水着アンナ寝室2 シーンテキスト

アンナ
「――えッ!? ここで、ですか?」

良く晴れた青空の下で、
水着姿のアンナは驚きに目を丸くした。

アンナ
「あの……仲間の皆さんだって、すぐ近くにいるのですよ?」

アンナ
「いくら気分転換にと海に来たからと言っても、
羽目を外しすぎではないかと思うのですが……」

自分でもおかしなことを言っているのは分かっている。

だが、平時は貞淑さの化身とさえ言える程のアンナが、
美白の柔肌を魅力的な色彩の水着で飾り立て
こうして目の前に立っているのだ。

興奮しないわけがなかった。

アンナ
「褒めて下さるのは、嬉しいのですが……」

アンナ
「で、でも……、
やはり私はこの様な場所では、ちょっと……」

そうだよな、と自らの愚かさを痛感し、
せっかく仲間の皆と共に海水浴を楽しもうという日に、
ふしだらな気持ちでアンナを求めてしまったことを恥じた。

本当にすまなかった、とアンナに頭を下げ、
俺はその場を後にしようとする。

――のだが、

アンナ
「待ってください……」

不意に手を引かれた。

驚いて振り返ると、
恥ずかしそうに頬を染めたアンナが、
俯きながらこう言った。

アンナ
「あちらの岩陰なら……誰にも、見つからないかと……」

そう言って彼女が指し示した場所は、
確かに誰の目にもつかなそうな絶好のものに映った。

だがそれ以上に嬉しかったのは、
アンナも俺を求めてくれていたという事実だった。

アンナ
「見つからないうちに行きましょう、王子……」

俺に表情を見られないようにしつつ、
アンナは俺を岩陰へと連れて行く。

アンナ
「ここなら……大丈夫だと――――んんぅっ!?」

我慢できなかった。

気づいた時には、
アンナの美しい身体を抱き寄せてその唇を奪っていた。

アンナ
「……んっ……っちゅ、ふぅ……ちゅ……」

最初は驚きに強ばっていたが、
アンナの方からも徐々に口を開き、
互いに舌を絡ませ合う。

アンナ
「ちゅっ……ちゅるっ……ぷぁ、ぁ……、
王子……大好き、です」

いつもとは違う、甘く艶やかな声。

俺だけにしか捧げることのない表情とその声に、
胸が締め付けられるほどの愛しさと興奮を覚えてしまう。

アンナ
「もう、準備は……出来ています」

アンナ
「だからお願いです……来て、ください」

そう言うと、アンナは手頃な岩に手をついて腰を屈め、
俺を受け入れようとする体勢になる。

見れば、いつの間にか水着の紐は緩められていた。

アンナ
「……もし、万が一誰かが来てしまった時の為に、
すぐに身につけられるようにしておきたいので、
今はここまでしか脱がさないでください……王子」

かなりの羞恥なのだろう、
アンナの白面の頬が艶やかな朱に染まっている。

俺のことを思って可能な限りの露出をしてくれているという
その気遣いに、より大きな情愛が膨れあがる。

アンナ
「……あっ、ン……ッ!」

既にギチギチに張り詰めていた愚息を水着から取り出して、
俺はアンナの秘部へと押し当てた。

亀頭の先端には思っていた以上の湿り気が感じられ、
準備ができているという言葉が嘘ではないことを知る。

もしかしたらアンナも、
こうなることを少しは期待していたのだろうか。

アンナ
「……ち、違います」

アンナ
「これはその……王子のことを、お慕いしているから……、
自然と濡れてしまっている……だけで……」

今にも泣き出しそうなほどに、アンナの瞳が潤んでいる。

意地悪なことを言ってすまなかった、と
彼女の美しい背に一度だけキスを落とし、
そのままゆっくりと膣口に男根を埋めていく。

アンナ
「ふぁっ……あ、んンッ……!」

とっさに出てしまった甘やかな声を抑えるように、
アンナは緩めた水着の紐を唇で咥えて何とか声を押し殺そうとする。

そんないじらしいアンナの膣中へ、
より深く入り込もうとするように進んでいくと、
無数の膣ヒダが陰茎に絡みついて容赦なく締め付けてきた。

アンナ
「ひぁっ、あぁ……んっ、んんぅッ……」

あまりの気持ちよさに、
このまま果ててしまいそうになるのを堪えながらも、
何とか全てを沈め込む。

アンナ
「はぁ、ぁ……ンっ……すごい……、
王子の……あぁっ……すごく、大きいです……」

打ち込まれた快感の勢いのせいで離してしまったのか、
既にアンナの口には水着の紐は咥えられていない。

アンナ
「私の水着姿で……興奮、してくださっているのですか?」

何を今さら、と俺は
抑えきれない興奮と愛情を引き連れて抽挿を開始する。

アンナ
「あぁンッ……んっ、ふぁ、あぁあッ……、
そんな、いきなり……激しすぎますぅ……ッ」

あまり時間をかけては仲間たちに見つかってしまう、と
アンナには悪いが最初から激しく腰を動かす。

アンナ
「んっ、んンッ、ふぁっ、ああっ……やぁあンッ!」

性器同士が激しく擦れ合い、
卑猥な水音が遠くで聞こえる波音よりも鮮やかに
俺達の間で掻き鳴らされる。

アンナ
「あああンッ! あ、ああッ、んっ、あぁああっ!
気持ちいい、ですぅ……王子の、すごく、たくましくて……、
ふぁっ……こんなの、気持ちいいに、きまって……あぁンッ!」

