リキュノス寝室3 シーンテキスト

――試合で俺が勝ったら、ご褒美にセックス。

リキュノスが勝ったら、彼女へのご褒美にセックス。

そんな取り決めがついに実行に移されたのは、
およそ数日前のことだった。

リキュノス
「んぅぅぅっ♪
やはり王子殿にいたぶられた後の交尾は最高だなぁ……♪」

半ば騙されたような形の約束ではありつつ、
もはや長年の伴侶のような安心感すらある
リキュノスと過ごす日々は、実に満ち足りたものだった。

そして今夜は、とうとうリキュノスが
俺に綺麗な一撃をぶちこんだご褒美を与える日なのである。

リキュノス
「ぼっこぼこにされはしたが、
王子殿に一発お見舞い出来たのはすこぶる嬉しいっ」

リキュノス
「ああ……強者に敗北する屈辱と、
雄の生殖器に好き放題にされるこの恥辱……」

リキュノス
「とてもイイ……ふふ、うふふ、えへぇ」

頬が緩みすぎている。

だが、彼女の武人としての成長は、
試合相手たるこちらとしても、実に嬉しいものだった。

リキュノス
「ふふふ……私は日々めきめきと強くなっているからな!」

リキュノス
「ちなみに性的にもどんどん成長しているぞ」

リキュノスはとても自慢げに、
肉棒を飲み込んだ膣口を、きゅうきゅうと締め付けてくる。

好いた女性がこんなに淫乱だと、
実に嬉しくなってしまうものだった。

リキュノス
「ふっふっふ、勉学は遅々として進まないが、
王子殿に犯してもらえるこの行為には貪欲になろうというもの」

リキュノス
「さぁ王子どのっ!
いざ、王子殿から一本取ったご褒美をっ!」

リキュノス
「私の身体に刻み込んでくれ……っ!!」

瞳をきらきらと輝かせ、
鼻息も荒くおねだりをしてくる様は、まるで犬のようだった。

リキュノス犬も悪くないな、
などと思いつつ、俺は首肯を返し、腰を大きく引いて――

リキュノス
「きゃぅん……っ!!
あぁっ……こ、これだ、これが欲しくて……っ!」

力強く子宮口を叩いてやると、
リキュノスは嬉しそうに嬌声を漏らす。

リキュノスは膣口をきつく締め付けてくるが、
とろとろと溢れかえる愛液のおかげか、
とても滑らかに抽挿運動を繰り返すことが出来た。

肉棒を引きちぎられそうな程の入り口とは裏腹に、
半ばから子宮口まではざらざらとした膣道の感触と、
ふわふわとした柔らかさが、俺を歓迎してくれているようだった。

リキュノス
「んやぁあっ、ふぁっ、おうじっ、おうじどのぉ……♪」

リキュノス
「な、なんだかおま○こだけじゃなくて、
む、むねもぽかぽかする……っ、ふぁ、んぁあっ!」

リキュノス
「でもっ、もっとっ! もっと乱暴にっ!
もっとこう、戦場みたいな感じで襲ってほしい……っ!!」

リキュノス
「私が王子どののものなのだとっ、
王子どのだけのっ、物なのだと、教えてほしいのだ……っ!」

愛しいリキュノスをきつく攻めたてる行為に、
罪悪感を抱いていたのは最初の頃だけだった。

それが今や、互いにこの生殖行為が、
子作りのためだけでも、快楽のためだけでもない事を理解している。

セックスとはいわば試合。
全力を愛しき相手にぶつけ、互いにそれを受け止め、
想いを乗せて反撃を叩き込む愛情表現なのだと。

リキュノス
「きゃぅぅっ!? お、おうじどのぉっ!?」

リキュノス
「しゅごっ、ふやぁああっ!!
王子どののおち○ぽが……お、大きくぅ……!?」

興奮がより高まれば、
肉棒もより硬くなろうというものだった。

リキュノスへの想いを乗せたペニスを、
俺は剣による連続突きめいて最奥へと叩き込み続ける。

あまりにも相性の良すぎる彼女の膣穴は、
急速に射精への欲求を煽ってくるが、
こんなところで負けては、彼女へのご褒美にはならないだろう。

リキュノス
「ふぁあああっ、な、何だこれっ、
これっ、いつもよりっ、しゅごっ、ふぁああっ、ああぁッ!!」

リキュノス
「お腹こわれちゃうっ、気持ちよすぎてぇっ、
び、びくびくしてりゅぅうぅぅっ!!」

リキュノスの美しい腹筋は、
押し寄せる小規模な絶頂の波にひくひくと震えている。

