ランファ寝室3 シーンテキスト

ランファ
「……本当によろしかったのですか、今夜も私で?」

服をはだけ、いざ交わろうという段になって、
ランファは少し遠慮がちに訊ねてきた。

ランファ
「その……近頃だいぶ寒くなってきたでしょう?」

ランファ
「こんな日は私なんかよりも、
もっと温かい人肌が恋しくなるのではないですか?」

肌の温度なんて関係ない。
俺はランファを抱きたいのだ。

そう言って手を伸ばし、
ひんやりとして柔らかな乳房に指を埋める。

ランファ
「あんっ♪ ふぁ、うっ……はぁぁっ♪
王子様の手……いつもより温かいです……んっ♪」

くすぐったいような微笑を浮かべるランファに安堵する。

そろそろ挿れるぞ、と俺が囁くと、
彼女は恥ずかしそうに頷き、両脚を開いていった。

ランファ
「来てください、王子様……」

ランファ
「私の一番深いところに、貴方の熱を宿らせてください……♪」

愛らしいおねだりも、随分上手くなったものだ。

重ねてきた逢瀬を思い、幸せな気分に浸りながら、
俺はゆっくりと愛しい相手の内部に邁進していった。

ランファ
「んぁっ……ぁ、ぁぁああぁあっ……。
もう、ンッ……こんなに、深くまで……っ!」

ランファ
「はぁぁ……熱い、今日は一段と……んんぅっ。
おなかの中……火傷してしまいそうですぅ……っ♪」

お前の中も生ぬるくて蕩けそうだ、と震える声で返す。

ランファ
「はい……さんざん指でかき混ぜていただきましたから♪」

ランファ
「それに、王子様にしていただく前にも自分で……」

本当にいやらしい女に成長したな、と
緩やかに肉棒を抽挿しはじめながら囁く。

ランファ
「んっ……お、王子様がこの、意地悪なオチ○チンで、
私を……ぁんっ……淫らな女に、変えたのではないですか……♪」

言いながらランファは、仕返しとばかりに
下腹に力を入れて膣内のペニスを締めつけてくる。

ランファ
「あぁんっ……これ、さっきより擦れてぇ……っ!
はぁあっ……いい、気持ちイイ、ですぅ……っ♪」

目をつむって快楽に酔いしれるランファ。

ひたすら拒んでいた初めての時とは大違いだ。

ランファ
「だ、だって……あの時は
王子様が強引に、私を手篭めに……」

嫌だったか、と俺が訊ねると、
ランファは小刻みに身体を震わせながら、

ランファ
「い……嫌なわけがありません……っ」

ランファ
「あの日……貴方に無理やり手篭めにされて、
おなかの中に、たくさん射精されて……思ったのです」

ランファ
「『あぁ、私はまだ女だったんだ』って……」

潤んだ瞳を幸せそうに細めて、
ランファはしみじみと述懐する。

ランファ
「あの日から、貴方に抱かれるたびに……」

ランファ
「んっ……この、硬くて熱いオチ○チンが……、
私の中に、出たり……入ったりするたびに……」

ランファ
「最後にビクビクって、気持ちよさそうに脈打って……、
ぁっ……おなかの奥に、熱いものを吐き出すたびに……」

ランファ
「自分がまだ女だと……、
こんな身体でも貴方を喜ばせられるのだと、
心から実感できるんです……」

ランファ
「こんな……こんな幸せ、他にありません……っ」

美しい切れ長の瞳から、とめどなく涙があふれる。

得体の知れない感情に駆られ、
俺は顔を寄せてその涙を口づけで拭った。

ランファ
「ふふっ……王子様、お戯れを……ん、ちゅぅっ♪」

軽く唇を交わらせると、俺はランファに
もっと交わりそのものを愉しんでほしいと囁く。

ランファが女だなんて、俺にとっては当然のことなのだ。

そんな当たり前のことに感動されるよりも、
いまこの瞬間、互いに深いところで
繋がり合っていることの悦びをもっと感じてほしい。

ランファ
「は、はいっ……感じてます、繋がって……ますぅっ♪」

ランファ
「王子様の……んっ、ぁ、熱いのが……っ、
ニュルニュルって、アソコ……出たり、入ったりして……っ」

ランファ
「んぁあっ……すごく、気持ち、イイですぅっ♪
おなかの、ナカからっ……ぁっ、と、溶けてしまいそうですぅ♪」

確かに、竿を引き抜くたびに溢れる大量の愛液は、
膣内で何かが溶けているんじゃないかと疑うほどだった。

濡らし過ぎじゃないのか、とからかいながら、
白い乳房の尖端に唇を寄せて無遠慮に吸い付く。

ランファ
「ひゃぅうっ!? あ……ふぁ、はぁぁあっ♪
好き、それ好き……んんん~っ!
