南瓜祭の花嫁カルマ寝室2 シーンテキスト

――どうやらカルマは、
今夜は一切、俺に主導権を渡すつもりはないらしい。

カルマ
「ふぁ……んぅっ……当然です、王子様」

カルマ
「だって、王子様ったら……ひぅっ……。
お菓子を……くれなかったじゃないですか」

カルマ
「だから今夜は、王子様の美味しいお菓子を、
めいっぱい搾り取って……ひぁっ、
ぜんぶ……全部、んぅっ……独り占めするんです」

愚息の上にまたがったカルマは、
俺の両手を寝台に押し付けるようにして、
円を描くようにゆったりと腰を振る。

先程射精したばかりだというのに、
肉棒はカルマの味を覚えた野生動物のように、
即座に屹立し、その蜜肉の中をたゆたっていた。

カルマ
「王子様は……お嫌ですか……?」

カルマ
「ひぁっ、わ、私みたいな、
王子様を欲しがる淫乱な女は……お嫌いですか……?」

そんなこと、あるはずが無かった。

声に出して否定するまでもなく、
彼女もそれを理解しているはずだろう。

カルマ
「……もう、分かっていますけど、知っていますけど」

カルマ
「それでも、言葉に出して、
気持ちを伝えてほしい時もあるんです」

そういうものなのか、と苦笑して、
カルマを想う気持ちを、ひとつひとつ、丁寧に言葉にしていく。

カルマ
「……ふふ、嬉しいです、王子様」

カルマ
「私も、王子様の命が果てるその時まで、
そしてその後だって、ずっとずっと、お側にいることを誓います」

カルマのその言葉が嘘ではないと、
長い時を過ごす間に、俺達は理解していた。

しかし芝居がかったその言葉には、
どこか気恥ずかしさを感じ、それを晴らすために、
真下からカルマを突き上げてやることにする。

カルマ
「きゃぅ……っ!?」

カルマ
「もう……王子様が動いたらダメですよ……?」

カルマ
「今夜は私が、王子様にいたずらをする側なのに……」

そうだったか、ととぼけつつ、
此処から先はカルマに任せようと、
全身の力を抜いて、全てを彼女に委ねることにする。

カルマ
「ふふ、はい、それで良いのです」

カルマ
「それでは続きを……んっ……ひぁ……んぅぅっ」

カルマ
「王子様……? 普段よりも、大きくないですか……?」

カルマ
「もしかして……ひぅっ、このドレス、
気に入ってくださったのでしょうか……?」

普段の清楚な装いとは異なる、
妖艶にして愉快なカルマのドレスは、
確かに普段と異なる興奮を愚息に与えていた。

互いのことを知り尽くしたふたりでありながら、
こうして新たな刺激を覚えられるとは、
祭りというのも悪くないものだった。

カルマ
「もう、王子様ったら……。
あぁっ……それではまるでお祭りが、
んっ……ぁあっ、こうして交わる……口実みたいではないですか」

抗議のつもりだろうか、カルマは膣口で、
肉棒をぎゅう、と締め付けてくる。

心地よい抗議を受けながら、
俺もいくつかの言葉を返すと、

カルマ
「口実でも良い……ですか……。
ひぅっ……確かに、そうかもしれませんが……あぁぁっ」

カルマ
「それなら私は……ひぁあっ、新しい……んぅっ、
新しい衣装を仕立てる度に……王子様に汚されるのですね……?」

その問いに、先程のカルマを真似て、
嫌かと問うてみると、彼女はゆっくりと首を横に振って、

カルマ
「いいえ、王子様……あぁっ、この身体は、
私の全ては……んぅぅっ……もう、王子様に捧げたものですから」

カルマ
「この身体も、魂も、未来も……ひぁっ、んやぁっ!
ぜんぶ……全部王子様のものです……っ」

己の言葉に興奮したのだろうか、
カルマの秘所から、くぷりと愛液が溢れ出る。

更なる潤滑液を得たふたりの性器は、
互いに快感を伝え合いながら、
さらに行為を加速させていった。

カルマ
「ひぁっ、んやぁああっ、王子様……おうじさまぁ……っ!」

カルマ
「好きです……大好きですよ……?
心の底から、私は……んあぁあっ、あなたを……っ!」

カルマの言葉に、深く首肯を返す。

ふたりの間にある感情は、
きっと同じ色と形をしていると、
そんな漠然とした確信が、俺達の間にはあった。

カルマ
「ひぁっ……あぁあぁ……っ!!
王子様の……お腹の中で、びくびく、ふるえて……」

果たして、肉棒が快感に打ち震えているのか、
カルマの蜜穴が収縮しているのか、
ふたりともが分からない状況だった。

互いの間を循環し、膨れ上がっていく快感を前にして、
もはやどちらが果てそうになっているのか、
あるいはもう果てているのかも分からないのだ。

カルマ
「きゃぅっ、んやぁああぁッ!!
王子様っ、わ、私……このままじゃっ、もう……ッ!!」

カルマは俺の腰に、陰核をこすりつけるようにしながら、
更に激しく腰を振り続ける。

そしてカルマが快感を求める度に、
彼女の蜜肉に抱かれた肉棒にも、
耐え難い程の快楽が蓄積されていく。

カルマ
「ひぁっ、あぁぁあぁぁああッ!!
王子様っ、イっても、イっても良いですか……?」

尋ねずとも、互いに絶頂の限界を、
既に超えていることは理解している。

だが、あえてふたりの間にある言葉を慈しむかのように、
俺達は言葉を交わし合い、互いに頷きあって――

カルマ
「ひぁッ、あぁああぁッ!!
王子様っ、王子様ぁ――ッ!!」

強く強く収縮するカルマの蜜肉、
その衝撃によってより鋭い快感を得た愚息は、
弾けるように精液を解き放つ。

全身をびくびくと震わせながら、
絶頂による快楽に耐えるカルマの姿は、
もはや一種の芸術のようにも思える美しさだった。

カルマ
「ぁ……あぁ……」

カルマ
「王子……さまぁ……」

やがて糸がきれたかのように、
俺の上に覆いかぶさってきたカルマは、
耳元でこう囁きかけてきた。

カルマ
「お菓子、またいただいてしまいました……」

カルマ
「王子様の、あまいあまいお菓子……」

カルマ
「でも……あの……えぇと……」

珍しく逡巡するカルマの様子に、
俺は疑問符を浮かべつつ、いったいどうしたのかと問うてみた。

すると彼女は、随分と気恥ずかしそうに、
こんなお願いを投げかけてきたのだった。

カルマ
「来年は、私にもお菓子を……くださいね?」