リュクス寝室1 シーンテキスト

リュクス
「もうちょっと待ってくださいね……」

リュクスの腰を後ろから抱いたまま、神妙に頷く。

愚息はすぐにでもリュクスの中へ突撃せんと望んでいたが、
精一杯の理性でそれを押し留めた。

リュクス
「王子のおち○ちん、早く治してあげたいのですけれど……、
私にもやはり、心の準備があるので……」

リュクスは両手を大木につき、深く息を吐いて、
鼓動を鎮めているようだった。

リュクスの緊張が、
先端が触れただけの肉棒からも伝わってくる。

リュクス
「大丈夫ですからね、落ち着いてください。
王子のおち○ちんは……私が治しますから……っ」

おち○ちんを治す――そう意気込むリュクスを見つめながら、
こんな状況になった発端を思い返す。

俺達はグリフィンの背に乗り、
王都の周辺を視察ついでに飛行していたのだが――

リュクスは何を考えたのか、
清い泉の側で休憩している最中、水浴びを始めたのである。

普段から軽装のリュクスだが、
美しい木々に囲まれて泉にたたずむ彼女の姿は、
否応なく劣情を刺激してきたのだった。

リュクス
「驚きました……水浴びから戻ったら、
こんな辛そうに張り詰めているのですから……」

リュクス
「おち○ちんが硬くなってしまったのなら、
次からは隠さず、もっと早く言ってくださいね……?」

リュクス
「男の人の、抑えようがない自然現象だと、
小さな頃に村のお姉さん達が言っていましたから……」

彼女が積極的に尻を突き出したのは、
その村のお姉さんなる者達の仕業のようだった。

おそらく、幼いリュクスに性の知識を与えることをためらって、
そう伝えたのだろうと、心の中で推測する。

リュクス
「自然現象ということは、お腹が鳴ったり、
おしっこが出たりするのと同じです。
恥ずかしがらなくて良いのですからね……?」

子供をあやすかのように、
しかし不安に震えるような声色で、リュクスは俺を慰めてくれた。

彼女の優しさに応えるように、
先程までは硬く閉じていた小さな綻びに、狙いを定める。

リュクス
「ここに入れると、小さく戻るのでしたよね……」

リュクス
「心の準備……できました……。
王子、入ってきて……良いですよ?」

首肯をひとつ返し、
硬い蕾の中心に、ゆっくりと男根を侵入させていく。

リュクス
「んきゃぅ……ッ!!」

微かな苦痛の喘ぎと、肉棒の先に伝わる小さな抵抗が、
リュクスの初めての男となったという事実を伝えて来た。

リュクス
「ちゃんと……んぁっ……入り……ました……?」

ああ、と短く応え、リュクスの背を撫でてやる。
微かな震えが、手のひらに伝わった。

リュクス
「で……でも……
ひぅっ……ち、小さくならない……ですね……」

これを小さくするためには、
前後に動かなければならないのだ、と答えると、
リュクスは信じられない、とでも言いたげな表情で、

リュクス
「う……動くのですか!?」

リュクス
「……いえ……嫌じゃないの、ですけれど」

リュクス
「ただ、ですね……? さっきすごく痛かったはずなのに……」

痛かったはずなのに、何だ? と問うと、
リュクスの長い耳が、ほのかに赤く染まっていく。

リュクス
「今は……んぅ……ちょっと変な感じ……なんです。
お腹の奥が……ぽかぽかしてるみたいで……」

肉棒を包みこむ肉穴が、締め付けては緩め、
形を確かめるように収縮する。

彼女は自分自身の収縮運動に、
微かな快感を感じている様子で、甘い吐息を漏らした。

リュクス
「王子が動くと……きっとこのぽかぽかが、
もっと大きくなるのではないかと……思って……」

初めての性交だというのに、
リュクスは既に、快楽の欠片を掴みつつあるようだった。

その温かさは、決して悪いものではないと、
囁きかけてやり、慈しむように、ゆっくりと抽挿を始める。

リュクス
「そうなの、です……か?
それなら……ひぁっ……ぁあああっ……んぅ……っ」

肉棒が引きずり出て来るのに合わせるように、
リュクスの口からは堪えきれない様子で、喘ぎが漏れる。

リュクス
「や、やっぱり、ちょっと待っ……んぁあああっ!?」

リュクスの蜜壺を、緩くかき混ぜるように腰を動かすと、
抽挿に応えるように膣口が不規則に締め付けてくる。

待てと口では言うものの、
リュクスの秘所はさらなる前後運動を求めるように、
