ロロネ寝室1 シーンテキスト

ロロネ
「わ、悪いな。こんな夜に来ちまって……」

普段の威勢のいいロロネとは様子が違うことは
一目で分かったのだが、こんな夜更けにどうしたんだ?
と聞くと、彼女がゆっくりと口を開いた。

ロロネ
「あたし、生まれた時から男として育ってさ……。
女の気持ちっていうか、そこらへんが
よくわからないんだよ」

ロロネ
「だから、なんていうかこんな風に苦しくなる
っていうか、上手く言えないんだけどさ……。
王子を想うと、すごくここが締め付けられるんだ」

胸を押さえながら、ロロネが困惑した表情で告げる。
彼女自身初めての感情に、どうしていいのか
わからないのだろう。

ロロネ
「でも、これだけはなんとなくわかるんだ。
あたし、最初はこのままでもいいやって思ってたんだけど、
王子には女として見てほしいんだ」

不安げに見つめるロロネに愛おしさが増し、
そっと彼女を抱き寄せた。

ロロネ
「王子、あたし……」

少し潤んだ瞳を向け、ロロネが小さく呟く。
求めるようなその表情に、俺は彼女をベッドへと促した。

そのまま再び、今度は深く口づけをする。

ロロネ
「んっ、くちゅっ……、ふぁッん」

口から唾液が零れ、ロロネが俺の服を掴む。

ロロネ
「なんだか、不思議な感じだ……。
これ、なんだ……?」

目を潤ませながら尋ねるロロネに応える代わりに、
舌を使って首筋を舐めていく。

鎖骨をなぞり、服をはぎ取りながら下へと進める。

露わになっていく素肌に鼓動が高ぶるのを抑えつつ、
ぷるんと張りのある胸に吸い付く。

ロロネ
「あッ……! そんな、吸うなっ……」

初々しい反応が面白く突起を執拗に舐め上げ、
さらに甘噛みすると、なんとも色気のない
声を上げた。

ロロネ
「ぬぁっ! ちょっ……、王子っ」

その反応に苦笑を漏らしつつ、もう片方の胸を
揉みしだくと、彼女の息が徐々に荒くなっていった。

ロロネ
「はぁ、ぅぁっ……、んぁあッ」

その時不意に上げた喘ぎ声に、
ロロネが恥ずかしさで手で口を覆う。

自分の口からでた甘い声に驚いているのか、
ロロネが顔をそむける。

ロロネ
「なんで、こんな声っ……」

恥ずかしさからか、体をうつぶせにさせたロロネに
俺は苦笑を漏らしつつも、そのまま行為を続ける。

桃のように白い尻を持ち上げ、
秘部をさらけ出す形にさせる。

ロロネ
「なっ……! なんでこんな恥ずかしい格好っ」

顔を真っ赤にして身を引こうとするロロネを抑え、
ヒクヒクさせている秘部に指を這わせる。

ロロネ
「ぅあっ、あっ、うぐッ」

声を出すまいと必死になるロロネに、
逆に声を出させたい衝動に駆られる。

二つの花弁に包まれている蕾を摘むと、
彼女の腰がびくっと動いた。

ロロネ
「ふぁッ、んんっ……、あっ」

そのままぐりぐりといじると、押さえていた手が緩みだし、
我慢できないと言わんばかりに彼女の口から
喘ぎ声が漏れ出す。

ロロネ
「ひゃ、あ、んッ、んぁっ、これ、なんかっ、
あうぅッ」

ロロネ
「はぁっ、あっ、ぁあっ、こんな、声がぁッ、
あたし、こんなの、出したことっ」

くちゅっと音を響かせて、指を膣内に
押し入れる。

愛液を指に絡ませながら、奥へと進んでいく。
中は生暖かく、しっとりと濡れていた。

ロロネ
「ぅああっ、なっ、なんだっ!?
なんか急にっ、つぁッ」

言い知れぬ感覚に襲われたような声を上げ、
ロロネがこちらを振り向く。

ロロネ
「お、うじっ、あたし、おかしいのかなっ……。
なんか、わかんないけどっ、へんな気分にぃッ」

彼女が初めてであることは察しがついていたため、
まずは指で拡張を行うところから始めた方が
良いだろう。

慣れない指の侵入に、膣内が締まりだす。
一本だけの指だったが徐々に増やしていき、
中を押し広げていく。

ロロネ
「んぁッ……、中で指が、バラバラに動いてぇっ、
なんでこんな、ふぁっ、感覚っ……」

快楽で目をとろんとさせるロロネの膣内は、
指を逃がさないように包み込んでいる。

さすがは山で鍛えているせいか締まりがいい。

ロロネ
「あンっ、あッ、ぁあンッ」

ロロネ
「わからないっ、わからないよぉッ、
おうじぃいっ」

初めてだらけで押し寄せる快楽に気が動転しているのか、
涙を浮かべたまま無意識に腰を動かしている。

普段の男らしい性格とは違う、女の顔をさせているロロネが
戸惑っているのがなんとも初々しく、愛おしく感じる。

ロロネ
「あたし、どんどん壊れ、ちゃう……っ、
でも、止まらないっ……、ふぁあッ」

指の抽送スピードを早め、彼女を絶頂へと導く。

ロロネ
「そんな、激しくッ……! あっ、あ、ぁああッ、
あたし、駄目……、だめええええッ!!!」

びくびくっと弓なりに腰を反らし、
ロロネがへたり込む。

ずるっと指を引き抜くと、
愛液が後から零れシーツを汚した。

ロロネ
「あたし、こんなの……初めてだ……」

いまだ秘部をわななかせながら、
息を整えつつロロネはそう呟いた。