フィリス寝室2 シーンテキスト

フィリス
「んんっ……ふぁっ、ぁ……王子……、
もっと、優しく……んっ、あ……ぁぁ……!」

俺の身体に跨がるフィリスの秘所へ、
ゆっくりと男根が入り込んでいく。

既に愛液に充ち満ちた膣内は、
何の抵抗もなく俺自身を受け入れてくれた。

フィリス
「ふゃぁぁああンッ――!!
……ハァ、ハァ…………いっきに、奥まで……、
入って、きちゃったよぉ……王子ぃ……んっ、んぅ……」

月明かりに照らされたフィリスの引き締まった身体が、
幻想的な美しさとなって眼前に映る。

それは、父の仇を討つため、
そして俺の為にと数多の戦場に臨んで生まれた、
勇敢さの結晶とも言える身体だ。

そんなフィリスの体内に今、
俺自身の醜さが優しく包み込まれている。

そう思うだけで、
途方もないほどの興奮を覚えた。

フィリス
「だいじょうぶ、だから…………、
王子の、好きなように……動いて……」

優しげな微笑を浮かべながらフィリスが言う。

俺は頷きながら、
押し止めていた欲望に従うようにして、
おもむろに腰を動かし始める。

フィリス
「ふぁっ、ぁあっ…………んんっ……」

少し動いただけでも、
鮮烈なまでの快楽が総身に奔る。

甘く狂おしいまでの快感がより多くの興奮を生み、
それが更なる欲望の尖りとなってフィリスの膣中を暴れ回った。

フィリス
「あっ、ぁあンッ!
王子の……んっ、ぁぁ……なかで、またぁ……あっ、ぁん……、
大きく、なってぇ……ふぁっ、はぁ、やぁあんっ……」

きゅぅっと愛おしそうに膣肉が男根に絡みつき、
抽挿の度、上質のヒダが絶妙に肉竿を刺激する。

気を抜けばすぐにでも果ててしまいそうだった。

フィリス
「いい、から……もっと、乱暴にして……いいからっ……、
はぁ、ぁっ……王子……気持ち良くなって……」

自分だけが気持ち良くなっても意味がない。
そう思いつつ彼女の脇腹を両手で掴んで下へと引き、
より深い場所ヘと男根を突き上げる。

フィリス
「くふぁぁっ、あっ……ンンンッ!!
だ、めぇ……そんな、あっ、ぁああっ……っ、
王子の、がぁ……すごいとこ、あたって……はぁああンッ!」

亀頭の尖端にコリコリとした感触がある。

そこが彼女の最も敏感な場所であることを悟った俺は、
男根を接着させたままグリグリと円を描くように腰を動かした。

フィリス
「ひぁああんっ! んっ、ぁあぁっ!
らめぇっ、そんなとこ……あっ、くふぁあんっ!」

フィリス
「ずるい、よぉ……ああっ、やぁあっ……!
はぁっ、ぁっ……弱いとこ、ばっかり……んっ、ふぁあンッ……!」

ビクンビクンと何度も身を震わせながら、
俺の腹に両手をついてフィリスが快感に悶える。

フィリス
「んっ、ぁあっ、ああんっ……!
もぉ、身体、支えてられないぃっ……ふぁあっ、あぁぁッ……!
おうじぃ……おうじぃっ……やぁあああんっ……!!」

一つ突き上げる度に、
はだけた浴衣が艶やかに揺れ動く。

荒い息と朱に染まる頬――自分でも御しきれない
強大な快楽の渦に飲み込まれたフィリスの
その端正な顔が、淫らに蕩けていく。

フィリス
「もう、らめぇっ……あっ、ふぁあっ……あぁあんっ!
わたし、イッちゃ……うぅっ、あっ、ぁああっ……、
や、らぁっ……ひとりで、なんて……やだよぉ……!」

涙目になりながら、
どうにか自らの想いを口にするフィリス。

ならば一緒に、と
俺は絶頂へ向けて苛烈な抽挿を開始する。

フィリス
「あっ、ぁああっ、んふぁあんっ……!
激し、すぎる、よぉっ……あっ、やぁっ、ああンっ……!」

フィリス
「イクぅっ、イッちゃうよぉ……ふぁっ、ぁああっ……!
おうじ、おねがいぃっ……もう、だしてぇっ……!」

フィリス
「んんっ、ふぁあっ、ぁあっ、ぁっ、ふゃあぁああああンンッ!!」

一際大きな嬌声と共に、
星々の瞬く夜空を背にして
フィリスが艶めかしく身をしならせる。

同時に、彼女の総身に奔る絶頂の震えが膣内の強圧へと繋がると、
その勢いに負かされるようにして、
煮えたぎる白精が盛大に膣奥で噴き上げた。

フィリス
「ぁあああぁっ、あっ……でて、るぅっ……王子の……っ、
どくどくって……いっぱい、注がれて……んっ、んんぅ~~ッ!!」
すごい、よぉっ……もっと、もっといっぱい……ふぁあぁぁっ……」

放たれる精液に合わせて、
フィリスが愛らしく身動ぐ。

フィリス
「ああっ、ぁ……もう、はいらない……よぉ……んっ、ふぅぁ……」

そうして、全てが吐き出されるのと同時に、
彼女は力なく俺の身に覆い被さるように倒れてきた。

フィリス
「ふぁ、ぁぁ……ごめん、王子……、
からだ……ちから、入らなく、て……んっ、んんぅ……」

胸に置かれた彼女の頭を優しく撫でる。

どこからともなく流れてくる夜の風が、
淫らな熱の名残をゆっくりと掠っていくようだった。

フィリス
「…………王子」

フィリス
「恥ずかしかったけど……その……」

フィリス
「すごく……気持ちよかった……」

フィリス
「でも……やっぱり外でっていうのは……、
今日限りにしてほしい……かも……」

フィリス
「だって……誰かに見られてるかもって思うと、
気が気じゃないっていうか……」

そういうわりには随分と乱れていたが、
と意地悪く伝えると、

フィリス
「……そ、そんなことは……」

フィリス
「…………むぅ」

フィリス
「王子のいじわる……」

ぷい、と顔を背けるフィリス。

そんな彼女に謝りの言葉を向けながら、
着崩れた浴衣を引き上げて、
何とか元通りにしようと努める。

が、なかなか思うようにいかない。

フィリス
「ふふっ……浴衣の着付けは意外と難しいんだ……」

フィリス
「東の国の文化は、どれも繊細なものばかりだから……」

フィリス
「……私のような武骨者には、少々手に余る……」

フィリス
「この浴衣の可憐さに……、
自分が負けてしまうような気後れすら感じるよ」

そう言って謙遜する彼女に、
本当によく似合ってる、と囁きかけ、
その真白い頬にキスをする。

言葉に嘘はない。
現に、フィリスの浴衣姿の見事さに魅了されたからこそ、
こうして肌を重ねてしまっているのだから。

フィリス
「……そう言ってもらえると、すごく嬉しいよ……王子」

口端を笑みで形作り、
フィリスが照れながらも言葉を紡ぐ。

フィリス
「王子が、少しでも私を綺麗と思ってくれるなら……」

フィリス
「明日も……この格好でいようかな……?」

彼女の言葉に笑顔で頷きを返すと、
そんな俺の反応が嬉しかったのか、
今度はフィリスから俺へと口付けを捧げるのだった。