段々と大きくなっていくアンナの淫らな声に
腰の動きも苛烈さを増す。

同時に、その豊かな乳房を背後から思いきり鷲掴む。

アンナ
「ふぁああンッ! あっ、そんなに、
強くしちゃ……だめ、ですよぉ……んふぁあンッ……」

手に収まりきらないほどの圧倒的なボリュームに驚く。

普段は政務官として清楚な立ち振る舞いで傍にいてくれる
アンナだが、そんな彼女からは想像もつかないほどの
このずっしりとした重量感は、あまりにも淫らだった。

アンナ
「ンッ、んぁああッ……そんな、好きで、
大きくなったのでは、ありま……ひゃぁっ、ああンッ!」

アンナ
「ああッ、あッ……んンッ……、
王子は……胸の大きな女性は……んふぁ、ンっ……、
お嫌い、ですか……?」

少しだけ不安そうにこちらを振り向くアンナ。

殊勝な言葉と漏れ出てしまう嬌声。
そして、妖艶に潤んだ瞳による上目遣い。

全てが反則的に可憐で、
だからこそ堪らなく愛おしいと感じてしまう。

気づけば、
彼女の身体を背後から抱き寄せて、
そのまま一気に腰の動きを加速させた。

アンナ
「ひゃぁぁあンッ! んっ、あぁッ、やぁあ、ンッ!
王子……大好き、です……本当に、だいすき……、
あっ、ふぁあああンッ、んっ、ああぁあンっ!」

身体を抱き寄せている俺の手に、アンナの指が重なる。

アンナ
「も、もう……私、イッて……しまいそう、ですぅ……、
ふぁっ、ああッ……だ、だから……はぁ、あぁあンッ……、
王子も一緒に……気持ちよくなって……あっ、んンっ……!」

言葉だけでなく、
握られる手と締め付けを厳しくするアンナの膣内が、
共に絶頂を迎えてほしいと訴えている。

アンナ
「あッ、ああっ、ふぁあっ、やぁ、ぁぁああンッ!
イ、イきますぅっ、王子……もう、わたし……ふぁっ、
ああっ、イっちゃいますぅ……あっ、やぁああンっ……!」

アンナ
「お願い、しますぅ……王子も、もう……あっ、ああぁッ、
イって……ください、ひぁっ、ああッ……お好きなところに、
射精していいですからぁ……いっぱい、だしてくださいぃッ!」

アンナの艶やかな鳴き声と同時に
きゅぅっと締め付けを厳しくした膣内に白精を一気に解き放った。

アンナ
「ふあぁああッ、あぁっ、あぁぁあッ……!
いっぱい、でてますぅ……王子の熱いの、なかにぃ……ッ!
ああっ、だめ、です……わたし、もう……やぁぁあああンッ!」

射精されながらの抽挿でアンナも絶頂を迎えたらしく、
愛らしく何度も身を震わせる。

アンナ
「あぁンッ……ンッ、ンンっ……すごい、あっ、ぁあ……、
こんなに、いっぱい……あっ、ふぁあ……、
まだ、でてますぅ……王子……おうじぃッ……!」

激しく収縮する膣内で、
自分でも驚くくらいの量の精液が流れ出ていく。

アンナ
「はぁ……はぁ……も、もう……らめ、れすぅ……、
気持ちよすぎて……立って、られ、ません……」

アンナは絶頂の余韻による震えが収まらないのか、
支えられなくなった身体を俺に預けてくる。

見れば、膣内に収まりきらなくなった精液が
結合部の隙間から漏れ出し、
アンナの魅力的な太ももを伝い落ちていく。

アンナ
「すみません……王子……はぁ、はぁ……」

アンナ
「私、こんなに……感じてしまう、なんて……、
本当に、恥ずかしい……です」

いつもとは違う環境で、
しかもこんなにも可愛い水着を身に纏っているのだ。
普段と何も変わらない方がおかしい。

アンナ
「……それは、そうですけど……」

アンナ
「やはり、恥ずかしいものは……恥ずかしいです……」

興奮の熱が薄れ、
徐々にいつものアンナに戻っていくのが分かると、
互いに乱れた水着を直す。

アンナ
「そろそろ……皆さんのところに戻らないと、ですね」

そうだな、とアンナの
乱れてしまった髪飾りのリボンを直してやりながら言葉を返す。

よし出来たぞ、とここに来る前と同じ程度に
アンナの身なりが整ったのを確認する。

そして、仲間のもとへと戻ろうと俺は歩を進めようとする。

アンナ
「――待って下さい、王子」

言葉と共に、
アンナが背後から抱きついてきた。

柔らかな感触と、
背にかかる彼女の吐息にどきりとする。

そんな動揺を悟られないように、
俺は努めて冷静に、
どうしたんだ、と返す。

アンナ
「あの……」

アンナ
「もう少しだけ……」

アンナ
「本当に、ほんのわずかな時間でいいです……」

アンナ
「……もう少しだけ、王子と二人きりでいても……いいですか?」

表情は見えないが、
きっとありったけの勇気と共に言葉を紡いだに違いない。

アンナが珍しくわがままを言ってることが、ただ嬉しかった。

だから俺は、振り返って彼女を抱き返す。

アンナ
「……王子」

少しだけ緊張した面持ちだったアンナが、
太陽に向かって咲く大輪の花のように明るい笑顔になる。

――俺も二人きりでいたい。

そう口にしてみて、
自分でも驚くほどに恥ずかしくなってしまっていることに気づく。

アンナ
「……ありがとうございます、王子」

アンナも、少しだけ恥ずかしそうに微笑んでくれる。

そして、ゆっくりと身体を寄せ合って、
誰にも知られることのないこの場所で、
互いの想いを重ね合わせるようにキスをした。

アンナ
「……愛しています、王子」

アンナ
「誰よりも……貴方を愛しています」