ルマリア寝室2 シーンテキスト

ルマリア
「あむ、ちゅ……ちゅる、ふぁ……王子様のキス、
私、好きになってしまってます……すごく優しくて、
気持ちよくて……」

聖堂の中で、聖職者であるはずのルマリアは
俺との淫らな行為を求めていた。

先ほどまでの素股で、
彼女の中にあった厳しい貞操観念に
わずかな亀裂がはってしまったのだろうか。

ルマリア
「私、もう我慢しませんからね……
さあ、王子……こちらへ来て下さい」

ルマリアはそう言うと、俺の手を掴んで
サンクチュアリまで引っ張っていくと、
背の低い聖餐台に布を引いてそこに腰掛けた。

ルマリア
「王子様……私、ルマリアは、
今よりあなたに純血を捧げます。
復讐者として神に背いた我が身を、どうか清めてください」

俺は呆気にとられた。
彼女はその信仰心を急激に方向転換し、
俺へと向けるというのだ。

それは親愛の表れか、それとも高ぶる情欲を満たす誤魔化しか。
そんなことは今となってはどうでもいいか。
俺は、彼女の細身を抱きしめ、再度の口づけをした。

ルマリア
「ふぁ、む……ちゅ、ぁ……もう、準備は……
できています……心も、身体も……、
王子様を受け入れたくて、仕方がないのです……」

上気した頬が艶やかにルマリアを彩り、
恥ずかしそうに、ゆっくりと服を脱ぎだした。

だが、その時間すら惜しいとばかりに
俺は彼女を聖餐台の上に押し倒し、
仰向けにさせると、愛液の滴る肉扉に押し当てた。

ルマリア
「――きゃッ、そんな……王子様! だめ、です……、
もっと、ゆっくり……なんでいつもそう、慌てて……、
ふぁ……お願い……話を……ふぁああんッ!」

準備が出来ていると言ったくせに、と俺は身勝手な言い分を
口にしながら、閉じようとする足を無理矢理開いて
ぐりぐりとそそり立った肉棒で淫華を押し広げて行く。

ルマリア
「準備は……できてるとは、言いましたけど……、
私、初めて……なのに、いやぁっ……ぁあっ……
いたッ……いたい、ですぅ……王子様ぁ、ぁあっ……!」

破瓜の痛みは言葉だけでなく、結合部からにじみだした、
赤い涙のような滴が、ルマリアの懇願の声音と共に、
俺の苛虐心を加速させ、歪にしていく。

ルマリア
「ぁあンッ……深い、です……いきなり……やだっ……
もっと優しく……王子、さまぁ……ぐす……ひぅっ……、
優しく……してくださいぃ……ふぁッ……ぁむ……んー!」

悪かった、と俺はルマリアの唇をキスで塞ぐ。
さすがに意地悪が過ぎたと反省した俺は、舌を絡ませながら
濃厚な口づけをしつつ、慣らすようにゆっくり腰を動かした。

ルマリア
「んっ、んぁ……しゅき……らいしゅき、でふ……、おうひ、
しゃまぁ……ぷぁ……王子様……もう、大丈夫……です……、
痛み、少なくなって……ふぁっ、すこし気持ちよく……ぁあっ」

未成熟な膣内の、狭苦しい感触から、
抵抗する意思が消えたように、徐々に俺のペニスを
奥へと招いていく。

それが何だか嬉しくて、
俺は彼女の手を握りながら、
少しずつ腰の動きを早めていく。

ルマリア
「ひぁ、あっ、ああっ……すごい……また、大きく……、
王子様の……熱いくらいに……ふぁあっ、こんなの……、
気持ちよすぎ、です……ぁあっ、ゃああんッ!」

先ほどまで目端に涙を溜めていたルマリアだったが、
今ではじんわりと身体に生じた悦楽に微笑を浮かべている。

ルマリア
「初めてなのに……こんなに感じて……ふぁっ、ああっ!
私、こんなはずじゃ、ああっ……ゃあんっ……」

ルマリア
「王子様だから、ぁあっ……王子様だからなんですぅ……ふぁっ、
ぁああんッ……こんなにエッチな気分になるのは……ぁッ……
ン……っ、ひぁああんっ……大好きだから……ぁあンっ」

