リーザ寝室3 シーンテキスト

一緒に修行しよ。

リーザの、その言葉が夜の逢瀬を意味するようになって、
もはや随分と時が経っていた。

リーザ
「んっ……あっ、んやぅ……♪」

リーザ
「むぅぅ、上の空なのやめてよ。
ちゃんと私を見て……?」

彼女との最初の出会いに思いを馳せていたせいで、
どうやら上の空に見えたらしい。

リーザは抗議のつもりだろうか、
深く繋がりあった肉棒を、きゅうきゅうと締め付けてきた。

リーザ
「きゃぅ……っ!
も、もう! 膣中でびくびくするの禁止よ!」

甘い膣口の締め付けによって肉棒が跳ね、
どうやらリーザの性感帯を刺激してしまったらしい。

原因はリーザの方だと言うのに、
彼女は可愛らしく、ぷくっと頬を膨らませて、

リーザ
「言い訳も禁止。んっ……だって今日は、
ふたりで一緒に気持ちよくなる日……でしょ……?」

リーザ
「私だけ気持ちいいのは、やっぱりちょっと嫌だもの」

昼間の修行、その手合わせで、
敗者が勝者に性的な奉仕をする。

それが俺達の間に結ばれた約束であり、
俺が勝った日はリーザが俺に奉仕し、
リーザが勝った日には、俺がリーザに尽くしているのだ。

そして今日の俺達は、周囲もどよめく程の、
見事な相打ちとなったのであった。

リーザ
「相打ちだったから……今日はふたりで気持ちよくなるの。
だから王子も……ちゃんと気持ちよくしてあげなくちゃね?」

リーザ
「ひぁっ……で、でも……うぅぅ。
王子のおち○ぽは気持ちよすぎるから……ひぅっ、んぅっ、
す、すぐにイっちゃいそう……で……っ」

愚息を小さく動かすだけで、
リーザは今にも果ててしまいそうな、甘い吐息を漏らす。

秘所からはとろとろと愛液が溢れており、
彼女がこの行為をどれだけ楽しみにしていたかを示していた。

リーザ
「楽しみにしてたのかって……。
あ、当たり前よ……だって、王子とせっくす、よ?」

リーザ
「王子のことは……嫌いじゃないし……うん……」

――以前は、俺を好きだと連呼していなかっただろうか。

そう問うてみると、リーザは顔を真っ赤にして、

リーザ
「あ、あああ、あれは! あれは違うの!
あれはほら! 雰囲気を出す為にであって……!!」

つまりリーザは、より心地よい性交の為に、
俺を好きだと嘘をついていたのか。

どうにもならない寂しさが、胸の内を駆け抜けていく。

リーザ
「あ、ああっ、何でそんな泣きそうな顔してるの!?
うぅぅぅ~!! も、もう! 好きよ! 好きだってば!!」

リーザ
「はぁ……ちょっと自己嫌悪よ。
こんな人のどこに惚れちゃったのかしら、私」

好きだと言われたり、自己嫌悪されたりと、
まるで大波に揺られる小舟のような心境だった。

せめて好き放題に言われた仕返しにと、
俺は腰を引き、肉棒を半ばまで抜き出してから――

リーザ
「きゃぅああぁ……ッ!?」

一直線に、リーザの最奥までを貫いてやる。

柔らかすぎる膣肉は、その刺激を前にしてひくひくと震え、
何とも言えない心地よさを俺に伝えてきた。

リーザ
「い、いじわる……イっちゃいそうになったじゃない!」

リーザ
「……ふぇっ? ふたりとも気持ちよくなる名案があるって?」

リーザ
「なになに? ふたり一緒にきもちー感じになるなら、
ちょっと試してみてもいいわ……?」

どうやら、リーザの同意は得られたようだった。

俺はある思いつきをリーザに伝えるや否や、
勢いよく、熱く潤った蜜穴めがけて、
拍子を取るような抽挿運動を開始した。

リーザ
「ひにゃあぁっ!? な、なんでっ、こ、こらおうじぃ!?」

リーザ
「わ、私がイッた後も動き続けて……?
ひぁっ、んぅぅっ、お、おうじがイくまで動けばいいって……」

リーザ
「そ、それだめぇっ!
そんなのっ、わ、わたし壊れちゃうって……!!」

