ラテリア寝室1 シーンテキスト

ラテリア
「うわぁ。男の人ってこんな風になってるんだ……」

夜更けの書庫、椅子に座った俺の脚の間に、
ラテリアは膝立ちで収まっていた。

未だ非戦闘状態の愚息を、興味深そうに眺めるラテリア。
微かに当たる吐息がくすぐったい。

ラテリア
「ふにゃふにゃで柔らかい……。
なんだか可愛いね。小動物みたい」

今はそうだな、と頷いてやると、
ラテリアは意味が分からない様子で首を傾げる。

ラテリア
「今は……?
まるで後で変形するみたいな言い方だよ、王子。
僕だって勉強したし、そう簡単に騙されないからね?」

ラテリアは得意顔でそう言った。

いったい何を勉強したというのだろう?
問いかけてみると、ラテリアはいじらしい視線を向けてきた。

ラテリア
「う……王子ってば耳ざとい……」

ラテリア
「初めて会ったときのこと、覚えてる?」

ラテリア
「もう、結構前の話だよね……。
獣人に囲まれた僕を、王子は助けてくれた」

ラテリア
「だから、ね。王子にお礼をしたいんだ。
男の人は、こういうの好きなんでしょ……?」

ラテリア
「……王子、変な顔してる。
大丈夫だよ、ちゃんと勉強したって言ったでしょ?」

ラテリア
「こういう行為はさ、好きな相手にするものだって……」

ラテリア
「ま、待った、王子のことを嫌いじゃないぞーって、
そういう意味で言っただけだからね」

顔を真赤にしたラテリアに、庇護欲にも似た愛おしさを感じる。

頭を撫でてやると、意外にも彼女は素直に受け入れてくれた。

ラテリア
「うぅぅぅ……王子嬉しそう……。
そんな顔していられるのも、今のうちだよ?」

宣戦布告ということか。
ラテリアの唇と、熱い舌が、俺の先端に触れる。

非戦闘状態を解除せんとするラテリアの健気な奉仕だったが、
おそるおそる、といった様子の触れ方は、
心地よさというよりくすぐったさを俺にもたらした。

ラテリア
「ちゅぷ……ぺろ……」

伺うような視線が、俺を見上げる。

ラテリアの視線には、見覚えがあった。
彼女が獲物を観察するときの視線である。

おそらく、俺の反応をつぶさに見極めているのだろう。

ラテリア
「ちゃぷ……れろ……んんんぅ……
へんな味する……汗、かな……んぷっ」

ラテリア
「でも……いやな感じじゃない、ね。
これが……んちゅっ……おうじの、味かぁ……」

ぎこちないラテリアの動きは、
性技というよりも、飴玉でも舐めているかのようだった。

ラテリア
「むずかし……んっ……ちゅ……ぷぁっ」

性器への刺激というよりも、
幼さを残す美しい少女に奉仕をさせているという背徳感が、
俺の肉茎を徐々に昂ぶらせる。

ラテリア
「んぷぁ……!? ま、待って! ほんとに変形したー!?」

慌てて唇を離したラテリアの頬に、跳ねた肉棒が当たる。

ラテリア
「えぇぇっ!? お、王子、なにこれ!?」

つい先程まで咥えていたものだ、と答えるが、
ラテリアは半信半疑といった顔で男根を見つめている。

彼女の艶姿と、微かにあたる吐息によって、
俺の愚息はますます硬く、膨張しつつある。

ラテリア
「へぇ……こんなに、大きくなるんだ……」

ラテリア
「やっぱり……あのこん棒みたいな挿絵は、
間違いじゃなかったんだ……」

感心半分、驚き半分といった様子のラテリアに、
その本ではこの後どうすると書かれているんだ?
と、カマをかけてやる。

初々しい彼女の反応が、俺の悪戯心をくすぐったのだ。

ラテリア
「手でしごいたり、口で吸いながら出し入れしたり……って、
うぁぅぅぅぅぅ……王子の意地悪ぅ……恥ずかし……」

よほど口淫の勉強をしていたことが恥ずかしいのか、
それを口に出して解説したことが恥ずかしいのか、
ラテリアは顔を真赤に染めて、首を振る。

普段は冷徹に戦場を立ち回る彼女が、
俺の前で無防備な姿を見せてくれるのは、
どこか心の温かくなる光景だった。

ラテリア
「さっきから王子、ずーっとにやけてる……。
僕が恥ずかしがってるの、面白い……?」

俺は首を横に振り、素直な気持ちを伝えてやる。

ラテリア
「え……っ?
……僕の反応が……可愛いからにやける?」

ラテリア
「もー! 王子のばかー!
どうしてそんな恥ずかしいこと言うのさー!」

照れ隠しか、顔を真赤にしたラテリアは、
小さな手で肉棒をがっしりと掴む。

ラテリアの勢いに気圧されつつも、
俺の肉棒は依然、そびえ立っていた。

ラテリア
「助けてくれたお礼のつもりだったけど……、
こうなったら、王子も恥ずかしい目にあわせてやるんだからっ!」

望むところだ、と愚息の制御権をラテリアに明け渡す。

ラテリア
「王子が僕の手と口でイっちゃう、
