モルディベート寝室1 シーンテキスト
今にも雨が降りだしそうな曇天。
嵐の前の静けさなのか、辺りは不気味な程静寂に
包まれている。
そこに唯一響くのはいやらしい水音、
……そして、無様にうめく声。
モルディベート
……ふふ……苦しい?
囁く声は恍惚の色がにじんでいる。
野外にも拘わらず全裸に剥かれ、
仰向けになった顔面にはモルディベートのむっちりとし
たでん部が押し付けられている。
……いや、押し付けるどころか、しっかり着座している。
鼻も口も塞がれて、呼吸がままならない。
息苦しくてもがくが、モルディベートは動こうとしない。
太腿を掴んで揺らしても、くぐもったうなり声を上げても、
くすくすと楽しそうに笑うだけだ。
心なしか、布越しにモルディベートの秘所が
湿ってきたのを感じた。
最初は吐き出す息で蒸れているのかと思ったが、
徐々に雌の匂いが漂ってきて、そうではないのだと悟った。
モルディベートは苦しみもがく様を見て興奮している。
そう思った瞬間、急速に下腹に熱が集まるのを感じた。
モルディベート
あらあら、こちらは随分悦んでいるみたいね……
変化に気付いたモルディベートは
硬くなり始めたそこへと手を伸ばす。
モルディベート
苦しいのが好きなの? 私の王子様はとんだ変態ね……
やゆするように笑って、
モルディベートは分身を扱き始めた。
モルディベートが身を乗り出して、僅かに腰が浮く。
ようやくまともに酸素を吸い込んだ。
モルディベート
……えっ、……あっ……ぅん……は……
ここぞとばかりにモルディベートの太腿を両手で支え、
匂い立つそこを舌で刺激した。
モルディベート
ふぅんっ……はぁっ……ぁ……
唾液と溢れ出した愛液でモルディベートの下着は
すぐにべちゃべちゃになった。
振り向いたモルディベートは、欲情したのが
ありありとわかる艶っぽい表情で見下ろす。
とがめているのか促しているのかわからない
視線を投げ掛けて、着ているものを脱ぎ始めた。
白い肌を余すところなく晒したモルディベートは、
再び顔に蜜壺を押し付けてくる。
モルディベート
ひぃっん……はぁ、あ、ぁあっ……
漏れ出る雫を舐め取り、窄めた舌先を無遠慮に突っ込む。
するとモルディベートは背をしならせて甘い声を上げた。
モルディベート
あっ、はぁ……いい……あん、……ぃいっ……
入口が切なく収縮し新たな蜜がじゅわりと流れ出る。
無我夢中でそれをすすった。
モルディベート
もっと……もっとぉ……はぁ、んっ……ぅ……
気付くとモルディベートの手の中にある分身からも
ぬちゃぬちゃと卑猥な粘着音が立っていた。
モルディベートは先走りのぬめりを借りて、
激しく手を上下させる。
モルディベート
ひぃっぃい、……イクぅ……イっちゃうっ……!
モルディベートは一物を追い上げながら、
激しく腰を振った。
小さくうめいて、欲望をほとぼらせる。
モルディベート
んあっ! あ……ぁ、あっ、は……
熱い液体がモルディベートに浴びせられたのか、
彼女は驚いた声を出したあと、忘我したように
あえかな喘ぎを漏らした。
快楽の余韻に痺れる体を動かし、
モルディベートの太腿を押さえ付けた。
じゅるじゅる、じゅるっ!
一際激しくそこを吸いつくと、彼女は叫び声を上げた。
モルディベート
ひゃ、あぁぁっんっ! ひっん!
……あっ、ぁ……はぁ……
モルディベートの体がビクビクと跳ね、
今までとは比べものにならない量の愛液が口内へと
流れてくる。
モルディベート
はっ……ぁ、……は……
モルディベートは熱い吐息を吐き出して、
ゆっくりと振り返る。
先程よりずっと艶かしい表情にぞくりと震えた。
すると彼女はニヤリと妖しい笑みを浮かべる。
このままではいつまで経っても終わりが来ない気がした。
もうしばらくは雨が降らないことを心の中で祈った。