リーエン寝室2 シーンテキスト

リーエン
「王子! リーエンは気付きました。
人の花粉を体にかけられただけでは、受粉しないのですね!」

夜なのにばたばたと俺の部屋までやってきたリーエンが、いきなりわめく。
先日、俺の精液を飲んだことで満足し、彼女は勝手に帰ってしまった。
が、やっとあれで終わりではないことを知ったらしい。

そうなると、リーエンの行動は早かった。
俺がなにかを言う前に、さっさと服をはぎ取ると、
ベッドの上に飛び乗った。

前回と違い、両腕には金属製の宝具がつけられたままである。
その太い指を動かして、彼女は俺をベッドに誘った。

リーエン
「さあ王子、今度は最後までしましょう!
だいたいの手順はもう、リーエンも知っていますから」

彼女は書庫に足繁く通い、日々人の情報を学んでいる。
どんな書物を読んだかは知らないが、
男女のまぐわいの記述でも見つけたのだろう。

もちろん、やぶさかではない俺も服を脱ぐと、リーエンに迫った。

リーエン
「あ。違います、王子。
確か生物の受粉行為は、こうのはずです」

リーエンはベッドの上でうつ伏せになり、小さな尻を突き出した。
──確かに、交尾のスタイルとしては正しいか。

目の前で開いたリーエンの割れ目は、
もう十分に濡れていて、甘い香りを放っていた。

俺は遠慮なくそこに、そそり立つ愚息の先を触れさせる。
やわらかな肉を裂きながら、俺はゆっくりとリーエンの中に押し入った。

リーエン
「ん、くっ。あ……」

リーエン
「痛、い……ああ、でも、リーエンの中に
王子のおしべが入っていきますっ」

処女膜を破る感覚が、確かに俺にも伝わっていた。
破瓜の痛みでリーエンの小さな背中が震えていた。
そこに玉のような汗も浮かぶ。

本当に、リーエンの体はよくできていた。
濡れた肉の花びらは、俺の分身をねっとりと包み込んでいる。
ゆっくり腰を動かせば、蜜がぱちゃぱちゃといやらしい音を立てた──。

リーエン
「あっ、ん! はあっ、すごい……!
痛いけど、気持ちいい……リーエンの中が熱い、ですっ」

すぐに感じ始めたリーエンが、くねくねと腰を踊らせた。
俺の腰が速くなるのに、そう時間はかからなかった。
きゅうきゅうと締め付けてくるリーエンの中に、俺はたっぷりの精を放つ。

リーエン
「ああ、あああああ! びゅるびゅるって、王子の、花粉が!
来てる、リーエンは受粉してしまいますーーー!」

重なり合っていた俺たちの動きが止まった。
かわりに俺はリーエンの身をよじらせ、欲望のままにその唇を貪った。

リーエン
「んはっ、む……これ、リーエンは知っています。
接吻、というものですね」

リーエン
「でも、こんな。口と口とを合わせるだけなのに、はむっ。
き、気持ちいい、なんて……」

リーエン
「王子、王子っ。もっと……あ、あれ?」

リーエンが自分から腰を動かし始めたが、さすがにすぐの連戦は無理だ。
俺のイチモツが勢いを失っていくのを体内で感じ、
リーエンがきょとんとした。

リーエン
「こういうものなのですね、人のおしべというものは。
なんとも不思議です」

リーエン
「え? このまま、刺激してれば……?
はい、リーエンは承知しました」

リーエン
「では、あの……もっと、接吻をしてもいいですか?
あ、体の位置を? はい、そうですね。
こっちの方がしやすいですね。んん」

俺はリーエンと繋がったまま、彼女の体を反転させて、仰向けにした。
ちゃんと向き合い、改めてキスを交わす。

リーエン
「ん、んはっ。……はい、リーエンは、これが好きです。すごい、です」

リーエン
「でも、もっと、刺激なら……。
そうです、試しにこれを使ってみましょう!」

リーエンが突然、両腕の宝具を持ち上げた。
そこに纏うのは、暗いベッドの上すら鮮やかに染め上げる、電撃の輝きだ。
ちょっと待て、と俺が言うより早く、彼女はそれを解き放った。

リーエン
「大丈夫です、出力をずいぶん絞りましたから。
ちょっとしびれますけど、どうです? ……あ!」

俺の体を駆け巡った小さな電撃の効果は、すぐにリーエンが感じ取った。
繋がったままでむくむくと大きくなる愚息に、彼女は腰を震わせる。

リーエン
「大成功です! あ、あっ……なんか、さっきより大きいです、王子!」

リーエン
「あと、なんか王子、鼻息が荒くて……。あ、あああっ!」

俺の興奮が止まらない。
どうやらさっきの電撃は、必要以上に効果を発揮したらしい。
俺はリーエンの乳房にむしゃぶりついて、いきなり腰を叩きつけた。

リーエン
「はあああああああん! 速い、速いです王子!
そんなの、リーエンは耐えられません!」

リーエン
「散るっ、散ってしまいます!
ああっ、来る……リーエン落ちる、落ちます! なにか、これ!」

リーエン
「この前より、もっと深いの、すごいの! 落ちる、落ちちゃうの!
あああ、あああああああ!」

リーエン
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

ぐちゃぐちゃに小さな蜜壺を掻き回せば、あっさりとリーエンが達した。
前回の比ではないのだろう。がくがくと体を痙攣させ、抱きついてくる。
無我夢中で俺の唇を貪って、やがてくたりとリーエンが力尽きた。

それでも俺はまだ果てていない。

リーエン
「あっ、王子っ、ダメ。しゅごいの、
しゅごいのまたリーエンに来てるの。
だから、今は……。あああああ!」

哀願するリーエンに、俺は知ったことかと腰をぱんぱん打ち付ける。
そのたびに、押し寄せ続ける快楽の波に、
リーエンの小さな乳房が震え続けた。

俺がようやく中に出して終わったのは、
それから何時間も後のことだった。

リーエン
「ん……王子。リーエン、好きっ」

しかしなんと、何度もイッたはずのリーエンは、まだ満足していなかった。
離れようとした俺のイチモツをぎゅっと膣肉で挟み込み、
ちゅっちゅと何度もキスしてくる。

彼女の甘い汗の匂いは、いっそうねっとりとベッドの上に満ちていた。

リーエン
「リーエン、わかった。理解しました。
これ、確かに愛情表現……。するたびに王子のこと、好きになります」

リーエン
「もっとしたいです。リーエンは望みます。
だから、ね?」

またもやリーエンが、宝具にあの電撃を纏わせた。
──俺たちの夜はまだ、終わらないらしい。