リンドウ寝室1 シーンテキスト
リンドウ
「ふふん……情けないなぁ、王子?」
寝台に仰向けになったまま見上げる俺を、
鬼の少女は勝ち誇った表情で見下ろしていた。
リンドウ
「自分より小さい女の子の足で
ち○ちん踏まれとる気分はどうや?」
リンドウ
「――おっと、身動きしたらあかんで?
抵抗する気配が見えたら、本気で踏み潰すからな?」
言いながら少女――リンドウは、
青みがかった角の生えた顔に不敵な笑みを浮かべて
俺のペニスを踏みつける足に力を込める。
露出させられた愚息が加わった圧力に身悶え、
その身をさらに硬くしながら鎌首をもたげていった。
リンドウ
「あははっ! ひょっこりしてきよった。
足裏が押し上げられて、気色悪いわぁ♪」
必死に反り返ろうとする肉棒を、
柔らかな足裏がぐいぐいと苛めるように抑えつける。
その微かな痛みを伴う刺激が
甘い痺れとなって腰の奥を疼かせると、
俺は震える声で、なぜこんなことをするのかと訊ねた。
リンドウ
「フン、決まっとるやないか。
あんたの本性を暴くためや!」
リンドウ
「……聞いたでぇ?
人間の男はこうやってち○ちんを擦られると、
興奮して本性を表すんやろ? ……なァ?」
苛虐的な愉悦を声に含ませながら、
リンドウは愚息を踏みつける足をぐっと押し下げる。
ガチガチに勃起したペニスが無理やり腹に押し付けられ、
思わず俺は情けないうめきを漏らしてしまった。
リンドウ
「あははっ!
先っぽからヌルヌルしたのが出てきよったで?」
リンドウ
「これって興奮しとるっちゅーことなんやろ?
王子って、ホンッット気色悪いなぁ♪」
リンドウ
「このリンドウちゃんのぱんつに興奮したんか?
それとも、この可愛いおっぱいにか? んん?」
人を小馬鹿にしたような笑み――。
だが、そんな表情で見下されることの屈辱感が、
なぜか倒錯的な愉悦となって脳を甘く痺れさせる。
リンドウ
「んっ……ヌルヌル滑って擦りづらいわぁ。
ひょこひょこと反抗してきよってからに……」
リンドウ
「く、ふふっ……こら、ひょっこりさせんのやめんかい。
ん、くっ……微妙に擦れて、くすぐったいやないか♪」
リンドウ
「はぁ……。
足の裏、あんたのち○ちんの汁でネチョネチョして、
ホンマに気色悪いわぁ……どうしてくれんの、これ?」
と言いながらおもむろにリンドウが足を上げると、
先端から溢れた体液が透明な糸を引いた。
蔑むような表情でこちらを見下ろすリンドウに、
俺はいますぐこの行為をやめるか、
でなければせめて手でしてくれと悲壮に訴える。
リンドウ
「はァ?
なんでうちがあんたの汚いち○ちんを
手で擦ってやらなあかんの?」
リンドウ
「人間のあんたのなんか、これで十分やん……なァ?」
相手を見下すことで得られる優越感に浸りながら、
リンドウは器用に足指を開き、その隙間に竿を挟み込んだ。
リンドウ
「ふっふっふ……捕まえたで。
あんたのひょっこりはん、もう逃げられんよ?」
リンドウ
「さぁ、さっさと出すもん出しーや!
あんたの本性、徹底的にあばいたるわ!」
その宣言とともに、
少女の柔らかな足指に挟まれた肉筒が
上下に激しくシゴかれはじめた。
摩擦による微かな痛みと、
それを上回る快感の拷問に音を上げた愚息が、
滝のような涙を噴きこぼして身悶える。
リンドウ
「あははっ、ち○ちん汁ダダ漏れやんか♪
あんたのひょっこりはん、ホンマだらしないなぁ?
うりうり、うりうり~♪」
喜悦に歪んだ笑みで見下ろしながら、
にちゅっ、ぐちゅっ、と卑猥な音を立てて
愚息を苛め続けるリンドウ。
腹の奥で煮立った熱いものが
竿の中をゆっくりと昇り始めたが、
俺は漏らしてしまわぬように必死に歯を食いしばった。
リンドウ
「んっ、く、ふふふっ……♪
王子……あんた、なかなか強情やなぁ?」
リンドウ
「そないに涙ばっかり流さんと、
はよぅ血ぃを出したらええやん?」
――血?
