刻詠の花嫁リンネ寝室2 シーンテキスト
リンネ
「こ、この格好は……さすがに……は、恥ずかしいのじゃが……」
羞恥に頬を染めながらリンネが振り返る。
カーテンの吊された窓際に彼女を立たせ、
そのまま両手をつくように言葉を投げた。
リンネ
「あ、ぅ……こ、これでは……汝に、全てを見られてしまう……」
乱暴にたくし上げられた純白のドレスよりも、
なお穢れを知らぬ艶やかな尻肉が露わになる。
何度も目にしているはずなのに、互いに初心を
宿したかのように恥ずかしさを裡に覚えていた。
リンネ
「お願い、じゃ……これ以上、焦らさない……で……」
うっすらと涙を湛える両目で請われる。
そんなリンネが愛おしく、先の口淫で
濡れそぼる恥丘へと、男根を宛がった。
リンネ
「ンっ、ぁ……」
ぴくん、と彼女の身体がこわばる。
零れ落ちた艶やかな声音に興奮を喚起され、
そのままゆっくりと愚息を挿入していった。
リンネ
「ふぁっ……あ、ぁ……っ」
亀頭が入り込んだ刹那――待ちわびていた
かのように膣肉が思い切り締め付けてきた。
その温かさと心地よさに促されるまま、腰に力を入れ、
密着する膣壁を割りつつ、深く男根を入れ込んでいく。
リンネ
「ンンぅ……はぁ、ぁぁッ……い、いつもより……んぅ、
ずっと大きく……感じる、のじゃ……ぁ……あ、ン……」
まるで味わうかのように、彼女の膣内は愚息を締め付け、
これ以上は進めないと思うほどの狭苦しさを感じさせる。
ならば、とばかりに俺はリンネの艶やかな尻を両手で掴み、
そのまま左右へと押し開いて、愚息を深奥へと突き立てた。
リンネ
「ふゃ――あっ、ん……何故、そのように……んっ、ぁ、
だ、めぇ……もっと、ゆっくり……あっ、ぁあ……っ!」
幾多もの媚肉のうねりが、きゅうきゅうと絡みつき、
奥へ奥へと引きずり込む様な甘い感覚が愚息を襲う。
そして充ち満ちる愛液の滑らかさも手伝い、いつしか
己の醜肉は、すっぽりと根元まで裡に入り込んでいた。
リンネ
「あぁ、ん……はぁ、ハァ……汝と深く繋がり合えて、いる……」
感嘆の溜め息を零しながら、リンネは僅かに身を震わせている。
どうやら挿れただけで、軽く絶頂を迎えてしまったようだった。
その証とでもいうように桃色の菊紋が可愛らしくひくつき、
俺は誘われるように手を伸ばして、指先での愛撫を始める。
リンネ
「ふぁぁっ、そこ……はっ……ああっ、ぁあ!
ダメ、なのじゃあ……やぁっ、ぁっ……んぁッ」
膨らむ男根を膣内に咥え込ませながらの刺激だからか。
リンネにとっては、身に余るほどの快感だったようで、
征服欲を刺激するに足る愛らしい震えが揺蕩っていた。
リンネ
「そこはっ……触らなくて……いい、から……んっ、ぅ……、
汝の、たくましいもので……吾の裡を……愛してほしいのじゃ……」
少しだけ拗ねるように言葉を零すリンネ。
恥ずかしさと快楽で、いつもより幼げな様相を
宿す彼女を目にし、強き情愛が沸き立っていく。
気づけば、愛しさのままに腰は動き始め、
彼女の内奥を、愚息が前後し始めていた。
リンネ
「――んんぅっ、はぁ、ぁあっ……!
