メルアビス寝室1 シーンテキスト

メルアビス
「えっと、こんな感じでいいのかしら?」

俺の足に跨るメルアビスは手袋を外すと、
ペニスに恐る恐る手を伸ばし、ゆっくりと扱き始めた。

服から胸を露出させ、
戸惑いながら愚息を慰める彼女の姿に、
俺は征服感を覚え、背筋がゾクリとする。

メルアビス
「う~ん……こんなののどこがお礼なのかしら?
生者の考えることはよく分からないわね」

メルアビス
「前に助けてくれたお礼がしたいって言ったら、
いきなり私の服をこんな風にして、
挙句の果てにはコレを握らせて――ほんと、謎だわ」

ダークエルフの少女・メルアビスとは、
以前デーモン討伐の折に共闘し、
その縁でこちらの軍に加わってくれたのだ。

そして数刻前、その礼がしたいと俺の部屋に訪ねてきた彼女に、
この行為をお願いし、今に至るという訳である。

メルアビス
「取り敢えず分かるのは、
王子が卑猥なお礼を望んでるってことくらいよ」

メルアビス
「はぁ~……とんでもない人のとこに来ちゃったわねアタシ」

呆れながらも彼女は扱きを止めることなく、
ひたすらに俺の愚息を慰め続けた。

柔肌の小さな浅黒い手は遠慮がちに亀頭を撫で、
もう片方の手は袋を優しく触る。

その感触が心地良く、男根に滾りが伝わると――

メルアビス
「ね、ねぇ……さっきからビクビクするのやめてくれる?
なんというか、その――恥ずかしいから」

メルアビスは頬を染め、
困ったような表情でこちらを見上げる。

そんなことを言われても、
愛撫を受けているのだから無理があるものだ。

メルアビス
「まぁ、確かにそうかもしれないけれど――」

メルアビス
「……ん? 何かしら、これ」

褐色肌の少女は鈴口から滴り落ちる先走りをじっと眺め、
自身の指に絡めとった。

メルアビス
「なんかネチャってして、香りも変な感じだし、
味は……しょっぱいような、苦いような、よく分からないわ」

彼女が粘着質な糸を指に絡めて口に運ぶさまは、
幼さの残る外見に反して、なんとも妖艶だった。

お前が気持ち良くしてくれているからだ。
そう伝えると、メルアビスは羞恥心からか、プイっと顔をそむける。

メルアビス
「な、何恥ずかしいこと言ってるのよ……バカ」

与えられる快感、淫らな光景、
少女に淫行を命じたことの背徳感と征服感、
それらよって興奮は高まる一方だ。

更なる興奮を得ようと彼女の胸に手を伸ばすと、
メルアビスは愛らしい声を上げた。

メルアビス
「ちょっ!? 何よいきなり……んっ、やめなさいよ……っ」

メルアビス
「はぅ……んぅ、ぁ……へ、変な気持ちになっちゃぅ」

愚息を慰め続けながら、
メルアビスは快感に悶える。

褐色肌の上からでも分かるくらいに頬は紅潮し、
俺の足には彼女の秘部から滲み出る熱が伝わった。

止めろと言いながらも直接腕をどけようとはしないので、
俺はそのまま小ぶりの柔肌の感触を楽しむことにする。

メルアビス
「んぁ……はぁ……もぅ、困った人ねアナタは」

メルアビス
「ぃやぁ……んッ、しかも……またビクビクして、
はぅ、先っぽから汁も垂らして……ほんと、エッチな人」

快楽の波にのまれまいと必死に理性を保とうとするメルアビス。

その可愛らしい姿に男根は反応し、
鈴口に白濁が集まっていくのを感じた。

扱きを速くしろと伝えると、
メルアビスは目をきょとんとさせる。

メルアビス
「は、速くするの? 分かったわ……。
い、痛かったらちゃんと言うのよ?」

本当にいいのかという表情で、
メルアビスはぎゅっと愚息を握り締め、
手淫の速度を速めていく。

甘美な快楽に亀頭は膨れ上がっていき、
いよいよ最高の瞬間を迎えようとしていた。

メルアビス
「んぁあ……はぁ、王子……ぃゃあン……はぅ、
な、なんか……先っぽが大きくなって――ひゃあぁあぁんッ!?」

限界に達した俺は、
性の滾りをメルアビスに向けて放った。

小麦色の肌に白濁色が降りかかり、
幼気な少女を欲望で穢していく。

メルアビス
「んぅう~、ベ、ベトベトするし、凄い匂いもする。
ペロッ………味も……さっき舐めたのより濃いわね」

精液にまみれたメルアビスは、
いぶかしげな表情で濁液を嗅いだり舐めたりしている。

思わず汚してしまったことを謝罪すると、
メルアビスは首を横に振った。

メルアビス
「いいわよ……不思議と嫌じゃない気もするし」

メルアビス
「それにこれって、話で聞いたことがあるけど、
赤ちゃんが出来る素……で、いいのかしら?」

メルアビスの言葉に頷いてみせると、
彼女は少し伏し目がちに呟いた。

メルアビス
「生者の源、か……。
死霊と戯れてばかりの私とは、
なんだか縁遠い言葉のようにも思えるわね」

メルアビス
「――ううん、なんでもない。
王子、お礼はこれで十分なの?」

満足だ、と答えると、
メルアビスはなぜかモジモジと体を動かす。

そして、意を決したかのように
メルアビスは上目遣いでこう言ったのだった。

メルアビス
「もしよければ、また今度お礼をさせて?
生者の温かさを、思い出したい時もあるから」