溢れんばかりの蜜液を零れさせていた。

リュクス
「王子を……ひぅぅっ……治すはず、なのにぃ……っ!!」

リュクス
「わ、私が……ふぁあ……っ!
お、おかしくなっちゃいそう……ぅぁあッ……です……っ!?」

秘所から溢れた愛液は、
初めてとは思えない程の潤いで肉棒を迎え入れ、
彼女の足元に、リュクス由来の小さな水たまりを作りつつある。

しかし、それだけ濡れていながらも、
リュクスの蜜壺がもたらす不規則な締め付けが、
愚息に単調でない、強く心地よい刺激を与えていた。

リュクス
「ふぇっ……? き、きもちいい……ですか……?」

リュクス
「んぁああぁっ!? そ、そんなの……お、おかしいですっ
……治療、行為のっ……はずなのにぃ……っ」

リュクスは未だに、
これを肉棒の腫れを鎮める行為だと思っているようだった。

誘われるままに応じてしまったが、
こうして男女が繋がる意味を、後で教えてやらねばなるまい。

リュクス
「……も、もしかして……これって……あぁッ……
んぅぅうううッ……ち、治療じゃ……ないのですかぁ!?」

張り詰めた男性器を鎮める行為には違いない。

しかし疑念をもたせたままでは、
リュクスにとっては初めての交わりを、
しっかり愉しませてやることは出来ないだろう。

徐々に高まりつつある、腰の奥の疼きを堪えつつ、
彼女の不安を晴らすべく、いくつかの言葉を囁きかける。

リュクス
「んぁああっ……ふぇっ……?
我慢しなくて……いい……ぁっ……ですか……?」

リュクス
「王子も……ぃぁあっ……
私と……ひぅっ……同じ……気持ち……?」

リュクス
「つ、つまり……えぇと……
王子も、ぽかぽかして……気持ちい――ぁああッ!?」

リュクス
「考えてる時……にぃッ……
う、動いちゃ……ぁあっ、ら、らめですぅ……ッ」

一突き毎に、リュクスの小さな唇からは、
快感を示す喘ぎが溢れ出る。

その響きと、滑らかでありながらもきつい膣道の刺激が、
リュクスの最奥へと精液を放ちたいという欲望に結びつく。

リュクス
「だ、出していい……か、ですか? な、何を……?
んぅぅあああ!? 何を出すんですか……?」

混乱した様子のリュクスだったが、
その問いに正確に応えるだけの余裕はなくなりつつあった。

肉棒の先端から、脳天まで駆け抜けるような快感が、
もはや射精を堪えるだけの時間が無いことを示している。

リュクス
「せー……えき……? ひぅぅッ……精液って……えっと……」

精液という単語も知らない様子のリュクスは、
肩越しにこちらを振り返って、
力強く膣道を締め付けつつこう言った。

リュクス
「大丈夫……です……っ!!
出しちゃって……んひぁあああっ……ください……っ!!」

リュクス
「王子を……全部くらさい……ひぅぅッ!?
私を……あぁッ……全部……あげます……からぁ……ッ!!」

リュクスの甘い誘惑に乗るように、
最早押さえきれない欲望に任せ、全力で腰を振る。

リュクス
「んぁ……ぁあああっ……な、なにか来て……っ」

リュクス
「ひぁ…………ぁあああッ!?」

腰の奥から駆け上る熱を抑えることなく、
リュクスの最奥へと濁流を解き放った。

快楽の残響が頭を満たす中、
しかしその余韻に長く浸るだけの時間は無い。

腰が抜けた様子のリュクスが倒れていくのを、
慌てて支え、そのまま優しく抱きしめた。

リュクス
「あ、脚が……がくがくしてて……
ありがとうございます、王子……助かりました……」

リュクス
「――あ、そうだ!」

リュクス
「おち○ちん……元に戻りましたか……?」

全精力を注ぎ、リュクスに子種を撃ち放った愚息は、
一仕事をやり遂げたような様子で、リュクスの中から零れ出た。

リュクスは片手で愚息をつまむと、
その柔らかさを確かめるかのように、ふにふにといじってくる。

リュクス
「ふふ……やりました。王子のおち○ちん、元通りですね……っ」

リュクス
「あの……ところで……」

彼女の指の感触を愉しみながら、
どうした? と質問に応じてみせる。

リュクスは、恥ずかしそうに、
しかしどこか艶めいた笑顔で、俺の耳元にこう囁いた。

リュクス
「今後、おち○ちんが硬くなった時には……、
他の方ではなくて……私の所に来てくださいね?」

リュクス
「しっかりと、治して差し上げますっ」