ミルノ寝室3 シーンテキスト
ミルノ
「た、確かに……王子の好きなように、
責めてくださいと言ったのは私の方ですが……」
ミルノの両手をしっかりと掴んで支え、
まるで彼女が飛び立つ直前のような姿勢で、
俺は愚息をすっぽりと膣内に挿入していた。
ミルノ
「んっ……こ、この姿勢だと……、
いつもより深く……王子のが……奥まで当たって……」
ミルノ
「えっ……えぇぇ!?
飛び立つ時の姿勢なら……身体の力も抜けるだろうって……、
そんな冗談言ってる場合じゃ――ひあぁああっ!?」
こつん、と子宮口を小突いてやると、
実に愛らしい嬌声が、ミルノの口からこぼれ出た。
ミルノ
「だ、駄目です。やっぱり駄目です。
普通にしましょう……? ほ、ほら、今日は私が上とかでも……」
ミルノ
「…………お、王子……? ちゃんと聞いてますか?
この姿勢だと……きっと私、大変なことに……って……」
ちらりと、肩越しにこちらをうかがったミルノは、
諦めた様な表情で、正面に向き直ってしまった。
ミルノ
「……堕天使より、悪そうな顔してます」
ミルノ
「でも……すごく楽しそう。
私とえっちなことするの……楽しいということですよね?」
否定するつもりなど一片たりともない。
ミルノとともに過ごす時間、交わす言葉、
重ねるぬくもり……そのどれもが、
今や無くてはならないものなのだから。
ミルノ
「……分かりました」
ミルノ
「でも……その……挿れられているだけで、
既に私……とてもぞくぞくしていて……」
ミルノ
「きっと、恥ずかしいところを、
いっぱい見せてしまうかと思います」
ミルノ
「気を失っちゃったりしたら、
ちゃんと……面倒みてくださいね……?」
なんだか困っちゃったな、
というような、何ともいえない表情は、
かつてのミルノと何も変わらない、愛おしいものだ。
不安にさせぬよう、しっかりと肯定の言葉を伝えて、
ミルノの手首をしっかり握り直す。
ミルノ
「んぁ……ぅ……」
ミルノ
「それじゃあ……その……お願い、します……?」
この言葉であっているのかな? とでも言いたげな、
不安そうな言葉を投げてくるミルノ。
こちらこそと、苦笑交じりに返しながら、
緩やかに、まずは慣らすようにと抽挿を開始する。
ミルノ
「んぁ……んぅっ……あぁっ……や、やっぱり……あぁっ!」
ミルノ
「この格好だとぉ……んぁっ……王子のが、
一番奥に……ぐりぐりってぇ……あぁあんっ!!」
ミルノ
「んんッ、あ、ああぁっ……膣中が……ンあぁっ
ふわふわって……しびれて……ひぅあああぁッ」
じっくりと馴染ませるような抽挿だったが、
その一挙動ごとに、ミルノは甘い吐息と共に、
己の内で起きている快感の波を教えてくれる。
ミルノ
「これ……空を……あぁっ……、
飛んでいるとき……みたいで……んぁあっ!」
ミルノ
「王子の……ひぁあ……好きに、
されているって……あぁああっ……思う……とぉ……っ」
俺の好きにされていると、思うと?
ミルノ
「えっ? や、やだ……そんなこと……私、言ってな……」
確かに聞こえたと思ったのだが、
と述べつつ、強めに最奥を連続して小突いてやる。
ミルノ
「んやぁああぁああァ――ッ!?
だ、だめ……だめです王子ぃ……っ!!
ミルノ
「答えまひゅっ! 答えまひゅかりゃぁ!!」
ミルノ
「はぁ……はぁ……お、王子の……」
ミルノ
「王子の好きにされているということは……」
ミルノ
「王子は、こんなえっちな堕天使になってしまった私を、
こうなって欲しいと思って、育ててくれていたのですよね……?」
ミルノ
「えっちな堕天使であるミルノを……欲してくれている、
そういう……こと……ですよね……?」
改めて言葉にされると、
こちらとしては少しの気恥ずかしさがあったが、
ミルノ
「……好きな子がえっちな堕天使だとか、
最高じゃないかって……? ふふっ、正直者ですね、王子は」
ミルノ
「…………王子だけの堕天使ですから、
ちゃんと責任をとって、可愛がってくださいね……?」
――それは、殺し文句だろうか。
ミルノ
「……えっ? あっ、駄目です王子! まだ呼吸が――ッ!!」
ミルノ
「ンンぅぁああぁあぁ――ッ!?」
ミルノの誘いに乗って、
最初よりも深く、速い抽挿を始める。
ミルノの秘所は、心地よい甘やかなぬくもりに満ちていて、
どれだけ激しくしようとも肉棒を受け止めてくれそうだった。
ミルノ
「ひにゃぁあんッ!? ふぁああっ、んっ、ぁああッ!!
こんな気持ちいいの……ッ……私ぃ……あぁああっ!?
おかしくぅ……なっちゃいますぅぁあぁああああッ!!」
ミルノ
「王子にぃ……っ……えっちな堕天使にされてぇっ……!!
淫らな……とてもえっちな……ことをぉ、されるのぉ……っ!
