ローザ寝室3 シーンテキスト
ローザ
「い――イヤぁあああッ!!」
灯りを落とした夜半の寝室に、少女の悲鳴が響く。
静かにしろ、と低く命じながら、
俺は寝台に押し倒したローザの邪魔な服を引き裂いていく。
ローザ
「お、王子、やめッ……ぬ、脱がせちゃ――ヤぁあアンッ!!」
脱がなければ挿れられないだろう、
と自明のことのように返しながら服を脱ぎ捨てる。
凶悪なまでに猛り尖った剛直の先を
濡れそぼった女の入り口に押し付けると、
ローザはくぐもったうめきを漏らした。
ローザ
「んんぅっ……ち、違うんです。
私は……ぁっ、明日、帝国に戻ると報告しに来ただけで……」
ローザが王国での所定の任務を終え、
近いうちに帰還するという話は確かに聞いていた。
無論、一度帰還しようが任務で再び会うこともあろうし、
なにもこれが今生の別れというわけではない。
だというのに、ローザは深夜に俺の寝室を訪れた。
……つまりはそういうことだ。
ローザ
「ば、馬鹿なことを言わないで!
誰が……あぅっ……犯して、欲しいだなんて……ッ!」
平時と同じ服装で寝室を訪れたということは、
強引に犯してほしいという何よりの意思表示ではないか。
大方、帰国後はしばらく会えなくなる俺に、
初めて森で犯された日に味わった強烈な性悦を
忘れないよう脳裏に刻んでほしくなったのだろう。
これだけ濡れていれば前戯の必要もないな、
とほくそ笑みながら、淡い茂みの奥に隠された
快楽の源泉にズブリと己を沈潜させた。
ローザ
「――んひィッ!?
あ……はぁああぁあぁああぁぁぁ……ッ♪」
熱く爛れた媚肉の森を最深部まで貫き通すと、
途端にローザは酔ったように頬を緩めて艶声を漏らした。
挿れられただけでイったとは、とんだ淫乱だな、と俺は笑う。
ローザ
「ち、違っ……んんん……っ!
さ、さっきまで、一人でシてて、敏感に――ひぅンッ!」
言い逃れをしようとするローザに、
俺のモノに犯されることを妄想して自慰をしていたのか、と囁く。
すると夜目にも白い彼女の肩がびくりと震え、
同時に締まりを強めた卑しい膣に苦笑を禁じ得ない。
自身の一番大事な部分を何度も犯し貫き、
それでさえ満足できずに何度も妄想して自らを慰めた、
他国の王子の肉棒にいま一度犯される気分はどうだ。
ローザ
「い……イヤ、イヤぁああぁああああッッ!!
だ、誰か――助けてくださいぃぃッ!!
私、いま……ンぁあッ、お、犯されてますぅぅッ!!」
悠々と腰を振って狭苦しい膣洞を掘削しながら、
大声を出しても無駄だと判っているだろう、と告げる。
初めて俺に犯された日からこのかた、
毎晩のようにこの寝室を訪れ、盛ったメス猫の如く
よがり狂っていたのは、他ならぬローザ自身なのだ。
ローザ
「やぁあアンッ! やめッ……やめてぇええッ!!
そんにゃっ、太いので、ナカっ……ゴリュゴリュしないでぇッ!」
ローザ
「んぁああッ! あっ、アッ、ひゃぁああンッ!
イヤぁあンっ……な、ナカで、大きくなって……ッ!」
ローザ
「ひゃめぇえええッ! や、やめてぇえッ!!
な、なかだし、しないで……イヤ……種付け、イヤぁアンッ!!」
大声で叫び訴えるローザに、静かにしろ、と再び命じる。
――それとも本当に誰かに来てほしいのか。
無理やり種付けされるところを見られたいというのか。
ローザ
「い、イヤ……そんなのイヤぁあぁンッ!
や……やめッ……ンンッ! も、もう抜いてぇえッ!!
種付け、されりゅの……見られ、たく、ないぃッ!!」
ギチュギチュと音がしそうなほどの摩擦感と共に
火傷しそうな程の熱が肉棒に擦り込まれる感覚がたまらない。
腰奥で燃えたぎる烈しい劣情が
出口を求めて尿道を駆け上がる。
ローザ
「ひッ……!?
い……イヤぁあンッ! 来てる、精液上がって来てるぅぅッ!!」
ローザ
「んゃぁあッ、アッアッ、あぁああぁンッ!!
