一途な武王姫アリス寝室1 シーンテキスト

アリス
「……ちゅっ」

たわわな双乳に挟まれた肉棒の、
その先端に、触れるだけの口付けが施される。

ほんの小さな刺激だったが、
甘い唇の主がアリスであるという事実だけで、
愚息はその硬さを更に増していった。

アリス
「王子様の……またびくんってなりましたよ……?」

アリスが言葉を発する度に、
しっとりとした吐息が亀頭をくすぐる。

繊細な刺激に、心地良さともどかしさを感じながら、
いったいどうして、こんなことをしてくれるのかと問うてみる。

アリス
「お昼間のことを、謝ろうと思ったんです」

アリス
「あの時はちょっと手が離せなくてですね、
これはそのお詫びというか、埋め合わせといいますか……」

そう言われて、先程のことを思い出す。

日中にアリスを訪ねたのだが、彼女は鍛錬中だったのか、
あるいは何かを作っていたようで、随分と忙しそうだったのだ。

アリス
「せっかく王子様が会いに来てくれたのに、
無駄足を踏ませてしまったので……、
これはひとつ、お詫びの……えぇと、お夜伽を……と」

夜伽という言葉ひとつを口にすることすら、
アリスにとっては恥ずかしいことなのだろう。

彼女は頬を赤く染めて、視線を逸らしてしまった。

アリス
「は、恥ずかしいですよ……! 当たり前です……!!」

アリス
「構って欲しい……とか」

アリス
「いちゃいちゃしたい……とか」

アリス
「えっちなこと、してあげたい……とか」

アリス
「えっちなこと、して欲しい……とか」

アリス
「こんなの、王子様に出会うまで、
考えたことも無かったんですから……」

アリス
「も、もう! そんな嬉しそうな顔して……!!」

アリス
「余裕たっぷりな表情をしていられるのも、
今のうちですからね……?」

アリス
「王子様の弱点は、よーく知ってますから」

アリス
「ちゅっ……ちろちろ……」

柔らかな乳房のぬくもりに揺られていた愚息に、
熱くとろけそうな、アリスの舌先が触れる。

弱点をよく知っているという言葉どおり、
優しく、繊細な奉仕でありながら、
アリスの舌と唇は、心地よい刺激を肉棒に刻んできた。

アリス
「王子様の……ぴく、ぴくってしてます。
気持ち……いいんですよね……? ちゅっ……ぺろ……」

アリス
「ここ……ですよね?
王子様は……ここをくすぐると……」

アリスの舌先が、亀頭の裏側を喋むように突いてくる。

優しく、しかし的確な刺激は、
寸分の狂いなく、愚息の弱点だけを攻め立てる。

アリス
「あと……王子様は、ここもお好きですよね?
ぺろっ……ちゅぷっ……ちろちろ……」

アリス
「それと……こういうのにも、弱いですよね。
あむっ……ちゅぷぱっ……れろっ……」

アリス
「それから……ここもです。
この……段差になっているところ……ぺろっ……ちゅぱっ」

次々に、愚息の弱点が暴かれていく。

アリスは俺の何もかもを知っているかのように、
優しく、ゆっくりと、しかし致命的な程の正確さで、
腰の奥に渦巻く熱を一足飛びに高めていく。

アリス
「王子様、おなかがひくひくしてますよ……?
もしかして、我慢してるんですか?」

アリス
「私のご奉仕が……気持ちよすぎるから……?
えへへ……それなら、もっとがんばりますね!」

アリス
「ぺろっ……ちろちろ……ちゅっ♪」

――アリスは、舌技の天才だったか。

単純な激しさではない、
高すぎる技巧によって、好き放題に弄ばれながら、
絶え間なく降り注ぐ優しい刺激に身を委ねる。

アリス
「……いいえ、天才なんかじゃないです」

アリス
「王子様に抱いてもらう時も、
王子様を攻めさせてもらう時も……」

アリス
