれていた心に、更なる陶酔をもたらしてくる。

ナナリー
「ん……ふぁ……」

ナナリー
「王子、ゆっくり……動きますね……?」

満月を湛えた夜空と、肉棒を受け入れたナナリーの、
芸術的な美しさに見とれているうちに、
どうやら準備は整ったようだった。

振り返るようにしてこちらに視線を向けるナナリーに、
深く頷き返してみせると、

ナナリー
「えへ……それじゃあ……よいしょ……んっ……ひぁ」

緩慢な動作で、ナナリーは蜜壺をもって、
ゆったりと肉棒を扱き始める。

深く、浅く、柔らかに繋がりあった互いの秘所は、
月の光を受けて、てらてらと輝いていた。

ナナリー
「ひぁっ……んぅぅっ……ふぁ……」

ナナリー
「王子……のっ……奥の方ぅ……ぐりぐりって……ひぁああっ」

ナナリーが上に乗る側だからだろうか、
肉棒は子宮を押し上げるかのように、
普段以上に深く飲み込まれている。

ナナリー
「ふぁっ、ぁ……んぅぅっ……!!
こんなっ……ひやぁっ……こ、これ……気持ち、い……ぁあっ!」

ナナリー
「王子とするの……気持ち、よすぎて……っ!
ひぁっ……これじゃ……さ、先にイっちゃいそうで……っ」

既に絶頂の緒を見つけてしまったのだろう。

ナナリーは自身の得る快楽を制御しようとしているのか、
唇を噛み締め、甘い嬌声を押し殺している。

しかし今夜は、
ナナリーと二人で気持ちよくならねば意味がないのだ。

ナナリー
「ひぁっ……えっ……? お、王子!?」

ナナリー
「だ、だめっ、だめですっ! 動いちゃ――ひぁああッ!?」

ナナリーの柔らかな尻をしっかりと掴み、
真下から垂直に、肉棒を打ち付ける。

こんなにも神秘的な夜に、
愛おしいナナリーと交われるのなら、
やはり普段以上に気持ちよくなってほしいと思うものだ。

ナナリーは困惑した表情で、ちらりとこちらを見るが、

ナナリー
「ひぁっ、だっ、だめっ、だめです王子ぃああぁああッ!?」

ナナリー
「こ、こんなの……す、すぐイっちゃ……あぁッ、んぅぅッ!!」

軽快に腰を振っていると、
膣口がびくびくと、肉棒の根本を締め付けてきた。

小さな絶頂を迎えたのだろう、
ナナリーはとろけきった表情で、
天に輝く月を見上げるように、背をのけぞらせる。

ナナリー
「だ、ダメって……ぁっ、ひぁあっ……」

ナナリー
「……ふぇ? お、王子……?
わ、私っ、い、今イって……ひぁっ、ああぁぁッ!?」

果てたばかりの蜜壺は、
これまでの柔らかな締め付けとは違い、
きつく、激しく肉棒を攻め立ててきた。

気を抜けばこちらが精液を搾り取られてしまいそうな刺激の中、
ナナリーを更に気持ちよくしてやるために、
狭い膣道の中を、肉棒で幾度も刺し貫いていく。

ナナリー
「ひぁっ……んぅぅぅッ!! 王子っ、王子ぃ……ッ!!」

愛らしい嬌声を聞きながら、
こちらも既に限界を超えつつある劣情を、
ナナリーの膣内へと解き放つべく、抽挿の速度を上げていく。

二人の性の律動はぴったりと噛み合い、
循環する快感は、際限なく高まっていって、

ナナリー
「これじゃっ、またイっちゃ……ひぁっ、んぅッ!
王子っ、わ、私っ、もう……っ!!」

ナナリー
「あぁッ、ひぁあッ……!!
イっちゃいます、私っ、ひぁっ、イっちゃ……ぁあぁあッ!!」

精液を吸い出すかの様な強烈な収縮が、愚息を襲う。

こちらもナナリーの求めに逆らわず、
膣道の奥深くで、渦巻いていた精液を幾度も解き放った。

ナナリー
「ひ、ぁ……んっ……ぁあっ……」

びりびりと、雷に打たれたかのような痺れと快感が、
指先にまで広がっていく。

そうして、寄せては返す波のような快感と、
ナナリーの体温をゆったりと感じながら呼吸を整えていると、

ナナリー
「…………今日は私が、王子を気持ちよくするはずだったのに」

ぷくっと頬を膨らませて、
ナナリーはこちらを可愛らしく睨んでくる。

苦笑を浮かべつつ謝罪の言葉を述べると、
ナナリーは、仕方なさそうに肩をすくめて、
こう言ってくれたのだった。

ナナリー
「――次は、ちゃんと私からさせてくださいね、王子?」