や……出されちゃう……赤ちゃん、できちゃうぅッ!!」
その叫びを耳にした瞬間、
俺は亀頭まで迫っていた精液の暴発を寸前で押し留めた。
先ほどからローザの悲鳴の端々に垣間見えていた、
妊娠を恐れる言葉の数々――。
ひょっとすると、今宵のローザは……。
ローザ
「は、はいぃ……そうれすぅっ♪
私……ふぁ、はぁぁっ……き、今日……っ、
ン……すっごく、危ない日……なんれすぅっ♪」
ローザ
「で、ですからぁ……んっ、そ、そんな……っ、
ひぁっ……さ、先っぽで、奥、グリグリしないで……、
早く……ん、んんっ……抜いて、抜いてくださいぃっ♪」
ローザ
「ひゃっ、あっ、あぁあん……っ♪
そん、にゃっ……ンっ、お、奥っ、くっつけたまま、
射精され、たらぁ……アッ、で、できちゃいます、からぁっ♪」
――チュッ、と。
敏感な竿の先端に吸い付いてくるような感触。
口先では懐妊を望まぬようなことを言っておきながら、
帝国の女兵士の肉体は真逆の願望を示していた。
赤く腫れた肉芽を指で弄ってやりながら、
危険日に自ら犯されに来るなんて
淫乱どころの話ではないな、と耳許で囁く。
ローザ
「ち、ちがっ……んぅんんンっ!
わたしは……ただ、ふぁっ、あっ、はぁぁ……っ♪
あ、あなたに……お、お別れを言おうと……っ!」
こんなに乳首を勃起させて言っても説得力がないぞ、
と苦笑まじりに囁きながら、
出会った頃より大きくなった乳房を優しく揉んでやる。
もっとも、ローザの言うことも
考えてみればなかなか風情のある話かもしれない。
彼女と俺との関係は森での交尾により始まったのだから、
しばしの別れであるにせよ、
こうして交尾で締めるというのも、なるほど趣があっていい。
ローザ
「こ、交尾って……んん、く、ふぅぅン……っ。
はぁっ、はぁっ……ど、動物じゃ、ないん……ですからぁっ!」
理性よりも性欲を優先して、
危険日に他国の王子に犯されにくる女が、
発情期のメスでなくてなんだというのか。
それともここで終いにして、帰国前の最後の情交を
不完全燃焼のままに終わらせてもいいのか、
と訊ねながらペニスを抜こうとすると、
ローザ
「あ……オチ○チン、抜けちゃう……」
ローザ
「い、イヤ……抜いちゃイヤぁ……っ。
ぐすっ……お、お願いします……続けてください……っ」
見捨てられた子供のような悲哀を露骨に表しながら、
ローザは涙声で哀訴した。
その言葉を待っていた、とばかりに、
抜群の感度を備える子宮口に肉杭を勢いよく打ち込んでやる。
ローザ
「――んひィいいぃンッ!!
アッ……来た、オチ○チン……ズンってキたぁっ♪」
素直になってきたみたいじゃないか、と言いながら、
亀頭で膣壁を擦り上げながら何度も奥を突いてやる。
じゅぷじゅぷと淫蜜が泡立つ音と和をなす、
少女の甘やかな嬌声が耳にも心地よかった。
ローザ
「ふぁあっ、あっ、アンっ、はぁあぁンっ♪
し、仕方にゃいじゃ、にゃい、ですかぁ……っ♪」
ローザ
「んぁ、あッ……貴方のっ、せいっ……れすうっ」
ローザ
「ンンっ……貴方に、初めて……犯された時……っ、
危ない日、だったのに……ナカに、射精されてぇ……っ」
ローザ
「ハァ、ハァッ……疼くんです……危ない日は、子宮が……」
ローザ
「そんな時に……んぅッ……熱いの、ビューって、
奥の奥に……いっぱい、射精されたらぁ……ッ」
ローザ
「き……気持ちイイに、決まってるじゃないですかぁ……っ!
あんなの……ふぁ、はぁぁ……気持ち、よすぎてぇ……っ、
はぁ、はぁッ……忘れられるワケ、ない……れすぅぅっ!!」
肉棒を深く咥え込んだまま、くねくねと腰を波打たせるローザ。
その淫らな姿に煽られ、暴力的な射精衝動が腰元を襲う。
限界の訪れを察した俺は、
少しでもそれを先延ばしにしようと視線を転じた先に、
あるものを見つけて微笑んだ。
ローザ
「ふぇえっ!?
