ライチ寝室1 シーンテキスト

鈴虫の鳴く声だけが夜の闇に響き渡る。
戦争中とは思えないほどの静寂に
俺は目をゆっくりと閉じる。

その時ドアの方から人の気配を感じて、
目を開けるとこんこんとノックの音が鳴った。

ライチ
「ご、ごめん……。寝てた?」

入るように促し、姿を現したライチは
俺の姿をみて小さく零す。

ライチ
「今日は、いつもお世話になってるから
お礼したいなって思って……」

ライチ
「この前もボクの稽古に付き合ってくれたし」

ライチは俺の前で正座をすると、
消え入りそうな声で呟いた。

ライチ
「だから……その……、エ、エッチな
ご奉仕……をさせて……?」

なんとか聞き取れるほどのその言葉は俺に
驚きを与える。

彼女はそれじゃ……。といって下半身に手を伸ばす。
その様子を何も言わずにじっと見ていると、
ライチが息を飲むのがわかる。

おおかた誰かになにか吹き込まれたのだろう。
普段大人しい彼女からは想像のつかないその行動だが、
俺自身もどこか楽しんではいた。

ライチ
「……ふぅ。えっと次は……ペニスを
手で……」

本でも読んだのか、呟きながら奉仕を続ける。
ライチはまだ柔らかいままのペニスに
戸惑いつつ、ゆっくりとそれを口にくわえた。

ライチ
「はむ……。ん…………んん……」

ぎこちない舌使いだが、口内の温かさと舌のぬめりが
ペニスを硬くしていく。

ライチ
「ちゅっ……、ん、んんっ……、
ふぐ……っ」

口をすぼめながら、ペニスを吸い上げるその快感に
ペニスが脈打つのがわかる。

ライチ
「じゅる……ふぁ、んっ……、じゅるじゅる……っ」

唾液がペニスにまとわりついて、
彼女が口を動かすたびに音がたつ。

ライチ
「ひもひい?」

はっきりとした言葉ではないが、
おそらく気持ちいいかどうかを確認する
彼女に頷く。

それが嬉しいのか、ライチが目を細め、
続きを舐め始める。

ライチ
「ふ、ぅ……ん……っ、ん、じゅる……」

段々と亀頭に欲が溜まりだす。
俺は彼女に服をたくし上げるようにいうと、
ふるんとその実をさらけ出した。

ライチ
「こ、これで……いい?」

その姿に興奮を覚えざるを得ない俺の下半身は、
再び彼女によって快楽を与えられる。

ライチ
「んっ、なんらか…………先から出て、きた……。
ちゅる……」

一旦口から放し、我慢汁をまじまじと見つめた
ライチはそれに吸い付くように口をすぼめた。

カリと亀頭からくる快感に
思わず身震いをする。

そして彼女が亀頭を思い切り吸い上げた時、
俺はその口内に白濁液を吐き出した。

ライチ
「こんなに……でるんだ……」

初めてみたその白い液を指ですくいつつ
ぽろっと感想をこぼす。

ライチ
「気持ちよかったって、ことだよね?」

少し照れたように尋ねる彼女に、頷いてみせると
彼女は精液をぺろっと舐めていた。