……なかで、擦れて……あ、ンンっ!」
絡む膣肉を振り切るように抽挿を速めていく。
淫らに肥大した剛直が、断続的に刺激を与え。
初々しいまでの雌肉は、妖艶たる反応を示し。
零れ堕ち往く喘ぎは、更なる劣情を喚起した。
リンネ
「ああぁっ、ンッ、あっ……んぅ、はぁ、やぁぁあンッ……!」
軽快な律動と共に膣内がかき混ぜられ、愛液の弾ける
音律と、リンネの艶声が室内に美しく響き合っていた。
リンネ
「もっと……んっ、ぁあっ……もっと、激しくッ、
して……ほしいのじゃ……あっ、あぁあっ……!」
求められるままに、淫腰の動きは苛烈さを増していく。
鈴口から零れ出る先走りのぬめりを塗りつけるように、
大胆に角度をつけて、単調な抽挿を変化させていった。
リンネ
「んふぁっ、あっ、ぁああっ……!」
狭苦しい薄桃色の虚を無理に押し上げられ、
先とは異なる快感を打ち込まれたリンネは、
その美しくも淫らな身体を可憐に震わせた。
リンネ
「んぅ、ああっ……やぁあ、ふゃぁあんっ……!」
心地よさは愛液の増大をもって表出し、前後左右へ
動く愚息の動きをより激しく滑らかにさせていくと、
亀頭が無数の肉ヒダにぶつかり、名状しがたき
極大の快感が、全身を雷撃のように駆け巡った。
リンネ
「吾も、気持ちいい……のじゃっ……あっ、ふぁああっ……!」
ぎゅっとカーテンを握り、与えられる快楽に耐えようとするリンネ。
その表情は幼げに蕩け、情欲の形を覚えんとするように、
器用に鈴口やカリ首の内側にまで淫肉を押しつけてくる。
リンネ
「ああぁっ、んんっ……ふゃあっ……ぁあっ……はぁあんっ!」
ぼう洋となる意識の中で、リンネは快楽に潤む瞳を此方へ向ける。
リンネ
「もっと、あっ、ぁあっ……吾に……んっ、ふぁぁッ……、
汝を……刻んで、ほしい……のじゃ……ふぁあ……ぁっ!」
リンネ
「強く……深く……やぁ、あぁン……ッ!
んっ、ふぁあっ……汝を此の身に刻み……」
リンネ
「あっ、ぁあっ……吾を……ふぁっ、ぁッ……、
汝のものに……んっ、ぁあ……してほしいのじゃ」
切なげに放たれた彼女からの求の言葉が脆き理性を奪い去る。
而して、更なる快感と情愛を叩き付けんとして、
俺は膨らむ愚息をぎりぎりまで引き抜いてから、
乱暴なまでの所作でリンネの深淵に突き入れた。
リンネ
「んぁぁああっ! あっ、ぁあっ、奥に、あたって……ッ!!
あっ、ぁあッ……ふぁっ、ああんっ……ぁああっ、やぁんッ!」
急激に加速する抽挿に彼女の喘ぎ声は抑えを喪失する。
呼応するように媚肉は激しく収縮するが、それすらも
蹂躙するような暴虐さで、膣内を引っかき回していく。
リンネ
「やぁあっ、ああっ、ンぅっ……あっ、あああっ、ふゃぁンッ!」
筆舌に尽くしがたい刺激と快感が身に押し寄せ、
互いの心魂を灼きつくすような熱が宿っていく。
荒々しき情欲は接合部で暴れ回り、陰孔からは、
壊れた蛇口の様に止めどなく愛液が溢れていた。
リンネ
「ああっ、ふぁあああっ! 気持ちよすぎて……っ!
どうにか、なってしまいそう……なのじゃぁっ……!」
いやいやと幼子のように頭を振って訴えかけるリンネ。
だが、生じてしまった欲望は放たれる刻を待つように
腰奥で累積し、今か今かと愚息の先端へと昇っていく。
リンネ
「ぁあっ、ぁああっ……射精して、ほしいのじゃ……っ!
このまま膣中に……汝の子種を……ふぁあっ、ぁあ……!」
言われずとも、とリンネの背に身を寄せて、
その余勢を駆って豊かな乳房と手を伸ばす。
リンネ
「んふぁあっ、ああっ、あぁんっ……!
