ユリナ寝室2 シーンテキスト

全裸になったユリナは不安そうに
自分の身体を腕で隠している。

ユリナ
「すべてをもらってほしい。そう願うのは
初めてで……こんな傷だらけの体を
見られるのは恥ずかしい……」

腕を優しく撫で、安心させてやると
苦しげに顔をゆがめ、ユリナは
言葉を絞りだす。

ユリナ
「あなたとこうして結ばれるのは一人の娘として、
とても嬉しく思うと同時に、申し訳なくて辛い」

古い傷跡に触れるだけのキスをしていくと、
ユリナの強ばった表情がいくらか軟化する。

ユリナ
「それでも、私をもらってくれるの?
……ありが、とう……嬉しい……。
こんなに嬉しいのは生まれて初めて」

小さく微笑むユリナの足を広げ、
しっとりと濡れた秘所に鈴口をあてがう。

ユリナ
「ん……っ、き、緊張する……。
丹念に愛撫されていて大丈夫だと
わかっていても……」

ユリナ
「うくっ、お、奥に……体の奥に、何か。
う、ううん、これはあなたのち○こ……?」

鈴口を奥へと挿入させ肉棒を
押し入れていく。

ユリナは、処女特有の痛みに堪えるように、
眉を寄せた。

ユリナ
「ほっ、本当に、こんな痛みをともなう、
なんて、思って……もみなくて……。
はぁ……はぁ……大丈夫……なの?」

自分の体を押し広げられている不安から、
そんな質問を口にする。

しかし、しばらく慣らすように腰を動かすと
粘着質の液体が膣の中から流れ始めた。

ユリナ
「あ……ふぅ、あんっ、んんっ、な、なんだか、
さっきまでと……んくっ、違う気分に……っ」

ユリナ
「ああ、あっ、んぁ! お腹が、引っ張られ、
てるみたいで……あぁんっ、こんな、
太いの……入るはず、ないのに……」

甘い声を発しているとはいえ、
未開拓の処女の膣の中であまり無理を
させるわけにもいかない。

負担を軽くするため小刻みに腰を動かし、
ペニスを絶頂へともっていく。

ユリナ
「はぁあ、あっ、ああんっ! ん……あんっ、
中、が、すご、揺れて……擦られて……っ」

射精する瞬間、膣からペニスを引き抜き、
びゅっ、びゅっ、と傷を隠すように精液は
ユリナの体に降り注いだ。

ユリナ
「はぁ、はぁ……この匂い、すごい。
一度嗅いだら、忘れられそうにない……」

子供のように微笑みながら、指ですくい、
自分の鼻元へと運び満足するまで
嗅いでいた。

ユリナ
「あなたの、優しさを感じる……はぁ、はぁ、
セックスで……ふふ……初めてが王子で、
本当に、よかった……はぁ」

ユリナ
「……王子、私を受け入れてくれて、
ありがとう。女の幸せを……初めて……」

安堵からなのかユリナはまぶたを落とし、
微笑みながら眠りについた。