「ずーっと、王子様のことを見ていましたから」

アリス
「ずっとずっとです。
えっちの時だけじゃなくて、偶然すれ違った時や、
軍議の時や……私の部屋を訪ねて下さった時にも」

アリス
「ずっと、大好きな王子様を見ていました。
だから、王子様の弱点は、ぜーんぶ知っていますよ?」

王子様は知っていましたか? とでも言うように、
ふにふにと柔らかな双乳を以て、アリスは愚息を包み込んでくる。

その温もりと、こちらを見上げる視線は、
疑いようもない、優しい慈愛に満ちていた。

アリス
「当たり前です。王子様のこと……大好きですから」

アリス
「もちろん、王子様が乱れちゃう姿も、
……とっても大好きですよ?」

その言葉に返答を返すより早く、
豊かな乳房の海から顔を出した亀頭を、
アリスは小さな口の中に収めてしまった。

アリス
「あむっ……じゅぷ……んふぁ。
れろっ……れろろ……ぢゅぷっ……」

肉棒の先端を包み込む、舌と頬肉、そして吐息のぬくもり。
そして肉茎を優しく挟む、何よりも柔らかなアリスの乳房。

全身がアリスに抱きしめられているような錯覚を覚え、
意思とは無関係に、全身に震えが走る。

アリス
「ちゅぷ……ふふ……ここれすよね……?
ぢゅぷぁっ……ちゅぷっ……ぢゅるるるるっ」

尿道の奥から精液を引きずり出すような吸引、
包み込むような舌先の柔らかさ、
乱暴さと優しさの合わさった攻めに、思わず腰が跳ねる。

アリス
「んぅッ……けほっ……。
もう、王子様ったら、そんなに気持ちよかったんですか?」

喉奥を突いてしまったことを謝るが、
アリスは微笑み、ゆっくりと首を横に振って、

アリス
「気持ちいいと、身体が動いてしまいますよね。
私も王子様に攻めてもらうと、びくびくってしちゃいますから」

アリス
「でも、そんなに気持ちよかったなら、
もっともーっと……してあげますね?」

もっと……?

一度休憩を、と伝えようとした瞬間、
アリスは先程と同じように肉棒を咥えこんで、

アリス
「あむっ……ぢゅるっ……ぢゅるるるるッ!!」

宣言に違わず、彼女の舌先は愚息の弱点を的確に捉え、
双乳と吸引は、嵐のように射精欲を高めてくる。

繊細さと力強さの合わさった、全く隙のない攻めを前にして、
もはや抗うことはできそうになかった。

アリス
「ぢゅりゅっ……れろっ……ぢゅぷぱっ」

アリス
「んっ……ぢゅぷっ……れろ……ぢゅりゅるるるるるっ!!」

アリス
「私のくちに……だひていいれすからね……。
あむっ……ぢゅぷぱっ、ぢゅるるるるっ!!」

あとどれだけ我慢出来るだろうか。

大波に揺られる小舟のような心境で、
せめてアリスの口内のぬくもりを、
最後の一瞬まで味わおうと決意した瞬間だった。

アリスの愛らしい瞳が、
俺の眼と同時に、心までをも撃ち抜いていって――

アリス
「んぅッ……んんっ……!!」

胸の高鳴りと同期するように、
一切の抵抗が出来ないまま、
俺は白濁液をアリスの口内に解き放っていた。

アリス
「んぅぅ……こく……んむっ……こく……こくん」

白い喉が、精液を飲み込んでいく様が、
追い打ちのように胸をときめかせる。

アリスは幸せそうに表情をゆるめて、
最後の一滴までをも飲み干して、

アリス
「ごちそうさまでした!」

普段通りの、明るく輝く笑顔を見せながら、
アリスは愚息にひとつ、口付けを降らせてくる。

アリス
「いーっぱい出ましたね、王子様。
私のおっぱいとおくち、気持ちよかったですか?」

ひいき目に見ても、紛うことなき完敗だった。

楽しげに質問を重ねてくるアリスに、
苦笑交じりの回答をしつつ、俺は、
何とか反撃出来ないものかと、考えを巡らすのだった……。