リキュノス寝室2 シーンテキスト
リキュノス
「おぉ……本当に入るのだな……」
リキュノスは嬉しそうに自分の腹を撫でて、
彼女の中に収まった肉棒の感触を確かめているかのようだった。
リキュノス
「股間に突っ込むというから、
おしっこの穴にそんなもの入らないと思ったものだが、
なんと、入るのは別の穴であったか……」
おしっこの穴にそんな物入るかぁ!!
と絶叫しながら、壁際にリキュノスが逃げていったのは、
つい半刻ほど前の話であった。
人間の性行為について、
彼女が書庫で学んでいることは知っていたが、
どうやら中途半端に読み飛ばしているようである。
リキュノス
「うっ……だ、だって、文字が多くて……」
リキュノス
「私の部族の文字で書かれていれば簡単に読めるが、
人間の文字の勉強もしながらだと……大変なのだ……」
小さな抗議のつもりだろうか、
膣道に収まった肉棒を、
リキュノスはきゅうきゅうと締め付けてくる。
確かに、文字を勉強しながらでは読み飛ばしたくもなるか、
と肩をすくめていると、リキュノスは何かを思いついた様子で、
リキュノス
「そ、そうだ、王子殿、
今度文字の勉強に付き合ってくれないか?」
リキュノス
「王子殿への恋文を書いてみたいのだ。
文字の書き方も教えてくれると嬉しい」
肩越しにこちらを見つめ、
リキュノスは照れくさそうに、そんなことを言ってくる。
こちらもどうしてか、恥ずかしさが胸中に押し寄せて、
何とも甘酸っぱい空気が、二人の間を流れていく。
リキュノス
「色々な形で、貴方への好意を伝えたいんだ。
もちろん、今夜の生殖行為もその一環。
貴方を私に溺れさせるための作戦なのだからな……?」
攻略せんとしている相手に、
その手の内を全て見せてしまうあたりが、
彼女の人の良さなのだろうか。
リキュノス
「うっ……よ、良いのだっ。
私が貴方を好きなことは、
ちゃんと、知っていて欲しいのだから」
リキュノス
「ほ、ほら! にやにやしてないで始めるぞ!
悲鳴が出るほど気持ちよくしてやるからな!!」
きゅっきゅ、と肉棒の根本が、
リキュノスの膣口によって締め付けられる。
しかし、リキュノスは今処女を散らしたばかりのはずだ。
もう少し馴染むまで、時間を置いたほうが――
リキュノス
「ん……? あぁ、はかの、いたみ?
みたいなものを心配しているのか?」
リキュノス
「手合わせの時の、王子殿の一撃の方が余程痛いぞ。
私を空高くぶち上げた時の打撃は、
今も思い出すと興奮してしまう程の激痛だった」
それは、良いのか、悪いのか。
判断に迷っていると、
リキュノスは動きやすい姿勢を探りつつ、
勝手に上下運動を始めてしまう。
リキュノス
「それになんというか……覚悟していたからだろうか……?」
リキュノス
「正直あまり、痛くなかった。
んっ……私の身体が痛みに強いのか……あるいは、
王子殿の生殖器が小さかったおかげか……」
――小さい、のだろうか。
心に大きな衝撃を受けていると、
リキュノスは笑いながら、秘穴を以て肉棒を扱きながら、
リキュノス
「ふふっ、冗談だ。
んぅっ……他と比べたことは……無いからな」
リキュノス
「王子殿が小さいのか……大きいのかは、
ひぁっ……正直、判断がつかないのだ……」
リキュノス
「だが……そうだな……んぅっ、
こ、こんなに私の、生殖器が広げられているのだから……」
リキュノス
「半端な竜人など……んぐっ、て、敵ではあるまい……」
肉棒の形を確かめようとしたのだろうか、
リキュノスの膣口はきつくこちらを締め付け、
それが強烈な快感となって、思わずうめき声が漏れてしまう。
リキュノス
「……む」
ぴたりと、リキュノスの動きが止まる。
リキュノス
「王子殿、今、声が出たな!!」
リキュノス
「ふふふっ、そうか。
私とのせっくす、気持ち良いのだな!!」
リキュノスがあまりに嬉しそうなものだから、
反射的にこくりと頷いてしまう。
搾り取られるような快感が、
確かに今も、肉棒をびりびりと痺れさせていた。
リキュノス
「よかったぁ……♪ 安心したぞ、王子殿。
夜伽とは子作りだけでなく、愛情を示す行為でもあるのだろう?」
リキュノス
「貴方をちゃんと気持ちよくさせられて、安心した。
とても、とても、安心したぞ、王子殿」
肩越しに向けられるのは、優しい、安堵の視線。
リキュノスなりに、
真剣にこの行為に挑んでいたのだと分かり、
何とも言えない嬉しさと、彼女への愛おしさが膨らんでいく。
リキュノス
「なれば、今の動き方を重点的にしてやるべきか……」
――何?
リキュノス
「いーっぱい、私の中で射精させてやるからな。
我が愛しの王子殿、安心して果てるがよいぞ!」
待った、と声をかけるより早く、
リキュノスは先程よりも強く、
肉棒を締め付けながら腰を動かして、
リキュノス
「きゃぅ……っ!! ひぁっ、こ、これは……んぅぅっ!」
リキュノス
「わ、私も気持ちよくて……ひぁあっ、
お、王子殿が、私の中で……ごりごりってぇ……っ!!」
竜人種の筋力は、生殖器にまで及んでいたのか……!!