あ、あの子たち……いつからあそこに……?」
窓の向こうに大挙してこちらを覗く、黒く小さな影の数々。
それはローザが普段から可愛がっていたリスたちに相違ない。
彼女はいま、最愛の友人たちの目の前で
自らの身体でもって生命の神秘を示そうとしているのだ。
ローザ
「い……イヤ、見ないで……ひぁっ、あぁあァンッ!
やめて……種付け、されりゅとこ……見ないでぇぇッ!!」
ぎゅっとシーツを握り、最後の抵抗を示すローザ。
そうじゃないだろう、と優しく諭しながら、
訪れた小さな観客たちにもよく見えるように、
大きなストロークで先端から根本までを膣口に出し挿れさせる。
初めて森で交わった時に教えたはずだ。
頑なな理性など捨て、獣のように本能に身を委ねれば、
もっと気持ちよくなれるのだと。
ローザ
「ハァ、ハァッ……ふぁ、ぁはぁ……はぁぁンッ♪」
ローザ
「も、もぅダメ……オマ○コ、気持ちイイのぉ……っ♪
オチ○チン、ズポズポされりゅの……だいしゅき……なのぉっ♪」
――完全に、理性のくびきが外れたらしい。
ローザはもう一切のためらいもなく、
みっともなく腰を振り乱しながら
窓外の無垢なる友人たちに語りかける。
ローザ
「ハァ、ハァ……ごめんね、みんな……っ。
でも……も、もぅ……む、ムリ……なのぉっ♪
あはぁっ……ぉ、オチ○チン、気持ちよしゅぎるのぉっ♪」
ローザ
「はぁあンっ……あ、来た、ふわぁ~ってキたぁ♪
んぁあぁッ……いっ、イクッ……イクイクぅうぅッ!!」
ローザ
「あぁんっ……見て、見て見てっ……みんな、見てぇっ!
わたし、射精されちゃう……種付けされちゃうぅっ♪
他国の、ぉっ、王子に、中出しされて……赤ちゃんできちゃ――」
――その言葉を遮るように、
我慢に我慢を重ねた劣情が腰奥で爆発し、
怒涛の勢いでローザの胎内に殺到していった。
ローザ
「――きゃあぁああぁぁあンッ!!
アッ、あっ……はぁああぁぁあ~~~~~~ンッッ!!!」
遠吠えじみて野性的な、
けれど不思議と耳に心地よい悲鳴を響かせて、
ローザは一気に登りつめ、そして堕ちていった。
ローザ
「はぁっ、はぁっ……んッ……んぅんんん~ッ♪
あぁぁ……出てるぅ……アツいの、びゅぅーって、
はぁあンっ……いままでで、いちばん出てるぅぅ……っ♪」
ローザ
「ふぁあ……王子の熱、おなかに、溜まって……♪
や……やっぱり、しゅきぃ♪ 種付け、だいしゅきぃ……っ♪」
せがむように竿に吸い付く膣に苦笑しながら、
甘い痺れのような吐精の快感にしばし耽溺する。
これ以上は出ない、と愚息が音を上げるまで搾り取ると、
ローザは満足したように長々と溜息を漏らして、
ローザ
「はぁぁ……まったく。
こんな愛のないセックスで、
よくもまぁ、これだけ射精できますね……」
ローザ
「無理やり強姦する方が興奮するなんて……。
本物の変態……いえ、立派な犯罪者ではないですか」
お前と同じで野性的なだけさ、と
バラ色の微笑を浮かべるローザに微笑みながら反論する。
ローザの愛するウサギやリスのような小動物でさえ、
美しい牝に恋をした牡は、なんとしても彼女を
自分のものにしたいと思うものなのだ。
そうした本能的な情動に従って、
ローザを求めただけのことではないか。
ローザ
「……一緒にしないでください。
ケダモノなのは貴方だけです」
ローザ
「私は十分に理性的な人間ですから」
どこか勝ち誇ったように言うローザに、
どの口が言う、と俺は苦笑を漏らす。
――その直後だった。
ローザがふいに身を起こし、俺の唇を奪ったのは。
ローザ
「ん……ちゅっ」
ローザ
「……ふふ、どうですか?
愛情を伝えるために唇を合わせるなんて、
人間以外の動物は普通しませんよ?」
にやり、と悪戯っぽい笑みを浮かべるローザ。
それもそうだな、と同意すると、
俺は愛しい少女の唇を奪った。
そのまま俺たち二人は、
互いの舌が溶け合って判別できなくなるほど長く、
人間ならではの愛情表現に夢中で耽り続けたのだった。