リシェルテ寝室2 シーンテキスト

リシェルテ
「もう……そんなに、焦らなくたって……逃げたりしないのに……」

ベッド上で仰向けになりながら、
大胆に両脚を広げてリシェルテが呟く。

美しい金髪と、
未だ残る白青の装飾が彼女の美しさを引き立たせ、
無限とも思えるほどの欲望をこの胸に生じさせる。

リシェルテ
「初めてだから……優しく、してね……?」

いつもは考えが読めない彼女だが、
さすがに此の時にあっては
緊張めいた気色がその相貌に映っている。

怖いなら止めておくが、と問いかけると、

リシェルテ
「ううん……止めないで、王子……」

リシェルテ
「確かに、ちょっと怖い……けど……」

リシェルテ
「でも……王子に、奪って欲しいの……」

リシェルテ
「私の、純潔を……」

リシェルテ
「だから、来て……王子……」

俺を求めるように
リシェルテは両腕を伸ばす。

こんなことを言われて拒める男が何処にいるというのか。

情欲よりもはるかに強い愛しさが胸先で爆ぜ、
よりいっそう硬度を増した愚息が、
彼女の濡れそぼる淫華へと埋没していった。

リシェルテ
「――んっ、やぁ、ぁ……っ、
王子の、が……はいって、く、る……んっ、ふぁあぁンッ……!」

俺の腕へと添えられた彼女の手に強い力がこもる。

破瓜の痛みに耐えようとするいじらしさが愛らしい。

労りたいという心と
奪い犯してやりたいという欲が内奥でせめぎ合いながら、
興奮に尖った肉棒は更にリシェルテの奥へと進み入っていく。

リシェルテ
「くっ、ふぁっ……あっ、んんんっ……、
だいじょうぶ、だから……こんな痛み……ぜんぜん、
あっ、やぁあっ、ンッ……へいき、だからぁ……」

リシェルテは僅かに身を起こして俺を抱き締めると、
そのまま背に回した腕に力を込めて、
より深く男根を自らの身体へと誘う。

リシェルテ
「ふゃあぁぁぁあンッ――!!
あっ、ふあぁ……ぜんぶ、はいった……ぁっ、ぁぁ……、
おうじ……どう、わたしの……なか……?」

気持ちいいに決まってる。

そして何より、身体的な快楽以上に、
心が満たされていく感覚が嬉しかった。

リシェルテと、こうして一つになれたことが、
例えようもないほどの喜びとなっている。

リシェルテ
「わたしも……はぁ、あっ、んっ…………うれしい、よ」

リシェルテ
「王子と……ひとつに、なれた……」

リシェルテ
「今日だけでもいい、から……いっぱい、愛して……」

抱きつきながら耳元で囁かれる。

同時に、彼女の膣内が
きゅぅっと狭まっていく。

気づけば、
俺は優しさとは無縁な勢いで腰を動かして、
彼女の身体を貪っていた。

リシェルテ
「ふぁあっ、あっ、はぁぁ、んぁあンッ……!」

リシェルテ
「おう、じ……んっ、んふぅ……もうすこ、し……、
やさしく…………あッ、ぁっ……やぁあんんっ……!」」

彼女の言葉を無視するように、
律動は速度を増していく。

未熟な膣内は、その狭苦しさも相まってか、
痛いほどにペニスを締め上げ、
突き込むほどに途方もない快楽を与えてくれる。

リシェルテ
「あっ、ぁあっ……ヘン、だよぉっ……さっきまで、
痛かった……だけ、なのにぃっ……はぁっ、ぁ……」

リシェルテ
「ひぁあっ、ぁあんっ……どんどん、気持ちいいのが……
大きく、なってぇ……ふぁっ、ぁああぁンッ……!」

零れ出る彼女の言葉が嘘でないことを示すように、
媚肉の抱擁が痛いほどに男根を締め付けてくる。

奥底で溜まりすぎた欲望のたぎりが、
その強烈なまでの快感に引きずられるようにして、
今にも飛び出していきそうだ。

リシェルテ
「ぁあっ、ああんンッ!
はぁ、ぁあっ……また、白いの……んんっ、んっ、
でちゃいそう、なの……?」

リシェルテ
「いい、よ……んっ、ふぁあんっ……!
ふあぁあっ、あんっ……王子の、射精したいときに……、
いっぱい、だして……いい、からぁっ、あっ、ぁあんっ……!」

リシェルテ
「わたし、もぉっ……もう、限界……だからぁっ……、
おうじぃ……んっ、ふぁあっ、だして……ッ、
私の、なかぁ……あっ、ぁあっ……ふゃぁあぁあンッ!!」

艶やかな悲鳴をあげたリシェルテの膣内が、
それまで以上の締め付けで肉棒を絞り上げる。

そして、その勢いに負けるようにして、
俺は溜め込みすぎた濁精を
彼女の最奥へと解き放ってしまう。

リシェルテ
「あぁぁあぁっ、あぁ、はぁあぁぁっ……!
はいって、くるぅっ……王子の……やぁっ、ぁああんっ……!」

互いに抱き締め合って、
絶頂の快感に身を震わせ合う。

リシェルテ
「あっ、ぁぁ……おうじの、白いの……、
いっぱい……あふれて、きちゃってるぅ……んっ、ふぁぁ……」

結合部に生じた隙間から、
愛液と混ざり合った白濁の粘液がこぼれ落ちていく。

荒ぐ息も気にせずに、
俺たちは口付けを交わしあった。

リシェルテ
「ふぅ、ん……ちゅっ……ちゅ……、
ちゅぷ……おう、ひ……らいしゅき……んっ、ふぅ……」

彼女の言葉に、それ以上の愛の言葉で応じる。

リシェルテ
「……まだ、身体……ふるえて……んっ、はぁ……ぁ……」

リシェルテ
「ねぇ、王子……。
今日はまだ……一緒に、いてくれる?」

潤む瞳に切なげな色をにじませながら、
リシェルテが問いかける。

そんな彼女があまりにも愛らしく、
俺は、胸に宿った切なる想いを込めて、
再びその小さな唇にキスを落とすのだった。