彼女が快楽の山頂を超える度に、
肉棒にも収縮を以てその衝撃が伝わってくるが、
まだまだ射精してしまうわけにはいかない。

俺は股間に力を込め、
過酷なリキュノスの膣穴の中を進軍し続けた。

リキュノス
「おっ、おうじどのぉ……っ!!
いつもとっ、全然違うではないかぁ……!?」

リキュノス
「ふやぁあぁああっ、ま、まさかっ!!
まさか王子殿っ、いつもは手を抜いていたのか……!?」

手を抜いてなどいない。

むしろ今日は限界を超えて、
リキュノスを気持ちよくしてやろうと奮起しているだけだ。

目前に迫った射精の瞬間を、
ただひたすらに気力と根性だけで抑え込み、
俺はリキュノスの最奥めがけて、抽挿運動を繰り返した。

リキュノス
「ふやぁぁあぁあっ、んぅぅッ、きゃぅぅぅっ!?
そんにゃっ、そんにゃぁぁぁっ……!!」

リキュノス
「そんにゃにっ、わ、私のことを……!!」

リキュノス
「王子どのっ、おうじどのぉ……っ!!
好きだっ、大好きだぞおうじどのぉ……ッ!!」

リキュノスの愛を叫ぶ言葉に首肯を返し、
こちらも彼女の名を呼びながら、
最後の瞬間を目指して強く腰を振る。

とろけきった表情も、少しの恥じらいを見せる頬の朱も、
肉棒を突き込む度に揺れ跳ねる豊かで瑞々しい乳房も、
月明かりにきらめく蒼の髪も、何もかもが愛おしい。

リキュノス
「私もだっ、私も王子どのが大好きなのだっ!!」

リキュノス
「遠慮なしに私をぶっ飛ばすところもっ」

リキュノス
「それでいて、その後に頭をなでてくれたりするところもぉっ」

リキュノス
「ふぁあぁっ、こ、声も匂いもおち○ぽも好きだしっ」

リキュノス
「それから、えっと、えーっとぉ……っ!?」

リキュノス
「ぜんぶっ! 王子どのの全部がっ!
私は王子どのの全部が大好きなのだ……っ!!」

――ッ!!

彼女の告白の言葉と同時に、
肉棒が弾け飛びそうな程の、強烈な締め付けが襲ってくる。

もはや、その衝撃を前に射精を堪えることなど出来なかった。
――だが、

リキュノス
「ふぁぁあぁッ、きゃぉっ、んやぁぁあぁっ!?」

リキュノス
「でてりゅっ、せーえきっ、びくびくってぇっ!!」

リキュノス
「おにゃかっ、おにゃかこわれひゃううぅぅぅッ!!
わ、わたしっ、私イって、あぁあっ、んやぁあぁ――ッ!?」

射精を繰り返しながらも、
俺は執拗に抽挿運動を繰り返し続ける。

全身を焼くような快感は続いているが、
リキュノスがこんなに嬉しそうなのだ。

もう少しだけ、無理をするのも悪くない。

リキュノス
「ふあぁあっ、イってりゅのにっ、
も、もっと大きなのが……もっと気持ちいいの来てる……っ!?」

リキュノス
「おうじどのっ、おうじどのぉ……ッ!!」

リキュノス
「ふあぁあっ、ぁああぁあぁッ!!
んやぁああぁ――ッ!! ――ッ!!」

――限界は、とうに超えていた。

リキュノスの絶頂に次ぐ絶頂により、
愚息は存分に絞り尽くされて、
もはや今夜は、次の射精など出来そうにない。

だが、強すぎる快楽に
甲高い嬌声を漏らす彼女の姿を見ていると、
努力が報われたような充足感を覚えるものだった。

リキュノス
「おうじどのぉっ、だいすきぃ……♪」

先程までは犬のようだったリキュノスが、
今や寝台でごろごろと転がり、まるで猫のようだった。

リキュノス
「ふふふ、猫でも犬でもないぞ」

リキュノス
「私は誇り高き竜人だ」

リキュノス
「それも王子どのが大好きな竜人だぞ?」

それもそうか、と苦笑しつつ、
転がるリキュノスの頭を撫でてやる。

くすぐったそうに、そして嬉しそうにリキュノスは身を捩る。

リキュノス
「王子殿、私はもっともっと強くなるぞ」

リキュノス
「王子殿の隣にあり続けるために、
世界で一番強い戦士にならなければ」

リキュノス
「世界最強のお嫁さんになるためにも、な!」

世界最強のお嫁さん、か。
何とも壮大かつ可愛らしい目標だなと思いながら、
俺はしばし、彼女の頭をなで続けてやったのだった……。