リコラ寝室1 シーンテキスト

リコラ
「こんばんはー。王子、起きてるー?」

ひょこっと寝室に現れた彼女は、
髪を束ねているリボンを揺らしながら
笑顔で駆け寄ってくる。

ここまでの道のりは暗くなかったか?
と尋ねると、まるで何でもないように首を振った。

リコラ
「ううん。だって暗いところは慣れてるもの!」

流石はオオカミを連れているだけはある。
リコラはニコニコと微笑みを浮かべながら
俺に抱き付いた。

リコラ
「あのね、アタシ……オオカミ以外をこんなに
好きになったのって初めてなんだ……」

リコラ
「あたし、王子になら何されてもいいよ」

欲情した瞳を向けながらそう告げた彼女に、
俺の中でなにかが湧き上がるのを感じる。

湧き上がる衝動を抑えつつ、
そのまま彼女をベッドに押し倒した時、
ふとある考えが思い浮かんだ。

リコラ
「ど、どうかした……?」

急に動きの止まった俺を、
リコラが心配そうに見上げる。

何をしてもいいと言われたせいか、
いつもとは違うことをしてみたくなった俺は、
近くにあった縄を引っ張り出し彼女の手を縛る。

リコラ
「いっつ……。や、これ……といてぇっ」

何でもいうことを聞くんだろ?
と言うと、彼女が一瞬押し黙る。

ほんの数分で、まさかこんな様にさせられるとは
思っていなかったのだろう。

逃れようともがくが、暴れるほどに縄は
きつくなっていく。

リコラ
「確かに……言ったけ、どぉ……ッ。
ひぁあんっ……!」

服をずらし、小ぶりの胸がさらけ出される。

腕の自由を奪われているせいか、
隠せないもどかしさに彼女の顔が
みるみる赤くなっていく。

リコラ
「そんなに見つめ……ない、でぇっ……」

普段はオオカミを従えている彼女が、
今はまるで子犬のように震えている。
その姿に、思わず息を飲む。

つーっと首筋から胸のあたりまでなぞると、
感じやすいのか、小さく身じろいだ。

リコラ
「あ……っ」

ぴくっと反応を示した体は胸の頂を硬くし、
彼女の体温を上げていった。

リコラ
「あっ、んンッ……」

その頂にしゃぶりつき、
ときおり強く吸い上げると
彼女の声が高く響きだす。

十分に胸を堪能した俺は、
下から甘い香りを放っている秘部に触れた。

そこはわずかに蜜を流し、
誘っているように下着に染みをつくっていた。

リコラ
「ふぁ、ンっ……! もっと、ぉ……」

身動きのとれない状況に興奮してきたのか、
わずかに触れただけで、指に愛液が絡みつく。

そのまま指を二本膣内に挿入すると、
彼女の腰が浮き上がった。

リコラ
「あっ……、いっ、んぁ、ぁっ……、
縄、が……ッ」

腕に力が入り、ぎちっと縄が腕を締め付ける。
さらに締め付けられたことによって、
彼女の顔が苦痛に歪んだ。

リコラ
「すご、い……、指が、中でぇッ……!
あ、んぅ……ッ、あぁああんっ……」

ばらばらに指を動かし、奥へと進めていく。

膣内は指をきゅうきゅうと締め付け、
縄が腕を締め付けるたびに子宮が締まりだしていた。

リコラ
「痛い、のに……、ふぁっ……なんだか、
体が、反応してきちゃうぅうッ……」

リコラ
「あっ、んン……ッ! 王、子ぃッ……!
頭が……、真っ白にッ……!!」

イキそうなのか、ヒクヒクとヒダが震えている。
ここぞとばかりに中を激しくかき回すと、
彼女の腰が浮き上がった。

リコラ
「あ……ッ、イく、ううッ……!!
ぁあああ……ッ!!」

びくっと体を反らせながら、彼女が声をあげる。
ぎちっと縄をしならせるとそのままベッドに
体を沈めた。

紐を解くと、手首には赤く跡が残っている。

リコラ
「痛いって思ってるのに……。
王子のせいで感じちゃうなんて……」

荒くなった息を整えながら、
リコラはどこか嬉しそうにそう呟いた。