レヴィ寝室1 シーンテキスト
レヴィ
「へぇ……。王子っていってもただのお坊ちゃま
じゃないんだねぇ」
彼女は住処としているテントに入りつつ、
そう呟いた。
レヴィ
「そーんなところに突っ立ってないで、
中にはいりなよ」
会議が始まるまでの空き時間を利用して、
レヴィが自分の住処に案内すると言うので、
俺はその誘いを喜んで受けたのだ。
サバサバとした口調でテントの中へ促す
彼女は、どこか余裕の笑みを浮かべている。
レヴィ
「それでは改めましてー。
魔物に操られていたわたしを救ってくれて、
本当にありがとー」
気の抜けたような声と共に、
幼い雰囲気をまとう彼女の肩から、
自然と力が抜けていくのが見てとれた。
レヴィ
「ねーねー。王子ってやっぱり色んなこと
経験してるんでしょぉ?」
甘えたように尋ねてくる彼女に対し、
俺は、戦の経験だろうかと考え
そのことについて話し始める。
しかし彼女は途端に首を振り、
俺の話を遮った。
レヴィ
「そうじゃなくてぇー。んもー、鈍いなぁ。
こうして男と女が二人っきりでいるんだよ?」
レヴィ
「そんな状況で話す経験っていったら……」
徐々に彼女との距離が縮まり、
鼻先が触れそうなところまでくる。
レヴィ
「こんなコトじゃない?」
鼻孔をくすぐる甘い香りを漂わせながら、
レヴィの手が俺の腕をやさしく掴むと、
そのまま彼女の胸へとひかれていく。
柔らかい感触が指先から伝わると、
俺は戸惑いから彼女の顔を見た。
そこには、嬉しそうな少女の笑みがあった。
レヴィ
「ね……、王子が経験してきたこと。
わたしにも教えてほしいなぁ」
まるで彼女の放つ呪いにかかったように、
俺は導かれるようにして胸を揉みしだく。
レヴィ
「んっ、そう……そのまま……」
目を細め、この状況をたっぷりと愉しむように、
彼女が喉をならした。
レヴィ
「あンッ……、なーんか、んっ……、
王子の手つきっていやらしい……ぁあんっ」
彼女の上半身だけをはだけさせて直に触ると、
かすかに体温が伝わってきた。
ピンク色の突起を摘むと、
彼女の体がぴくりと反応した。
レヴィ
「ふぁん、あっ、ぁあッ……、
あンッ……、胸をいじられてるだけ、なのに……
こんなに感じちゃう、なんて……っ」
レヴィ
「王子の手つきが……、いやらしいから、
あんッ……、だね」
頬を染めながらも、
行為を楽しんでいる彼女につられ、
俺の手の動きも激しくなっていく。
レヴィ
「ひぁぁあんっ! 急に激しく……っ、ぁあッ、
それ……気持ちいい、かもぉっ……」
レヴィ
「あぁんっ、あッ、んあっ……!
王子っ……、もっと、触ってぇ……ッ」
彼女に言われるがまま、その反応を楽しみつつ
胸の突起をじっくりと責めたてる。
レヴィ
「ひゃん……! ふぁ、あんっ、あ、ぁあンッ……!
あ、ぁあんっ、んっ、両方から……いじったらっ……」
彼女の口から漏れ出す甘い言葉に、
俺の気持ちも高揚していく。
レヴィ
「あっ、強く、ひっぱっちゃったら……っ、
んぁ、あ……ッ、んぁああッ……!!」
ふいに彼女の体が大きく跳ねたかと思うと、
次の瞬間には、力なく俺に寄りかかっていた。
レヴィ
「やっぱり、王子って……凄いよね……
胸だけで……こんなに感じさせるんだもん」
肩で息を切らしながら、
彼女の指が俺の頬に触れた。
レヴィ
「この続きをしたいところだけど……ざーんねん。
もうそろそろ戻る時間なんじゃない?」
彼女のその言葉で、
俺は会議があったことを思い出す。
レヴィ
「それじゃ戻ろっか、王子ー」
打って変わっていつもの様子に戻った彼女は、
どこかすっきりしたような顔で立ち上がり、
乱れた衣服を直してから俺の手を引いた。
レヴィ
「また時間が空いたら、わたしに色々教えてねー王子?」
無邪気な笑みで彼女はそう言うと、
そのままスキップまじりにテントを出て行った。