レーヴ寝室1 シーンテキスト

レーヴ
「――――ん、んんん……くぅぅぅ……っ。
はぁ、はぁ……や、やっと……んンッ……、
先っぽ……入ったぁ……あ、ンぅっ……」

尋ねたいことがあってレーヴの部屋を訪れた俺は、
ドアの隙間から覗く光景に己の目を疑った。

視線の先では、聖職者であるはずの少女が
寝台の上であられもない姿を晒して自慰にふけっている。

それだけでも信じがたいことなのだが、
とりわけ異様なのは、彼女の細く美しい指が
女性器ではなくその下の肛門に挿入されていることだ。

レーヴ
「ふぁ、あ、んンッ……、
も、もっと、奥まで……あ、はぁあぁ……ンぅ……」

指は徐々に放射状のすぼまりに埋められていき、
それにつれてレーヴの喘ぎが艶を増していく。

清廉潔白だと思っていた少女の痴態から目が離せず、
俺は高鳴る胸を手で押さえながら扉の前で息を潜める。

レーヴ
「あぁぁ……ダメ、こんな……んん、んぁ、あぁあッ……、
こんな、お尻の穴……はぁあッ……、
指なんか、挿れちゃ、ダメ……なのにぃ……っ」

レーヴ
「でも……んんっ、だ、ダメ、気持ちいい……っ!
指、止まらない……んぁ、ああぁンっ……、
いけないって……んふぅン……わかってるのにぃ」

レーヴ
「なんで……んぁ、あ、はあぁッ……、
……お尻の穴……指でくちゅくちゅってするの……、
こんなに……くふぅんっ……き、気持ちいいの……?」

罪悪感に涙すら浮かべながらも、
レーヴは狭い肉孔に指を往復させる速度を速めていく。

秘裂から溢れる蜜で濡れた指が、
ぬちゅぬちゅと音を立てて出入りし、
その度に薄く色づいたすぼまりが淫らに形を変える。

これ以上覗き見を続けることはレーヴに悪い。
そう思い、痛いほどに膨らんだ股間を押さえながら、
俺はその場を立ち去ろうとした――――その時だった。

レーヴ
「ふあぁあ、あっ、あぁああん……っ。
王子、王子ぃっ……ごめん、なさい……っ。
私……レーヴは、あ、あぁっ……わ、悪い子、ですぅ……っ」

自分が居ることがバレたのかと思い、
心臓がドクンと大きく跳ね上がる。

だが、レーヴの瞳は恍惚に蕩けており、
こちらに気づいた様子はない。

レーヴ
「くふぅっ……わ、私……王子のこと、考えながら……、
あぁんっ……お、お尻の穴、指で……ホジホジして……、
気持ちよく……んふぅっ……なっちゃってますぅぅっ……!」

レーヴ
「だめ、なのにぃ……聖職者、なのにぃ……ッ!
王子のこと考えると……アソコが、ムズムズして……っ、
エッチな気持ち……抑えられな……あぁ、ンっ……!」

そう言うと、レーヴは付け根付近まで指を埋め、
腸壁をかきまぜるように指をうごめかしはじめた。

レーヴ
「はうぅっ……ダメ、おしり、拡がっちゃいますぅ……っ。
でも、や、ダメ、ダメなのにぃ……ふぁ、ああぁんっ!」

著しい快感に耐えきれずに腰がのたうつと、
それと連動して胸の丘陵がぷるんと波打つ。

いつしか俺は、膨らみすぎた欲棒をズボンから取り出し、
レーヴの指の動きに合わせて手筒でしごきはじめていた。

そうすると、
実際にレーヴの狭孔を犯しているかのような気分になり、
背徳的な愉悦がゾクゾクと背筋を駆け登っていった。

レーヴ
「あふぅっ……らめ、王子、らめれすっ……!
おしり、そんな……あぁあっ、激しく、ズポズポってしたら……、
ひぁあッ……こ、壊れてしまいますぅ……っ」

レーヴも俺に犯されることを妄想しはじめたのか、
激しく指を出し挿れしては、浮いた声で俺を呼んだ。

レーヴ
「あぁあ、でも、イイっ……気持ち、イイ……ですぅぅっ!
おなか、おく……ンンんっ、ヒリヒリしてぇ……っ、
あっ、やんッ……来る、キちゃう……イっちゃい、ますぅ……っ!」

露に濡れた陰唇がもどかしげにヒクつき、
絶頂の予兆を示す。

俺はレーヴの粘膜の感触を想像しながら、
彼女と同時に達するべく、
肉棒をシゴく手の動きを速めていく。

レーヴ
「王子、おうじぃ……あぁあ、ごめん、なさいぃ……ッ、
わたし、も……ンんっ、んぁあ、あっ、ら、らめぇ、
おひり、でッ……イク……イって、しまいますぅ……っ!」

レーヴ
「ふぁあッ、アッ、あ、あぁんッ、あぁあアんッ!
きて、きてぇ、王子、王子、おうじぃ……ッ!」

切なげにかすれた声で何度も俺を呼ぶと、
ふいにレーヴは寝台に脚を突っ張らせるようにして腰を浮かし、

レーヴ
「んんんんんンン~~~ンンンッッ!!」

くぐもった悲鳴を上げ、絶頂の海に沈んでいった。

同時に、
戒めを解かれた劣情が喜び勇んで竿の先から飛び出し、
正面の扉に幾度となくぶつかっては四散した。

レーヴ
「はぁ、はぁっ……。
あぁ……私、なにを……して……んンっ……、
こんなに……はしたないこと、だめ……なのにぃ……」

ゆっくりと指を抜き取ると、
レーヴは自責の念に涙を浮かべてその指を見つめる。

レーヴ
「でも……お尻だから……いい、ですよね?」

レーヴ
「大事な所の純潔は……まだ、守ってますし……」

誰にともなくそう呟くと、
レーヴはふと思案げな表情で天井を眺め始めた。

レーヴ
「……だとすると、お尻なら……、
王子のアレを挿れてもらっても、いいんでしょうか……?」

レーヴ
「…………はぁ……」

レーヴ
「……挿れて、ほしいなぁ……」

ぽつり、と独りごちる。

その言葉にぐらりと脳を揺すられ、
思わず俺は手近な扉に寄りかかってしまった。

――すると、
そのはずみで音を立てて扉が開き、
俺はレーヴの部屋に転がり込んでしまう。

レーヴ
「――だ……誰ですかっ!?」

慌てて足下の布団を引っ張り上げ、裸体を隠すレーヴ。

俺は観念して立ち上がり、すまん、と告げて頭を下げた。

レーヴ
「お……おう、じ……?」

レーヴ
「まさか、見てたの……ですか……?」

かーっと顔を赤らめるレーヴ。

レーヴ
「あ、ああぁ、あぁ……」

ぱくぱくと口を動かし、言葉にならない声を漏らす。

そんなレーヴに俺は、
先程見たことは誰にも話さないから、と約束すると、
何とか平静を装いながらその場を後にしたのだった。