結果としてふたりとも気持ちよくなっていれば良いのなら、
俺が果てるまで、リーザには何度も果ててもらえば良いのだ。

リーザ
「一緒に気持ちよくなりたいとは……っ!
ひぁあっ! い、言ったけどぉ……ッ!!」

リーザ
「やぁっ、いやぁ……ッ!!
だめっ、さ、さっきから……んぅぅっ!!
ずっとイくの我慢してたのにぃ……!!」

リーザ
「だめっ、だめだってばぁ……っ!?
これっ、もうイっちゃ……んぅッ、ひぁあ――ッ!!」

リーザの膣口がひくひくと、
幾度も震え、肉棒を締め付けてくる。

彼女の絶頂を示すその刺激を受け止めながら、
俺は更に、幾度もリーザの最奥めがけて抽挿を繰り返した。

リーザ
「んやぅぁぁぁあああッ!?
こっ、こんなのぉ……っ! またイっちゃ――ッ!?」

リーザの膣口はきゅうきゅうと収縮し、
彼女の絶頂を肉棒へと刻み込んでくる。

心地よい刺激の連続に、
俺の腰の中心には、射精を望む快感の波が、
ぐるぐると渦巻きながら、急速に育っていった。

リーザ
「ばかぁ……っ!! ばかばかっ!
こんなの気持ちよしゅぎてっ、んやぁっ、ひやぁああっ!?」

リーザ
「こ、こうなったらぁ……っ!!
王子もっ、めいっぱい気持ちよくしてやりゅんだからぁあっ!!」

――ッ!?

膣口の締め付けが、未だかつて無いほどの威力となり、
抽挿運動を繰り返す肉棒に襲いかかる。

成る程、俺を果てさせるべく、
膣口の破壊力を限界まで研ぎ澄ましたということか。

リーザ
「ふふっ……こ、これで王子だってっ!
すぐにイッちゃうはずよ……っ!!」

引き分けだった拳闘勝負の決着、
今ここで、性交の場でつけるということだな……ッ!!

リーザ
「いざ……ひぁっ、じ、尋常にぃ……!!」

――勝負ッ!!

既に限界を超え、絶頂を繰り返すリーザと、
限界を超えながらも射精を堪え続ける俺との戦い。

拳撃の応酬にも似た抽挿の連打は、
俺達の間で膨れ上がる快感の渦をさらに加速させ、
もはや常人では手を付けられない快楽の爆弾を生み出しつつある。

リーザ
「あぁああっ、んやぁあぁあっ!!
王子っ……王子ぃ……っ!!」

この快楽が炸裂した時、
俺とリーザは、果たして正気でいられるだろうか。

そんな一抹の不安すら、
互いを高めあい、互いの快楽を昂ぶらせあう俺達には、
もはや何の障害にもなりはしなかった。

リーザ
「王子っ……すきっ、大好きよ!
だいしゅきなんらからぁぁああぁぁぁっ!!」

リーザの告白の言葉、
それが愚息にトドメを刺す、必殺の一撃だった。

腹筋に拳を食らった時のような、
もはや爽快感すら覚える衝撃と共に、
愚息はおびただしい量の精液をリーザの最奥へ叩きつけていく。

リーザ
「ふにゃぁあぁっ、ぁああっ、
お、王子のっ、びくびくして……ひぁっ、
あぁぁっ、ひあぁあぁあ……っ!?」

射精の脈動を感じ、再び果ててしまったのだろう。
リーザは唇を噛み締め、更にびくびくと全身を震わせる。

リーザ
「だ、だって……んぅぅっ、
うぅ、王子のせいでしょ……これは……」

俺の、せい?

リーザ
「王子が! 私をこんなえっちな身体にしたの!!」

リーザ
「一緒に修行するたびに……こんなことしてるんだもの……。
最近は一人で眠っている時にも、むずむずしちゃうし……」

そう言われてみれば、確かにそうかもしれない。

リーザ
「だから、えっと……お願いがあるんだけど」

――お願い?

リーザの願いならば何でも叶えてやりたかった。
故に、気にせず言ってみろと伝えてみると、

リーザ
「あのね……今の勝負、
どっちが勝ちか分からなかったでしょ……?」

そうして、リーザは顔を真っ赤に染めたまま、
両手を広げ、こんな言葉を言ってくれたのだった。

リーザ
「――勝負がつくまで、そ、その、だから……うぅ、
い、いっぱい……えっちなこと、しよ?」