大好きになっちゃったんですぅぅぅああああぁああッ!!」
ミルノは背の仰け反らせ、
既に軽い絶頂を幾度も感じているようだった。
一突き毎に舞う甘い髪の香り、太陽の如き翼の香りに混じって、
甘酸っぱい蜜液の香りが微かに鼻腔をくすぐる。
ミルノ
「んやぁああん……ッ!!
あっ、あァッ、ひやぁあぁ……っ!!
もうらめ……らめですぅぅぅ……ッ!!」
ミルノ
「こわれひゃう……ミルノがぁ……壊れちゃいますぅ……ッ!!」
ミルノが気を失ったら――
ミルノ
「ひやぁんっ……ひぁ……? な、なんれしゅ……か?」
――ミルノが気を失ったら、責任をとって面倒をみる。
俺はつい先程、
ミルノとそう約束を交わしていたのである。
ならば、しっかり気絶するまで責めてやらねばなるまい。
ミルノ
「そ、そういう意味じゃぁ……ッ!!
あぁああっ! やっ、ひやぁあぁ……っ!?」
ミルノ
「ほ、ほんとにぃ……っ……わ、私ぃ……っ!!
おかひく、おかひくなっひぇっぁああぅあああぁッ!!」
ガクガクと全身を震わせるミルノ。
その震えすら、肉棒にはこの上ない甘露として、
心地よい刺激の雨を降らせてくる。
ミルノは既に限界を超えている様子だったが、
こちらもひくひくと収縮し続ける膣肉の刺激を受けて、
決壊の時は徐々に目前へと、迫りつつあった。
ミルノ
「ひぁあっ、んやぁあああ……っ!
ひんっ……!? お、王子の……びくびくってぇ……!!」
ミルノ
「気持ちいいの……ですか……?
ミルノの膣中……ぁ……ちゃんと……あぁあっ……!
王子をぉ……気持ちよく、できてまひゅか……?」
声にしてその問いに答えれば、
即座に腰の奥の欲望が破裂しそうな程に、
ミルノとの繋がりの間には、巨大な快感が渦巻いている。
ぎりぎりの綱渡りを続ける俺の様子を察したのか、
ミルノは反撃とばかりに、
きゅうきゅうと膣口を締め付けて、愚息に追い打ちをかけてきた。
ミルノ
「ふふっ……王子が……あぁああっ……!
気持ち……よさそうでぇ……良かったです……んやぁああっ!!」
ミルノ
「れ、れも……わたしもぉ……も、もう……ひぁああっ!
さ、さっき……かりゃぁっ……ずっとぉ……っ
お腹……びくびくって……気持ち良くてぇ……ッ!!」
ミルノ
「あぁ……あぁああ……ッ!!
ま、また来ます……変なの……気持ちいいのぉ……っ!!
来ちゃいますうぅぅうぅッ!!」
何かの予兆のように、蜜壺の抱擁が一瞬だけ緩む。
ふわりと、柔らかなぬくもり。
そうして――
ミルノ
「あっ、ああぁっ、ひぁっ、ああぁああッ!!」
ミルノ
「やっ……イっちゃ……ッ……ひぁ――ッ!!」
声にならぬ甘い嬌声を響かせて、
ミルノは弓なりに背をのけぞらせる。
肉棒を抱きしめる膣肉は、精液を求めるかのように強く強く、
幾度も収縮し、こちらの抵抗も虚しく、
尿道の奥から白濁液が駆け上がっていった。
ミルノ
「~~~~~~ッ!!」
ミルノ
「ぁ……あぁああ……っ!!
お腹の……なかぁ……っ……王子の、
精液が……びゅーびゅーって……っ!!」
ミルノ
「あぁっ……ま、またイっちゃ……んぅッ!
あッ、あぁああぁ……や、やらぁッ!!」
途切れることなく射出される精液で、
ミルノの子宮を満たしていく。
ひくひくと脈動し続ける蜜穴の感触が、
愛しい堕天使に抱きしめられているかのようで、
少しだけ照れくささが胸中によぎった。
ミルノ
「……はぁ……はぁ……はふ……ふぅ」
ミルノ
「…………わ、私、ちゃんと起きてますよね」
気絶していないかの確認だろうか。
苦笑しながら、ミルノの翼に口付けを落としてみせると、
彼女は安堵したように吐息をひとつ漏らして、
ミルノ
「……達しすぎて気絶とか恥ずかしすぎますから」
――毎晩のように寝顔を見られておいて、今更ではないだろうか。
ミルノ
「ね、寝顔と気絶は全然ちがいます!」
ミルノ
「でも……時間の問題かもしれませんね」
時間の問題……?
ミルノ
「はい。私が醜態をさらすのも、
イきすぎて、王子に恥ずかしい顔を見せてしまうのも……」
ミルノ
「たぶん、時間の問題なのです」
ミルノ
「私の実感として、人類の夜の営みの心地よさと、
育まれた愛の大きさは、比例するもののように思います」
ミルノ
「ですから……これはもう、どうしようもないのです」
ミルノは翼をひとつはためかせ、
俺に背を預けるように、身体を起こして、
大切なものを愛でるような口調で、こう言ってくれたのだった。
ミルノ
「王子への愛が、毎日、今この瞬間だって、
とくんとくんと……育ち続けているのですから」