リルケ寝室1 シーンテキスト
寝静まった深夜、城内の廊下を歩いていると、
奇妙な韻律を耳にした。
俺はその出所である部屋の前に立つと、
小さく扉が開いていることに気づいた。
リルケ
「……んっ、あっ……ンンっ」
そこには、自慰行為にふけるリルケの姿があり、
俺を二重の意味で驚かせた。
彼女は、その手に俺の衣服を持ち、
まるで尊いもののように、
それに顔を埋めているのだ。
リルケ
「んっ……ンあっ、あんっ……」
秘所をまさぐる指が勢いをましていくのが分かった。
リルケ
「んんッ……はぁ、はぁ……ひゃうっ……!」
くちゅくちゅという淫らな水音が、
狭い部屋に響き、俺の情欲を苛ませた。
リルケ
「普段はっ、ここまで激しくなんて……っ、
絶対しないのに……くぅ、ンンンっ!」
俺は知らぬ間に部屋に踏み入れていたが、
彼女はまだ気づいていないようだった。
リルケ
「……わたしってば、んっ……おかしいわ……、
……なんで、こんなに……興奮して、んぁっ……、
――え、お、王子っ!?」
ようやく彼女は俺に気づき、
潤んだ瞳を驚きに見開かせた。
リルケ
「こ、これは、ちが……んっ……ヤダっ……
だめ、気持ちいい、のッ……あぁんっ!
見ない、んっ……見ないでぇ……んぁぁッ!」
拒絶の言葉とは裏腹に、彼女の淫らな指の動きは、
さらに加速していく。
リルケ
「だめなの……ひゃうんっ! 頭、なにも……んっ!
考えられ、ない……ぁあんっ! 王子、王子ぃっ!
ふわあぁんっ……!」
リルケの懇願するような甘い嬌声に、
俺も知らず知らずのうちに自身の肉鉾が
そびえ立っていることに気づく。
リルケ
「んんっ! あっあっ、あぁん……っ!
私……んっ、こんな、あぁっ、えっちな子、だって……
王子、にっ……んぁっ……嫌われちゃうっ!」
口では言っていても、彼女はもう自分の
理性ではどうしようもないまでに、
欲望に身を焦がしているようだった。
リルケ
「んあっ……!
そ、そろそろクるっ、きちゃう……っ……
イッちゃうよぉ……王子ぃ……」
もう羞恥を忘れ、俺に自分の絶頂を
見せつけるように、リルケはその淫花を
まさぐり続け、その勢いが最高潮へと向かった。
リルケ
「……ンっ、ああっ! んあっ!
王子ぃ……好き、好きなのぉぉっ!
んぁ、ふぁああ――んっ!」
びくんと大きく弓なりに跳ねた美しい体が、
何度か痙攣するにつれ、彼女の中から
昂ぶりの波がひいていくのが分かった。
リルケ
「はぁ、はぁ……。出て、いって……。
うぅ……、なんでよぉ……なんで……
ごめん、なさい……王子…………ひぅっ」
シーツに顔を隠しながら、
彼女はくぐもった声で何度も謝った。
かける声などいくらでも用意できたが、
かけるべき言葉は一つも見つからなかった。
俺は、彼女の頭を優しく撫でてやりたい衝動を
必死に抑えながら、静かに部屋を後にした。