晴着の花姫ロゼット寝室2 シーンテキスト
ロゼット
「んっ……ふぁ……おなかのなか、
あったかくて、ぽかぽかして……きもちいいです……」
甘くとろけそうなロゼットの声を楽しみながら、
俺はゆるやかな抽挿運動を繰り返していた。
ロゼットが色々と間違った奉仕をしてくれたのが、
およそ今より半刻程前のこと。
手始めにと、恋人同士がするような、
愛のある交わりが如何なるものか、
よくよく言い聞かせた後に、今に至るのだった。
ロゼット
「ふふっ……王子を気持ちよくしてあげたくて、
ちょっと焦っちゃったんです」
ロゼット
「だって……んぅっ……ふぁっ、
他の子に……王子を取られちゃうのは、悲しいですし……」
年相応の真っ直ぐな感情と、
その素直さには不似合いなほど落ち着き、慈愛に満ちた笑顔。
ロゼットの危ういその均衡が、
俺の心を、抱きしめるかのように染み渡ってくる。
ロゼット
「んぅっ……もっともっと、王子のことを教えてくださいね」
ロゼット
「たとえば……王子が好きなこととか……ひぅっ……あぁっ」
ロゼット
「王子のきもちいいばしょ、とか……」
ロゼット
「それから、えっと……私にどうしてほしいか、とか……」
ロゼット
「王子の……好みの女の子になりますから」
ロゼット
「ずっとずっと、お側にいます。
んぅっ……ずっとです……ずーっと……」
狭く熱い蜜穴に肉棒を突き立てる度に、
少しずつ、ロゼットはとろけた表情になっていく。
こちらに囁きかけてくれる言葉の数々は、
彼女の本心なのだろうか、それとも、
情欲に侵されたが故の、この場限りのものなのだろうか。
ロゼット
「……王子、どうして悲しそうなお顔を?」
ロゼット
「ふふっ……私はどこにも、いきませんよ?」
ロゼット
「誓いの言葉は絶対です……。
私はずっと王子のお側にいたいと、
初めて愛していただいた時に、誓いましたよね……?」
ロゼット
「ふぁっ……あぅっ……んぅぅ……。
もしかして、信じていなかったのですか?」
そんなことはなかった。
ロゼットは確かに、大人というにはまだ早い年頃ではある。
だが、亡き両親の教育の賜物か、
または彼女の歩んできた道の過酷さ故か、
ロゼットは見た目以上に大人びた、思慮深さを持ち合わせている。
ロゼット
「んっ……ふふっ、背伸びをしているだけですけどね」
ロゼット
「ひぁ……ふぁぅ……だって、好きな人の前、ですから」
そう言ってロゼットは、
まるで我が子を慈しむかのように優しく俺の頬を撫でてくれる。
それがどうにも照れくさく、
俺は半ば無意識に、腰の動きを速めていってしまう。
ロゼット
「ふやぅっ、んぅっ、あぁあ……っ!!」
ロゼット
「ひぅっ、そ、そこ……じんじんして……ぞくぞくして……っ」
ロゼット
「ふぁっ、ぁああっ、王子……気持ちいいですか……?
私……ちゃんと王子を、気持ちよく出来ていますか……?」
こちらにそう問いながら、
ロゼットは膣口を痛いくらいに締め付けてくる。
元から綻ぶ前の蕾のようであった彼女の蜜穴は、
その締め付けによって、いとも簡単に精液を搾り取りかねない、
大いなる神秘に満ちた洞穴となりつつあった。
ロゼット
「ふふっ……んぅぅぁっ、王子、気持ちよさそう……」
ロゼット
「もっともっと、私のこと味わってくださいね……?」
ロゼットは、俺を更に深部へと招くかのように、
両手を広げて小首を傾げる。
こちらもその誘いに乗って、
小さなロゼットの身体を強く抱きしめ、
ついばむように、互いの唇を求め合った。
ロゼット
「んっ……ちゅっ……すき……大好きです、王子」
ロゼット
「ふぁっ、ひぅっ、あぁああっ!
王子……好き……すきすきっ、だいすき……っ」
春の森にも似た煌めく瞳が、
潤んだ色でこちらをまっすぐに見つめてくる。
俺も彼女の言葉に、
俺自身の正直な気持ちを言葉として返し、
ふたりの結合を、更に深く、速くしていく。
ロゼット
「ふぁあぁ、んやぁっ、きゃぅぁああ……っ!?」
ロゼット
「ふぁっ、ひぅぅっ、王子っ、おうじぃ……っ!!」
互いを呼びながら、口付けを幾度も交わし、
もっとこの時間が続くようにと絶頂を堪え続けても、
もはや限界はすぐ目の前に近付いていた。
どうしてこの瞬間は永遠ではないのか。
ロゼットの中にいられる瞬間が、
ずっと続いてはくれないのか。
ロゼット
「ひあぁああっ、
だ、だいじょうぶ、だいじょうぶ、ですよ……?」
ロゼット
「わたしは……ああぁあっ、
ずっと、ずっと一緒ですから……っ!」
ロゼット
「王子が望むなら……毎晩だって……ひぁああっ、
な、何度だって……えっちなこともしますっ、からぁっ!」
ロゼット
「ひぁっ、んやぁああぁ……ッ!?
王子っ……おうじっ、おうじぃ……っ!!」
ロゼット
「すきっ、だいすきですっ、すきっ、
おうじのことが……あぁっ、あぁああ――ッ!!」
ロゼットの膣口が、一際強く収縮する。
それが絶頂故のものであると理解する前に、
俺自身も、彼女への想いを乗せた精液を、
子宮の奥深くへと解き放っていた。
ロゼット
「はぁ……はふ……んぅ……」
絶頂の余韻に揺られながら、俺達は互いの唇を求めあい、
幾度も抱擁を交わし、見つめ合っては笑みを交わす。
ロゼット
「……えへ……いっぱい気持ちよくされちゃいました」
ロゼット
「お腹のなかも……ちゃぷちゃぷいっていて……。
すごいいっぱい、出してくれたんですね……」
ロゼットは、まるで赤子をあやすかのように、
己の腹をさすり、照れた様子で微笑む。
そうしてどれだけの間、見つめ合っていただろうか。
ロゼットは不意に、思い出したかのように、
こんなことを言い出したのだった。
ロゼット
「あっ、これ、さっき教えてもらったやつですよね……?」
――さっき教えた?
ロゼット
「はい、正しい意味でのひめはじめ、です♪」