モーレット寝室3 シーンテキスト
色々と未熟なところがあるものの、
最近のモーレットは目覚ましい活躍ぶりを見せていた。
軍の貴重な支えになっているということは、
多くの者たちが認めるところだろう。
だからこそ、そんな彼女を部屋に呼び、
俺は感謝の言葉でねぎらった。
モーレット
「ほんと!?
私、おにいちゃんやみんなの役に立ててる?」
首肯しながら小さな頭を撫で、
褒美に欲しいものはないかと聞いてみる。
モーレット
「ご褒美? えっと、それじゃあねぇ……」
モーレット
「1日だけ、おにいちゃんのお嫁さんにしてほしいなぁ……。
……なんていうのは、だめ……かな?」
モーレット
「今夜だけでいいから……私だけを見て欲しいの」
返事の代わりにキスをして、
彼女を抱き上げながらベッドへと運び、
そして、互いに一糸まとわぬ姿になる。
モーレット
「ふぁっ……あぁ、ン……おにい、ちゃん……」
互いに唇を重ねているうちに愛しさが膨れあがり、
欲望に硬く尖った肉の切っ先を彼女の中へと埋める。
モーレット
「んっ……あぁ、ふぁ……ぁ、んんっ……!」
自分の中に入ってくる雄の熱に感じ入るように、
モーレットが瞳を閉じて声を漏らす。
しかし、次の瞬間、
彼女の閉じられていた瞳から涙が零れ始めた。
モーレット
「ふぇっ……うぅ……ぐす……っ」
モーレット
「ううん……痛くて泣いてるんじゃないよ……」
モーレット
「一日だけでも……こうして、おにいちゃんの
お嫁さんにしてもらったのが……ぐすっ…………
すごく、うれしいから……ふぇ……涙が、でちゃうの……」
うれし涙をポロポロと流しながらも微笑むモーレットに手を伸ばし、
頬を撫でるように涙をぬぐってやる。
解かれた髪に触れると、
少しウェーブのクセがついた金髪がサラリとなびき、
普段よりも少し大人びて見えてしまう。
モーレット
「……髪型、こっちのほうが好き……?」
モーレット
「おにいちゃんが気に入ってくれるなら……、
明日から……こっちに変えても、いいよ?」
一瞬悩んだが、俺は首を振る。
こんな愛らしい姿を他の誰かに見せたくないという
少しだけわがままな自分に気づく。
モーレット
「わかったよ……おにいちゃんだけにしか、
みせない、から……んっ、ぁぁ……」
モーレット
「おにいちゃん……動いて、いいよ……?
私のなかで……いっぱい、気持ち良く……なって」
ぎゅっと抱きつきながら、耳元で囁かれる。
甘い匂いと、優しい声音に温かな感情が喚起され、
それらがそのまま激しい腰の動きへと繋がった。
モーレット
「ふぁっ、ああぁっ……んっ、ぁぁ……!
おにいちゃんの……すごく、おおきいよぉ……やぁ、あンッ……!」
モーレット
「はぁ、ぁあんっ……んっ、んん……だ、めぇ……!
これじゃ、私だけ先に……あっ、ああぁっ……!
イっちゃう、よぉ……んぁっ、はぁあっ……あぁあンッ……!」
モーレット
「おにいちゃん……お願い……。
手、つないで……? ぎゅって握ってぇ……ぁあっ、
んっ、んふぁあんっ……あっ、ふぁあ……!」
与えられる快楽に溺れないようにと
必死に小さな手をのばすモーレット。
それをしっかりと握り、互いの熱を
よりはっきりと感じられるようにと、
身を寄せ合って、愛しさを伝え合う。
モーレット
「ふぁっ、ぁあっ、んん……ありがとぉ、おにいちゃん……、
こうして、ひとつになれてるの……あっ、んふぁあんっ……、
すごく、しあわせ……だよぉ……んっ、ああっ、あぁあっ……!」
律動が早まるにつれ、
彼女の膣中がその締め付けを激しくする。
モーレット
「あっ、あぁっ、ふぁあっ、あぁんっ、んん……っ!
おにいちゃん、は……激しいよぉ……あっ、ぁあん……、
わたし、イッちゃ……イッちゃうよぉ……ッ!!」
共に絶頂を迎えたいと訴えてくるように、
彼女はより強く俺に抱きつく。
連動するように収縮する媚肉の切なげな抱擁に
それまで貯め込んでいた欲望が吹き上げようとする。
モーレット
「んっ、はあっ、はあっ、あっ、あぁあっ!
おにいちゃぁあん! 好き……好きぃっ、大好きだよぉ……っ!」
モーレット
「ああ、もうイッちゃう……ずっとこうしてたいのに……!
んんっ……イク……い、くぅぅっ……あっ、ぁあんっ!
あっ、ふぁあああああああああ~~~~~~~ん!!」
艶やかな悲鳴と共にモーレットの小さな体が美しく反り返ると、
示し合わせていたかのように白精が膣奥へと飛び出していった。
モーレット
「ふゃあぁああっ、あっ、んんんっ~~~~!!
……はいって、くるよぉ……おにいちゃんの……あっ、ぁあっ、
おにいちゃんの、アツいの……いっぱい……ぁぁぁあンッ……」
ビクンビクンと、流し込まれる精液の勢いに
何度も身を震わせるモーレットは、
そのまま甘えるようにキスをしてくる。
モーレット
「ちゅっ……んっ……ふ、ぁ……おにいちゃん……」
モーレット
「もっと……おにいちゃんのせーえき……ほしいよぉ……」
唇が離れると同時に、モーレットの腰が、
そのままゆっくりと動き始める。
モーレット
「ぜんぶ……えんりょなんか、しないで……んっ、ぁあっ……、
わたしの、なかぁ……おにちゃんの……あっ、ふぁあんっ……、
もっと……だしてほしいよぉ……んぁっ、ぁぁ……」
ぎこちない腰使いだったが、
それがかえって予期せぬ刺激となって、
自分でも気づかなかった奥底の欲望が搾り取られていく。
モーレット
「――ふにゃぁっ、あっ……んふぁぅぅ~っ♪
おにいちゃんの、またビュッビュぅッって……あっ、ふぁあ……、
なかに、はいってくるぅっ……あぁ、んっ、んんっ~~~♪」
モーレットに抱きつかれながら全てを出し切った俺は、
そのまま彼女の重みに任せるままベッドに背を落ち着ける。
モーレット
「ごめん、なさい……はぁ、はぁ……私……んんぅ……、
きもちよく、なりすぎちゃって……おにいちゃんに、
無理……させちゃったよね?」
そんなことないさ、と彼女の頭を優しく撫でながら、
少しだけ淫らな一面を見せてくれたモーレットに微笑んでみせる。
モーレット
「でもね……今日は、ちゃんとおにいちゃんにも、
気持ち良くなってほしかったんだもん……」
モーレット
「それに、こういうエッチなことも上手にならないと、
おにいちゃんに嫌われちゃうって……思ったから……」
モーレット
「私……もっともっと、いろんなこと頑張るよ?」
モーレット
「だからね……おにいちゃん」
モーレット
「私のこと……これからも、ずっと好きでいてくれる?」
当たり前だろ、と愛らしいその唇にキスを捧げる。
モーレット
「うん……ありがとう、おにいちゃん♪」
モーレット
「これからも、ずっと……ずぅ~っと、大好きだからね」
その愛らしい微笑みに見とれながら、
胸に生じる温かな感情を嬉しく思う。
日々、成長し続ける彼女の存在は、
いつの間にか俺の中で、こんなにも大きなものになっていた。