あまりに強烈過ぎる締め付けと、
それに伴う吸引力によって、
全く意図せず精液が搾り取られそうになる。
リキュノス
「で、でも……んぅっ、ひぁあっ、
王子殿がこれくらいでは……んぅっ、満足できぬのは……」
リキュノス
「先日おっぱいで挟んだ時に、
しっかりと把握しているからな……!!」
リキュノス
「ちゃ、ちゃんと、王子殿が射精できるまで……っ、
いっぱい、いーっぱいしごいてやるからな……♪」
リキュノスの愚息への熱い信頼を前にして、
やはりここで果ててしまうわけにはいかないと心が奮い立つ。
リキュノスの子宮が竜人種の吸引力を以て攻めてくるのなら、
こちらも人類種の尿道括約筋を以て対抗するしかあるまい。
リキュノス
「ひぁああっ、ま、また、硬くなって……んぅぅっ!!」
リキュノス
「よ、よぉし……王子殿もやる気なのだな……?
私も……ひぁあっ、ま、負けないからなぁ……!!」
その抽挿運動は、もはや嵐のようだった。
可愛らしい容姿からは想像出来ないほどの締め付けと、
軽快な上下抽挿運動は、愚息の状態を無視して、
物理的に精液を絞りとらんとしてくるのだ。
しかし、嵐めいた快楽を感じているのはこちらだけでなく、
リキュノスも同様の様子で、
リキュノス
「ひにゃぁっ、ああぁああぁ……っ!?
こ、これっ、すごっ、しゅごひぁああぁあぁぁッ!!」
リキュノス
「きゅってするとぉっ! 王子殿のっ、おち○こがぁっ!!
ぎゅぅーってぇっ! 私のなかっ、ぐりぐりってぇ……!!」
リキュノス
「せっくすって……こんなにっ、こんにゃにぃっ!
気持ち、いっ、ひぁっ、ああぁあっ、んにゃあぁああっ!!」
リキュノス
「おうじっ、王子ぃっ、王子どのぉ……♪」
リキュノスの唇から溢れるのは、
武人としてのあり方からは想像も出来ないほどに、
愛らしく甘い嬌声。
しかし下の口は、そんな可愛らしい嬌声とはかけ離れた、
竜巻の如き収縮と抽挿が行われている。
耳では心地よい甘い声を聴きながら、
愚息は気持ちよすぎる奉仕にさらされて、
これはさながら、一種の快楽拷問のような有り様であった。
リキュノス
「王子っ、王子どのぉっ、すき! すきぃ……♪」
もはや、こちらの防波堤は精液の濁流を抑えきれそうになかった。
しかし、リキュノスは幾度も小さな絶頂を迎えつつも、
未だどこか余裕がありそうな様子で、腰を振っている。
何としてでも、こちらが果てる前に、
リキュノスに最大の絶頂を味わわせてやりたかった。
リキュノス
「ふぇっ、ひぁ……?
ど、どうしたのだ王子殿、私の腰なんてつかんで……」
リキュノス
「ひぁっ、だ、だめだっ、だめっ、それは……ッ!!」
おそらく、あと一突きでこちらの防波堤は消滅する。
なれば、射精しながらでも、
リキュノスを果てさせてやる他に選択肢はあるまい。
俺はリキュノスの腰をがっしりと掴むと、
真下から、彼女を手合わせで宙に舞わせた時のように、
全力を以て肉棒を連続して突き立てた。
リキュノス
「きゃぉ――ッ!? ひぁっ、あぁぁあッ!!
だめ、だめぇ……ッ!? こんなのっ、こんにゃのぉ……ッ!!」
精液は、確かにこの一突きで噴出した。
脳髄を焼くような強烈な快感に打ち震えながら、
己の精液とリキュノスの愛液によって潤った膣道に、
未だ硬度を残したままの肉棒を何度も打ち込んでいく。
リキュノス
「ひぁあぁぁぁっ!? で、出てりゅっ、せーえき!
お腹のなかっ、出てるのにぃ……!?」
リキュノス
「んやぁああぁぁッ!!
イっちゃうっ、わ、私もぉっ!! イっちゃ――ッ!?」
直後に襲いかかってきたのは、
想像を遥かに絶する脈動であった。
単純な締め付けなどではない、
リキュノスの激しい絶頂を示すが如き、
複雑にして長く続く、吸引を伴う収縮である。
精液を放出し終えた後だと言うのに、
肉棒はその快楽を甘受し、もはや出るものは無いにも関わらず、
二度目の痙攣が愚息を震わせた。
リキュノス
「ひぁ――ッ!? お、王子のっ、びくびくってぇ――ッ!?」
リキュノスはしばし、
初めての性交による絶頂に身を震わせていた。
リキュノス
「……はぁ……うぅ……んっ……はぁ……」
リキュノス
「せっくすとは……すごいものだな……」
リキュノス
「こ、こんなに……恥ずかしい声が、いっぱいでるとは」
リキュノス
「しかし、よくわかったぞ……。
こんなに恥ずかしい行為だから、好きあった者同士でしか、
出来ないものなのだな、せっくすは……」
感慨深そうにうなずくリキュノスに苦笑しつつ、
ゆっくりと身を起こし、引き締まったその身体を抱きしめてやる。
あの強烈過ぎる快楽も、
彼女が俺のために頑張った結果だと思うと、
胸中には大きな愛おしさが満ちていった。
リキュノス
「ふふっ……だが、まだまだだ」
リキュノス
「もっともっと、貴方を気持ちよくしてあげたい」
リキュノス
「そしてもっと、私に溺れてほしい」
リキュノス
「だから……そうだな……文字の勉強のついでに……」
リキュノス
「せっくすの色々なやり方も、私に仕込んで欲しい」
リキュノス
「これも、貴方の理想の雌になるため、だからな……♪」
俺達は、しばらくの間、そんな会話を続けた。
激しすぎる性交故に疲れ切って、
二人同時に眠りに落ちてしまうまで、ずっと……。