恍惚とするその瑠璃色の両眼が、
俺のことだけを見ている。

ルマリアの愛情が、
性器同士が生み出す快楽とは別に、
俺の心身を奥底から満たしていく。

ルマリア
「王子様……もっと、乱暴に……ひぁああんっ、
もっと私の身体で、気持ちよく……ああっ……ぃやぁッ……
ぁっ、ああッ……もっと好きになって、くださいぃィ……ッ」

ぎゅっぎゅとルマリアの膣中が激しく俺のペニスに絡みつく。
まるで俺の精液を欲しているかのように、俺の愛情を貪るように、
絶え間なく苛む、苦しいほどの快楽が、限界を突然に突きつけてくる。

ルマリアの身体をわずかに起こすようにして、
強く抱きしめると、俺は自分自身を彼女に
刻むように深く、強く、早く、ペニスを突き込んだ。

ルマリア
「ひぁっ、あァ……ふぁあんっ! らめ……もうイっちゃう……
イっちゃいますぅぅう……王子様の硬くて、大きなおちん〇んで、
初めてなのに、私……イかされてしまいますぅううっ!」

ルマリア
「ぃあんッ……ふぁっ、んぁぁっ! いま、びくんって……
すごく大きくなって……ああッ……王子様も……イきそう……、
なんですね……んッ……いいですよ……出して、いいんですよ……?」

慈愛の笑みと、聖母のような声音をもってルマリアが
俺の首に手を回して、甘く囁く。

ふきかかる吐息と、ルマリアの痩身から放たれる
乙女特有のいい匂いが、俺のすべてを慰撫し、
優しさと貪欲さをもって彼女の膣内がペニスを絞った。

――びゅるッ! びゅるッびゅるるぅぅぅぅぅッ!

ルマリア
「ひぁあぁあンッ! あぁッツ、ん、ンぁああッッッ!
いっぱい……いっぱいでてます……こんなに、いっぱい……、
ふぁ、ま、まだ出て……ひぁッ! ああ、あぅッ……んっ」

俺の射精に共鳴するように、ルマリアが身震いし、
自身のそそがれていく精液の感覚を享受していく。

眼の焦点が俺から聖堂の天井へと移ると、
びくん、びくんと身体をひくつかせながら、
彼女の膣中の肉ヒダが俺のペニスを絞り上げる。

ルマリア
「ふぁっ……しゅごい、れす……腰ぬけて……、
ぁあっ……もう立てない……気が……何だか……、
とっても幸せで……王子様の、いっぱい……んぁっ……」

ぼうっとした表情で、
ルマリアが力なく声を出す。

俺は彼女と共に台の上に倒れると、
抱き合いながら、火照った身体を寄せ合った。

ルマリア
「こんなに……誰かを近くで感じること……今まで……
ありませんでした……王子様……私……こんなに……
満たされて……こわい、です……こわい……よぉ……」

うれし泣き、なのだろうか。
突然、ぽろぽろとルマリアは大きな瞳から
いくつも涙をこぼし始めた。

ルマリア
「父様……母様……えぐ……ひぅ……私……幸せになって……
いいのですか……? 親孝行も、できなくて……守れなくて……、
うぅ……こんなに満たされて……罰当たりですぅ……ひぅぁ……」

その言葉と涙に、
俺は未だにルマリアを苛む罪の意識を実感する。

――それは彼女のせいだったのだろうか。
守り切れなかった非力を呪うのは、俺なのではないか。

いや、きっとこの世界の誰もが、そうした思いを
多かれ少なかれもっているんだ。
俺は、今だけはと、彼女の悲哀を拭う為に強く抱き寄せた。

ルマリア
「ひぐ……ぐしゅ……王子さまぁ……、私……、
幸せですぅ……ごめ……ひぅっ……ごめんな、さいぃ……」