リーザ寝室1 シーンテキスト

リーザ
「んぅー。んっんっ、んむー。んぱっ」

リーザの、言葉になっていない抗議の声を聞きながら、
俺は優雅にぶどう酒を味わっていた。

リーザ
「わ、私がえっちなことしてあげてるんだから!
もうちょっと気合いいれて楽しみなさいよぉ……っ!!」

――真夜中の寝室。

リーザはぴったりとした下着だけの姿で、
椅子にかけた俺の、股間にそびえ立つ肉棒を、
その愛らしい口で咥えこんでいた。

そも、こんな事態になったのは――

リーザ
「うぅ……そうだけど、負けたのは私だけどぉ……!」

昼間に行った百番勝負、彼女はその賞品として、
一勝につき一回、なんでも言うことを聞く、
という契約を交わしていたのである。

結果から言えば、最後の拳闘勝負以外の九十九回、
俺はリーザに勝利して、
こうして甘美なる口腔奉仕を受けているのだった。

リーザ
「服を脱ぎながら踊るのも、
おっぱいでほっぺ叩いてあげるのも、
おち○ぽぺろぺろしてあげるのもしたし……」

リーザ
「そろそろ九十九回分終わったんじゃない……?」

実質三回しか終わっていないのではないだろうか。

リーザ
「ぐぬぬぬ……嫁入り前の女の子に、
こんなことさせるなんて……変態変態っ、ド変態っ!」

何と耳に心地よい罵声だろうか……。

リーザの抗議の言葉を、
しっかりと思い出に刻み込みながら、
俺は帝国産のぶどう酒を、グラスの中でくるくると回す。

リーザ
「うぅぅ……その余裕ぶった顔、
すぐにあっへあへな感じにしてやるんだから……」

リーザ
「口で奉仕しろって言った手前、
途中でやめろって言うのは禁止なんだからね!」

リーザ
「――あむっ、んんっ、ちゅぷ、ちゅぷるるっ、くぷっ」

リーザ
「じゅぷっ、れろっ、んぶぶっ、んべぇ……っ、
ちょ、ちょっと、いきなり大きくしないでくれないかしら!?」

予想外に上手いリーザの舌技に、
愚息が素直に反応してしまっただけだった。

反応を見るに、おそらくは口での奉仕など初めてだろうに、
リーザの気合いの入った奉仕は、
愚息の弱点を的確に見抜き、一切の隙なく攻め立ててくるのだ。

リーザ
「格闘家を舐めないでほしいわ……。
あなたのおち○ぽが、素直過ぎるのが全ての敗因なのよ」

なん、だと……?

リーザ
「全体を刺激しながら、
ぴくってなった場所を見抜いて、重点的にぺろぺろしてるの」

リーザ
「気持ち良い場所、どんどん発見してあげるから、
覚悟して椅子にふんぞり返ってなさいな!!」

そう言って、リーザは再び俺の股間に顔を埋めて、

リーザ
「あむっ、ちゅるる……ぺろっ……ぴちゅっ、んっ、
ここね……ちゅるっ、ぢゅるるるっ、れろっ、れるるるるっ」

リーザ
「んぶっ、ぢゅるっ、んふふ、びくびくひてりゅ……ぢゅぷっ」

何なのだ、これは。

激しい奉仕でも、強烈な吸引でも無い、
極々ゆっくりとした、繊細かつ丁寧な舌技によって、
いつの間にか愚息は完全に掌握されていた。

春の野を夢見心地に、自在に舞っていた鳥は、
既にいくらもがこうとも抜け出せない、
実力に裏付けされた猟師の罠にかかっていたということか。

リーザ
「んふふ……いまさら気付いても遅いわ。
そのぶどう酒、早く飲み干した方がいいわよ……?」

リーザ
「私はまだ、本気じゃないから」

大慌てで、ぶどう酒を飲み干して、
グラスを机の上に避難させることにした。

リーザの口腔奉仕、これが全力でないのなら、
今夜の俺はいったどんな目に合わされてしまうのだろうか。

リーザ
「よぉし、いい子ねぇ。
あむっ、まむまむ……ちゅるっ、
れるるっ、れるるるるるっ、ぢゅぷぷっ、ぢゅるんっ」

舌全体で、亀頭を包み込むかのようにして、
なおかつその角度によって弱点を刺激してくる、だと!?

リーザは上目遣いに、
完全に勝ち誇った顔でこちらを見つめてくる。

早く負けを認めなさい、とでも言うかのように。

リーザ
「じゅぷっ、れるるっ、ぢゅぷぷんっ、れろっ、れるるるっ」

まさか百番勝負ではなく、
俺たちの戦いは百一番勝負だったのだろうか。

この番外の戦いにおいて、
我が愚息は既に、己の剣を弾き飛ばされ、
鎧を剥ぎ取られた騎士の如き惨状であった。

リーザ
「じゅっぷじゅっぷ♪ ちろちろ♪
れろっ、れるるるるっ、ぢゅぷぷっ、ぢゅるん♪」

天性の口腔奉仕の達人は、完全に勝利を確信した表情で、
一切の容赦なく肉棒に吸い付き、
次々に奥義めいた必殺の舌技を繰り出してくる。

精液のせきは既に破壊されており、
後は尿道括約筋がどこまで耐えられるかという、
精神力と筋力の戦いとなりつつあった。

リーザ
「れるるー、れろっ、ちるるるっ、ぢゅぷんっ!
じゅっぷじゅっぷ、ぢゅるるるるっ、ぢゅるるんっ!!」

こちらの状況を既に把握しているのだろう。

リーザの巧みな攻めには、
これまで封じていたのだろう、強烈な吸引が加わっていた。

リーザ
「ぢゅぷっ、ぢゅぷっ、じゅぷぱっ、ぢゅるるるっ!!」

――もはや、これまでかっ!

リーザ
「んふふー……ぢゅるるっ、ぢゅるッ、ぢゅりゅるるるるッ!!」

敗北を覚悟した、こちらの心象まで読み取ったのだろう。

リーザの計算され尽くした口腔奉仕の前に、
愚息はあっけなく散華して、小さな彼女の口の中へと、
おびただしい量の精液を放出してしまった。

耐えに耐えたが故の、あまりに強すぎる快感が、
全身の神経を焼き尽くしていくのがよく分かる。

リーザ
「んくっ、んくっ、ごくっ、んぅぅ……んー……ごくっ」

リーザ
「ぷはぁっ!」

リーザ
「……へぇ、これが男の人の精液なのね」

リーザ
「どう? 為す術もなく絶頂させられた気分は♪」

ぐうの音も出なかった。

敗北を認める旨を伝えると、
リーザは勝ち誇った様子で、こんな提案をしてきた。

リーザ
「つまり……百番勝負と合わせて、私が二勝ってことね」

リーザ
「あなたの命令も、まだまだ聞いてあげるつもりだけど、
先に私の賞品ふたつ、もらってもいいかしら?」

素晴らしい舌技を発揮してみせたリーザへの賛辞として、
先に彼女の願いを叶えることに対し、
同意の意を込めて、深く深く頷いてみせる。

リーザ
「ふふっ、じゃあひとつめは、
これからも毎日、私の修行の相手をしてねってことで……」

お安い御用だと肯定の意を示しつつ、
ではふたつ目は何なのだろうか、と首を傾げてみせる。

するとリーザは、
強気で自信に溢れた笑顔で、こう言ってきたのだった。

リーザ
「王子のイってる顔、可愛かったと思うの。
だから……このまま第二回戦、させてね♪」