間抜けなところ……見せてもらうからね!」

ラテリアは片手を肉棒に添え、茎部分をしごきながら、
先端をかぷりと咥え込んだ。

ラテリア
「あむ……ちゅぶっ……じゅる……ぷぁっ……」

威勢のいい言葉とは裏腹に、ラテリアの口淫はぎこちない。

しかし、熱く柔らかな舌の感触と、
愛らしいラテリアが奉仕する様は、
情欲をそそるに十分なものがあった。

ラテリア
「んんぅ……じゅぷっ……じゅちゅるる……
こう……かな……じゅちゅっ……ぢゅるるるる……っ」

ラテリア
「んぅー!? けほっ……おうじの……びくんって、
えぇと……痛かった……かな?」

と、問いかけつつも、
指を絡めて怒張をしごくラテリア。
俺を休ませるつもりはないらしい。

そんな彼女に、
俺は冷静さを装ったまま頭を撫でてやった。

ラテリア
「ほーぅ……つまり今の……気持ちよかったってことかな?」

ラテリア
「あむっ……ぢゅちゅるるるるっ……こう……?
じゅるるるるっ……じゅぱっ……ちゅる……」

俺は肩をすくめ、首肯する。
もはや完全に弱点を捉えられてしまった。

ラテリアは飲み込みが早いというよりも、
相手の様子を観察するのが上手いのだろう。

ラテリア
「にひひ、素直でよろしい。――じゃぁ続きをしてあげよう。
ふぁ……んぷ……じゅちゅっ……んぷぁ……じゅるるっ」

裏筋を這うねっとりとした小さな舌が、
否応なしに快感を高めていく。

身体の芯から膨れ上がる射精感を堪えていると、
ラテリアは唐突にうなって、

ラテリア
「んぐっ……何かでてるぅ……変な味のやつぅ……」

ラテリアの左手が、抗議するように俺の腿を軽く叩く。

ラテリアとしては抗議のつもりだろうが、
我慢汁が溢れ出るのは、弱点を的確に突くラテリアの奉仕が
そもそもの原因なのである。

ラテリア
「……こりぇ、我慢汁っていうやふ……?
んちゅっ……じゅりゅるるっ……じゅぱっ」

すぐにでも果ててしまいそうな愚息に、
まだその時ではないと喝をいれながら、ラテリアに首肯する。

ラテリア
「にひひ……王子、きもちーの我慢してるんだ……
んふぁ……どんどんでてりゅ……僕のくち、きもちいい?」

否定しようも無いほどに、
肉棒は決壊寸前の領域を行き来していた。

ラテリアは実に嬉しそうに、
我慢汁を絞り出さんとするかのように俺を強く吸い上げる。

ラテリア
「んちゅるっ……じゅちゅるるるるるっ
じゅぷぁっ……ぢゅるるるるッ!!」

我慢汁どころではなく、
白濁液すらそのまま飛び出してしまうのではないだろうか。

初めての奉仕故だろう。
ラテリアの舌技には、容赦や手加減は一欠片も存在していない。

俺が達しそうであることを感じ取ったのか、
ラテリアは悪戯めいた微笑みで一際強く俺を吸い上げる。

ラテリア
「イっていいよ、王子……んちゅぶっ……じゅるるるっ
僕のおくひの、なかに……んぷぁっ……じゅちゅっ」

ラテリア
「ぢゅぱっ……じゅるるっ……じゅちゅるるるるるっ!!」

一切の妥協なく、俺の弱点を完全に捉えた攻撃と、
俺に尽くさんとするいじらしい視線が、
愚息にとどめの一撃を撃ち込んだ。

ラテリア
「んぷぁっ!? んんっ! んぐっー!?」

濁流めいて口に放たれた精液は溢れかえり、
ラテリアに収まりきらないそれが、唇の端から零れだす。

注ぎ込まれる端から熱い液体を飲み下しつつ、
ラテリアはとろけた視線で俺を見つめる。

ラテリア
「うぇぷぁ……うぅぅ、出しすぎぃ……」

抗議しつつ、ラテリアは未だに手淫を続けている。
獲物を殺すまで止まらない、これが獣狩りの性なのだろうか。

思考が迷走する程の快楽に飲まれながら、
俺は謝罪代わりにラテリアを撫でてやる。

ラテリア
「あ、また出た……」

管に残っていたのだろう精液が、名残惜しく飛び上がる。

的確な追撃故なのか、
俺の肉棒はいつまでたっても戦闘状態を解こうとしない。

ラテリアは溢れた精液を、
毛づくろいをする猫のように舐めとっていた。

ラテリア
「にひひ、王子がイくとこ見ちゃった」

ラテリア
「ちゃんと気持ちよくしてあげられるか不安だったけどさ、
こんなにいっぱい出してくれるなんて思わなかったよ」

波のような余韻に満たされつつ、ラテリアに力なく首肯する。

彼女は嬉しそうに目を細め、抱きついてきて、

ラテリア
「じゃぁ、僕のお礼は大成功ってことで。
……そういう顔してくれるなら、またしてあげても……」

んん、と其処でラテリアは何かに気づく。

見れば、彼女の視線は、俺の下腹部へと向けられていた。

ラテリア
「なーんだ、王子ってば、まだまだ、シて欲しそうだね。
……かっちこちなままだよ?」

ラテリア
「じゃぁ王子、全部出るまで……お礼、してあげるね♪」