と俺は首をかしげる。
リンドウ
「ふふっ、とぼけても無駄や。
あんたら人間の男は、興奮して本性が現れると
ち○ちんの先っぽからいろんなモンが出るんやろ?」
誰にそんな間違った情報を教わったんだ、
と問い質そうかと思ったが、
リンドウは淀み無く語り続け、俺に口を挟むスキを与えない。
リンドウ
「はぁ、はぁ……っ。
あんたの軍におる、人間の姉ちゃんに聞いたで?」
リンドウ
「相手のことを利用したろーとか、
そういう邪な心を持っとる奴は、
先っぽから血ぃが出て、ち○ちんが再起不能になるらしいな?」
お前は騙されている、と言ってやりたいが、
口を開けた瞬間に射精してしまいそうで、
どうすることもできない。
竿を巻く快感の波状攻撃に脳が溶かされ、
射精のことしか考えられなくなっていくのを感じた。
リンドウ
「……ま、もし万が一あんたがうちのことを好きなら、
白いおしっこみたいのが出るって、その人は言うとったけどな」
と、リンドウが何気なく口にした一言が、
霧がかかった俺の意識に一筋の光明を灯した。
リンドウ
「けど、人間のあんたが鬼であるうちを
好きになるわけがあらへん……」
リンドウ
「あんたがうちに優しくしてくれるんは、
鬼であるうちをたぶらかして、
こき使おうとしとるだけや……せやろ?」
ぎちゅっ、と粘ついた音を立てて、
リンドウの足指が亀頭のエラを痛いほど強く弾く。
たまらず俺はうめきを上げ、もう出る、と正直に訴えた。
リンドウ
「あははっ! 出るんか、出してしまうんか?
ええよ……死ぬほどいっぱい出したらええ!」
リンドウ
「ほら、はよぅ出し、好きなだけ出しっ!
あんたのち○ちんも今日までの運命や!」
勝利を確信したように鬼の少女が口角を上げると、
同時に二本の足指が竿の根本に食い込んだ。
鋭い快楽が稲妻のように総身を貫き、
同時に白濁が鈴口を割って勢いよく噴き上がる。
リンドウ
「――うわわっ!?
なッ……なんなん、これ……んひゃあッ!?」
驚いて目を丸くしたリンドウの視線の先で、
白精が間欠泉のように幾度となく噴出し、
足首やすね、太ももまでをも白く染めていく。
リンドウ
「ちょ……な、なんで?
なんで……ひゃうっ……白いの、止まらんの……?」
焦りと困惑とで涙目になりながら、
鬼の少女はなんとか射精を止めようと
脈動する竿の根本を足指で必死で押さえつづける。
が、そんな努力も虚しく、
彼女の小さな足は素肌がほとんど見えなくなるまで
白く濁った牡液にドロドロにされてしまった。
リンドウ
「な……なんでや?
なんで血ぃやなくて、白いのが出るん……?」
リンドウ
「しかも、こんなにいっぱい……」
リンドウ
「あ、あんた……そないにうちのこと好きやったんか?」
信じられない、とでも言いたげに大きく目を見開いて、
リンドウはまだ息を荒げたままの俺を見下ろす。
俺はなにも言わずに射精後の甘い倦怠感に浸っていたが、
鬼の少女はその無言を肯定の意として捉えたようだった。
リンドウ
「あ、あかんて……。
うちは鬼で、あんたは人間なんやで?」
リンドウ
「す、好きとか言われても、うち、困るわ……」
消え入りそうな声でそう呟いた少女の、
柔らかそうな頬が恥ずかしそうに赤く染まっていく。
そんなリンドウを可愛いと思ってしまった時点で、
いくら相手が額に青い角を生やした鬼であっても、
彼女の言葉を勘違いだと断ずることはできなかった。
リンドウ
「う……うちは……、
うちはあんたのことなんか、好きやないからなーッ!」
自分自身に言い聞かせるかのように大声で叫ぶと、
リンドウは逃げるように部屋を駆け出ていったのだった。