リオン寝室1 シーンテキスト
リオン
「全く……。何であたしがあんたなんかと……」
ぶつぶつ文句を言いつつ、リオンが服を脱ぎ始める。
一緒に風呂でもどうだ、と誘ったはいいものの
彼女の機嫌はすぐれない。
リオン
「あんたが王子じゃなかったら願い下げなところよ!」
一応部下という自覚があるらしい。
口からでる不満の数は減らないが、
リオンは服を脱ぎ終わるとそのまま浴室にはいった。
いくら部下であるとはいえ男と女。
タオルも巻かず、恥じらいの気配すらない。
リオン
「別に……。ただ裸になっただけじゃない」
騎士という役職なせいか、そういったところは
疎いようだ。
そこで思いついた俺は、自身の体を使って体を洗って
欲しいと告げる。
リオン
「んなっ……! バ、バカじゃないの!
なんであたしが……!」
流石の彼女もこの提案には顔を赤らめ、
後ろに後ずさる。
しかし少し沈黙が続くと観念したのか、
文句は言いつつもしぶしぶ自身の体に石鹸を
つけ始めた。
口は悪いが、なんだかんだで根は真面目なのだから
面白い。
リオン
「で、どうすればいいのよ?」
体に石鹸の泡を付けた彼女に俺は腕にまたがるように
促した。
そのまま腰を動かして腕に石鹸を付けてくれ。というと、
リオンは首をかしげつつ腰を動かし始めた。
リオン
「こんなのがいいの?
わけがわから…………っ!」
なにがいいのかわからないと言ったリオンだが、
とたんにピクリと体が反応を示す。
リオン
「…………」
それと同時に腕に突起のような感触が伝わる。
リオン
「あ……、は、ぁ……」
クリトリスが擦れているのか、リオンの口から
甘い声が零れ始めた。
石鹸ではない液が混ざりあい、くちゅくちゅと音を
たてている。
リオン
「ふぁ……ぁんッ……、ンンッ……」
無意識なのか、足を震わせながら腰を動かす速度が
上がっている。
ぷっくりとクリトリスが膨れているのは腕からでも
分かるほどで、わずかに開いたリオンの口からは
吐息が漏れていた。
リオン
「なんだか、わからない、けど……、
腰が……とまら…………ない……ッ」
リオン
「ぁんッ……ぁっ、ぁあん……っ!」
感じているのか、胸の先端も浮かび上がり
リオンの腰の動きがさらに早くなる。
リオン
「はっ……、あっ……、あッ……」
声を上げれば上げるほどそれは浴室に反響し、
擦れている場所から聞こえる音も響いていた。
リオン
「ぁあんッ……、気持ち、イイッ……!!
あ、ふぁ……ッ! あっ、きゃぅ……っ」
イきそうなのか、擦り付ける強さも増していく。
リオン
「んぁッ、体の奥が……うずい、てぇ……っ、
なにこれ……。分からないけど……、
とまら、ない……ッ!!」
リオン
「あッ、ダメッ、あっ、ぁああンッ……!!」
ぎゅっと足を震わせ腕をきつく挟んだ。
どろっと秘部から愛液が溢れ、俺の腕を伝って
床に滴り落ちる。
彼女が腕から離れると、つぅーっと透明な糸が
ひかれた。
リオン
「逆に……よごれちゃった……かな」
まだ荒い息を整えながら、いまだ余韻に浸るリオンは
俺を見つめつつ笑みを浮かべた。