はぁぁ……もっと、もっと乳首吸ってください……っ♪」

ランファ
「あっ……そんな、両方同時に……んんっ!
はぁ、はぁっ……はぁあっ♪ し、舌が……っ、
王子様の舌が、乳首っ……ヌルヌル、くすぐって……っ♪」

たまりかねたように俺の頭を抱きしめ、
自分の乳房に押し付けるランファ。

ランファ
「あぁん……好き、好きです、王子様ぁ……っ♪
早く……んんッ……熱いの、射精してくださいぃっ♪」

俺の身体が好きなだけじゃないのか、とからかいながら、
膣口付近の浅い部分を重点的に刺激して焦らす。

するとランファは泣き顔を笑みに変え、
しなやかな両脚で俺の腰を抱き寄せてきた。

ランファ
「ンッ……はぁ、はぁっ……はい、好きですっ♪
貴方のオチ○チン……大きくて、逞しくて……っ♪」

ランファ
「ふぁっ、あっ……お、おなかの奥っ、押し付けられて……、
ドクン、ドクンって……脈打ちながら、射精されると……」

ランファ
「子宮から……全身に、貴方の熱が染み渡って……っ。
あンっ……すごく、すごく幸せな気分になるんですぅ……っ♪」

膣内への射精を誘う言葉とともに、
ランファは俺の腰を抱きしめる脚に力を込めた。

そのいじらしさに矢も盾もたまらず、
俺はぐっと腰を突き出して彼女の最奥を強く突き上げた。

ランファ
「ひぅッ!? アッ――くぅぅうンッ!
あ……奥っ、オチ○チン……ズンって叩いて……っ♪」

刹那、酒精を帯びたように
ランファの瞳がトロンと混濁する。

イキそうなんだな、と囁きながら、
敏感と判明した子宮の入口を亀頭で強く圧迫していく。

ランファ
「んぅぅ……じ、焦らさないでくださいぃ……っ。
はぁ、んっ……イキたい、早くイきたいです、王子様ぁ……」

あぁ、と頷いてからランファの身体を抱きしめ、
亀頭で子宮を揺するように意識して腰を動かしていく。

腰奥には熱い欲望のたぎりが煮立っている。
あとは目の前の相手の絶頂と時を合わせるだけだ。

ランファ
「あっ、あっ、アッ……イク、イっ――くうぅぅンッ!
ふぁ、あっ、おうじ、さまっ……来て、キてぇえっ!」

大きく身を震わせて絶頂の前触れを示すと、
ランファは両腕を俺の背に回して全身で抱きついてきた。

いつになく愛らしい仕草に理性が沸騰し、
出る――という無意識の思考が口を衝いた。

ランファ
「アッ! あっ! あぁあンッ!
来て……来て来て、キてぇええッ!!
ンぁっ……熱いのッ、全部ナカにだしてぇえ~~ッ!!」

痛いほどに抱きしめられたその瞬間、
せき止めていた想いがどっと溢れた。

俺は顔を寄せてランファと唇を交わらせながら、
震える亀頭の先から熱情を幾度もほとばしらせていく。

ランファ
「んんん……っ! ん、ふぅっ……ん、ちゅぷっ……。
ぷぁっ……はっ、はぁっ……や、奥っ……びゅーって……っ♪」

ランファ
「あぁぁ……出てる、どんどん入ってきて……はぁあっ♪
ダメ……王子様、いけません……っ。
これ以上射精されたら、おなか、溶けてしまいますぅ……っ♪」

甘い声で感動を訴えながら、
ランファは腰を揺すって尚も精を搾り取ろうとする。

信じられないほど息の長い射精を終えると、
俺は半ば意識を失いかけ、ぐったりと脱力した。

ランファ
「……もう、こんなに溢れるまでお射精なさって」

俺の身体を抱きしめたまま、
よしよし、と優しく頭を撫でてくれるランファ。

胸板の下で潰れた乳房は暖かく、
密着した互いの胸を揺らす鼓動が、
二人の心臓がひとつになったかのように錯覚させる。

ランファ
「キョンシーの私に
赤ちゃんができてしまったらどうするのですか?」

冗談のつもりで言ったのだろう。
少し寂しそうに微笑んで見せる。

そんなランファに微笑み返すと、
俺は彼女の耳許でそっと囁いた。

ランファ
「え……できるかもしれない?」

ランファ
「じょ、冗談はおやめください。
こんな身体では、貴方の子を授かるなんて……」

果たして本当に不可能だろうか。

ランファは生前に強い意志を持ち続けた結果、
例外的に意志を持つキョンシーとなったのだという。

ならば、彼女が俺の子を欲しいと本気で望めば、
あるいは……。

ランファ
「……もう、なにを仰っているのですか?
キョンシーが子供を望むだなんて……ふふっ」

呆れたように笑うランファ。

けれど、彼女の四肢は未だに
俺の身体を抱きしめ続けていたのだった。