そんなっ、あっ、ぁんっ……同時に、だなんて……やぁンっ!」
柔らかな果実を、意のままに揉みしだく。
興奮に尖りきった乳頭をつまみ上げると、
快楽のるつぼはきゅんと締まりを強くして、
より膨大な刺激を男根へと与えてくれた。
リンネ
「ふぁぁ、ああっ……んっ、ひぁあ、ああっ、んふぁああんっ!」
豊乳に触れる俺の手に、リンネの小さな手が重なる。
リンネ
「ぁあっ……もう、立ってられない……ふぁあっ、ンぅ……ッ」
快感に打ち震える身を必死に保とうとするリンネを抱きしめる。
リンネ
「やぁっ、ぁああっ……!」
抱きしめた勢いで深部へ入り込んだ愚息の先端に、
これまでには感じられなかった柔い肉壁が当たる。
それが種を待ちわびる子宮だと悟ると、俺は愚息に集う
マグマの様な躍動を爆発させんとして激しく腰を振った。
リンネ
「んんっ、ぁあっ、ぁあんっ……汝のが、また膨らんで……っ!」
リンネ
「ふぁあっ、ぁああっ……も、もう……らめぇっ……っ!
イクっ、イってしまう、のじゃっ……あっ、ぁあっ、やぁんッ!」
此方も、とうに限界を超えている。
暴発する寸前、最後の力を込めて腰を突き出し、
膨らみすぎた肉鉾の尖端を子宮口へ接着させた。
途端、甘美な雌肉は握りつぶさんばかりの締め付けを発揮し、
その刹那――頭が真っ白になった。
リンネ
「ふぁぁああぁぁぁぁああっ!! 汝の、子種が……っ!
あっ、あぁぁぁあっ……なかに、入って……ンンンぅッ!」
あまりの快感に意識を失いかけながらも、
溜まりすぎた欲望の塊を解き放っていく。
吐き出される淫熱に、リンネは美しく
背を反らして、繰り返し身を震わせた。
リンネ
「ああぁっ、んんッ……やぁ、ぁ……あっ、んんっ……はぁ、ぁ」
注がれ続ける白精と、未だ抽挿を止めぬ淫棒によって、
リンネは何度も何度も襲い来る絶頂を享受していった。
そして、許容を越えた欲望の名残が膣口から溢れだすと、
その艶やかな太股をゆっくりと麗らかに垂れ落ちていく。
リンネ
「ふぁ、ぁ……汝からもらった子種が、
外に……出て行ってしまうのじゃ……」
まるで大切なものを失っていくかのように悲哀の色を瞳に映す。
そんな彼女の愛らしい所作と紡がれる言葉に
沸き立った情愛は、抱擁という姿で形を成し、
果たして――互いにぐずぐずと床にへたり込んでしまう。
リンネ
「ハァ、はぁ……あっ、ぅぅ……まだ、震えが止まらぬ……」
腕の中に抱き留めた少女は、その美しい顔に戸惑いを浮かべている。
リンネ
「何とも……不思議な、感覚じゃ……」
甘える幼子のように俺の胸に頭を預け、リンネは言葉を紡ぐ。
リンネ
「先が詠めぬからこそ、汝の行動がより鮮明に伝ってくる……」
リンネ
「……未来が分からぬからこそ、今をつなぎ止めたいと心が願う」
リンネ
「汝らは、こんなにも素晴らしい世界を……生きているのじゃな」
喜びと悲しみが同居したような微笑が、
リンネの秀麗なる相貌に揺蕩っていた。
リンネ
「子をなしたいと望むのは、はかなき此世に楔を打つため……」
リンネ
「つまりは……そういう、こと……だったのじゃな……」
聡明さを取り戻したかのように、彼女の笑みは可憐さを増す。
リンネ
「我は白き衣を纏い、誓の指輪を充て、情欲に身を任せた……」
リンネ
「……果たして、純粋なる心魂は……解を導くに、至れり……」
呟きは、新たなる気づきの証左だったのだろう。
而して、リンネは、己が真心を言祝いでみせた。
リンネ
「吾は、汝の子が欲しい……」
明け透けな言葉に心を掴まれる。
同時に、リンネが未だ酔っている最中にあることを識った。
リンネ
「いや、若しかすれば此度の目合で、
吾は孕んでしまったかもしれぬな……」
リンネにしては珍しく、意地悪めいた微笑を浮かべる。
そして言葉の結びと共に、その美しい瞳を閉じていく。
リンネ
「実に、良き夜じゃ……」
リンネ
「先が詠めぬからこそ、汝を強く感じていられる……」
リンネ
「……ああ」
リンネ
「このまま、吾を抱き留めておいてくれ……」
リンネ
「……此世の汝ならば」
リンネ
「此刻の汝ならば……」
リンネ
「今、此処に在るリンネを……離さずにいてくれるはずじゃから」