白浴衣の弓乙女ナナリー寝室1 シーンテキスト
――月明かりの差し込む、樹々の狭間。
ナナリー
「…………んっ」
遠く聞こえるのは、祭りの喧騒。
ナナリー
「…………あっ、王子の、びくんってなりました」
ナナリーと俺は、人混みから隠れるように、
街外れの林の中で、睦み合っていた。
ナナリーの豊かな双乳に包まれた肉棒は、
ゆったりと刻まれる快楽を前にして、
既にその身を硬く張り詰めさせている。
ナナリー
「一緒に歩いている時から……硬くしていました、よね」
ナナリー
「もしかして……その……」
ナナリー
「私に……どきどき、してくれたんですか……?」
艶やかな浴衣姿のナナリーに、
ときめかないはずがなかった。
隣を歩む彼女の姿に、甘い香りに、
そして普段と少しだけ違う、扇情的な表情に、
心だけでなく、愚息も高揚してしまっていたのだった。
ナナリー
「……浴衣、気に入ってくれたんですね」
ナナリー
「……良かったぁ。
王子はどんな柄の浴衣が好きかなって、
いっぱい、いっぱい悩んで……これに、決めたんです」
照れ隠しなのだろうか、ナナリーは己の乳房を、
左右からぎゅう、と寄せて、肉棒を挟み込んでくる。
柔らかすぎる乳房の感触に加え、
こうして両の手で圧力をかけられると、
肉棒がナナリーと同化してしまったかのような錯覚に襲われる。
ナナリー
「……でも、浴衣よりおっぱいばかり、見ていませんか……?」
否定できない自分が、何とも悔しい。
それほどまでに、ナナリーの艶姿は、
形容し難い魅力を放っていたのである。
ナナリー
「良いんですよ……?
私のおっぱいは……んっ……王子だけの、ものですから……」
しゅるしゅると、滑るような感触をもって、
ナナリーは乳房で愚息を扱き始める。
ナナリー
「んっ……そんなに……ひぁっ、
びくびく、したら……上手く擦れないですよ……?」
愚息が己の意思とは関係なく跳ねてしまうのは、
致し方のないことだった。
ナナリーのたわわに実った双乳は、
まるで春のそよ風の如き涼やかさと、
陽光めいた温もりをもって肉棒に快楽を降り注いでくるのだ。
ナナリー
「気持ちいいって……ことですか……?」
その問いに、気恥ずかしさを覚えながら頷き返すと、
ナナリーも頬を赤く染めながらはにかんで、
ナナリー
「……もっともっと、気持ちよく……なってくださいね?」
ナナリー
「王子が嬉しそうだと……私も嬉しいんです」
そう言って、ナナリーは真っ直ぐにこちらを見つめてくる。
下を見れば白く美しい乳房、
上を見ればナナリーのとろけた笑顔。
何とも目のやり場に困る状況という他なかった。
ナナリー
「ひぁっ……うぅ……でも、これ……うぅぅ」
不意にナナリーは目を細め、熱い吐息を漏らす。
いったいどうしたのか、とナナリーに問うてみると、
ナナリー
「……王子を……その……ひぅっ……うぅぅ」
俺を?
ナナリー
「王子を……気持ちよくしているのが……えぇと、
私なんだって思うと……ちょっとだけ、えっちな気分に……」
ナナリー
「ま、まるで……その……王子を、
手のひらの上で、転がしている……みたいで……」
ナナリーに転がされるなら、それも良いかもしれない。
苦笑交じりにそう答えると、
ナナリーはますます顔を赤くして、
ナナリー
「もう……王子ったら……」
ナナリー
「でも……その言葉、忘れませんからね」
ナナリー
「それなら……今日は王子をめいっぱい、
気持ちよくしちゃいます……」
そう宣言するや否や、ナナリーは両手に力を込めて、
乳房の狭間でぐにぐにと肉棒を弄び始める。
これまでも涼やかな心地よさをずっと感じていたが、
速度と強さが変化したことで、
くすぐったい快感が、鋭い射精欲へと変化し始めた。
ナナリー
「あ……王子の先っぽから……ぬるぬるしたのが……」
ナナリー
「気持ちいい証拠……でしたよね……?」
柔肉の渓谷から、姿を見せては再び埋もれる亀頭の先端からは、
我慢汁が滲み出て、ナナリーの白い肌を汚している。
彼女の肌もしっとりと汗を帯びはじめ、
ぬるぬるとした感触が、何とも心地よい。
ナナリー
「びくびくして……ちょっとだけ、苦しそうで……」
ナナリー
「どうしてでしょうか……ちょっとだけ、
王子が……可愛く思えてしまいます」
祭りの熱にあてられたのだろうか、
ナナリーは普段の大人しい表情に加えて、
どこか妖艶な色香をもって、愚息を惑わせてくる。
腰の中心に宿った劣情は、急速にその勢いを増していき、
今にも暴発してしまいそうな状況になりつつあった。
ナナリー
「…………えっ? 出そう、ですか?」
ナナリー
「王子の……精液……出ちゃいそうなんですね」
ナナリー
「えっ? えぇ……?
えぇと……止めてほしいとは、どういう……?」
このままではナナリーに、
一方的に奉仕させただけになってしまう。
せっかく二人で夏祭りに来たのだ。
ならば性の交わりにおいても、
二人で気持ちよくなりたいものだった。
しかし、ナナリーは止めるどころか、
更に乳房の圧力を高めてきて、
ナナリー
「大丈夫です、王子。
私の大好きな王子は……一回や二回じゃ萎えません」
何とも、嬉しいような恥ずかしいような愚息への信頼だった。
そこまで言うのならと、
ナナリーの色香と強情さに観念し、
全身の力を抜いて、彼女の奉仕に何もかもを委ねることにする。
ナナリー
「んっ……あ……王子の、熱くなって……」
ナナリー
「びくびくって、震えて……我慢汁、とろとろって溢れて……」
ナナリー
「いっぱい、気持ちよくなってくださいね……?」
――ナナリーの、その笑顔が最後のトドメだった。
普段、訓練を視察しにいった時とは異なる、
慈愛に満ちたその笑顔が、精巣に必中の矢を放ち、
俺は為す術もなく精液を解き放ってしまった。
ナナリー
「んっ……ひぁっ、王子、か、顔にかかって……」
ナナリー
「王子の……熱いのが……いっぱい……」
顔にかかった精液を、
ナナリーは指先ですくい、丁寧に舐め取っていく。
その仕草のひとつひとつが、愚息にさらなる興奮を刻み、
一瞬だけ落ち着きかけた肉棒に、再び硬度を取り戻していった。
ナナリー
「…………やっぱり、まだ元気なままですね」
ナナリー
「あ、あの……王子」
そうしてナナリーは、そっと俺にしなだれかかりつつ、
こうねだってきたのだった……。
ナナリー
「次は……もっとえっちなこと、してもいいですか……?」