ミステル寝室3 シーンテキスト

ミステル
「ん、んんっ……ぜ、全部、はいった、か……?」

自ら俺の腰に跨り、男根を受け入れたミステルは、
やるせない表情を背後の俺に向けた。

既に愚息は濡れそぼった膣内に中程まで咥えこまれ、
もっと奥まで行きたいと震えながら訴えている。

ミステル
「む、無理なんてしていない……」

ミステル
「それに、ンっ……い、いつも私がしてもらってばかりだから、
たまには私にも……ふぁ、あっ、き、気持ちよくさせろ……」

ふてくされたように言うミステルが妙に愛らしく、
少し意地悪してやりたくなってしまった。

ミステル
「ひゃうっ!?
お、王子、なにを……ひゃっ、ああぁんっ!」

細い腰を掴んで一気に根本まで挿入すると、
甲高い悲鳴がミステルの口から飛び出す。

ミステル
「こ、こらぁ、勝手に、ん、くぅぅん……っ、
奥まで……ふぁあっ……は、入って、くるなぁ……っ!」

小動物みたいに身を震わせながら怒声を上げられても、
迫力がないどころか、かえって可愛らしいのが滑稽だ。

突き当りを先端でグイグイと押してやると、
彼女は形の良い尻を引きつったように震わせた。

そのウブな反応に、興奮が高まっていく。

ミステル
「……な、何度言わせれば……あんっ……わかるんだ?」

ミステル
「今夜は私が……んっ、お、王子を……っ、
気持ちよく……させてやるって……んんッ」

ミステル
「んん、く、ふぅンっ……ふぁ、あ、あぁ、あンッ……。
ど、どうだ……んンぅッ、き、気持ちいい、か……?」

拙いながらも腰を上下に振って抽挿を始めるミステル。

黒々とした肉柱が、
桃色の花弁を覗かせる淫華に何度も出入りする。

そのたびにズリズリと音がしそうなほど膣ヒダが擦れ、
甘美な電流が竿の根本から脳へと走り抜けていった。

ミステル
「あ、あぁん、ふぁあ、あんっ、あ、あぁあんっ……」

歌うような甘い喘ぎとともに、淫らな水音が断続的に響く。

ミステル
「……え? わ、私が、気持ち、んンッ……いいかって?」

ミステル
「そ、そんなの……ふぁ、ああ、ああぁんッ……。
うぅぅ……み、見れば、わかるだろぉ……っ?」

泣きそうな声に言われてみれば、
抽挿の度に飛び散る愛液の量が尋常ではないことに気づく。

ミステル
「し、仕方ないだろぉ?
久しぶり……ふぁ、あぁっ……だったんだからぁ……っ」

ミステル
「私は……あぁっ……こ、こうやってぇ……、
おなかの奥……ん、んンっ……王子に……っ、
ズンズンっ、されるのが、大好き……だっていうのに……っ」

ミステル
「なのに……ひぁあっ……ど、どうして、
近頃は……あぁン……誘って、くれなかったんだ……?」

悪かった、と俺は彼女のすべらかな尻を撫でながら囁く。

酒場で落ち合い、
軽く酒を飲んでから寝室で肌を重ねるというのが
最近の俺たち二人の定番だった。

だから、ここ数日忙しさにかまけて
酒場を訪れられなかったことは申し訳ない限りだが、
それだけに彼女が今宵寝室を訪れてくれたことが嬉しかった。

ミステル
「ぐすっ……ずっと、待ってたんだぞぉ……っ?」

ミステル
「こうやって……ンっ、んんん……っ。
王子に、奥まで……入ってきて、欲しくて……っ」

ミステル
「ハァ、ハァッ……好きだった酒の味も……、
わからなく、なる、くらい……っ、
王子が……欲しくて、欲しくて、欲しくて……っ」

はらはらと落涙しながらも、
前のめりになって必死に腰を律動させる。

そんな彼女のいじらしさにあてられ、
居ても立ってもいられなくなった。

彼女の腰が下がった瞬間を見計らい、
下腹を反らせるようにして膣奥を突き上げる。

ミステル
「ひゃあんっ!? ちょ、王子……や、あ、あぁあんッ……!
ま、待って……あ、あ、ああぁんっ、ふぁ、や、ああぁッ!」

ミステル
「や、だ、ダメっ、今夜は、私が……ふあ、ああぁあッ!
そんな、奥ッ……あっ、あ、ああんッ、あああッ……!」

尻のバウンドに合わせて深く突き入れると、
ミステルは切羽詰ったような喘ぎをもらしはじめる。

長い髪が風に煽られたかのように揺れ、
新緑のように爽やかな彼女の香りが鼻腔をくすぐった。

ミステル
「ひあぁッ! ま、また膣中で大きく……んんンッ!」

ミステル
「はぁ、はぁあッ……だ、だすのかっ?
膣中に……ふぁ、ああンッ……射精してくれるのか?」

肩越しに振り向き、物欲しそうな表情で訊ねる。

そんなに中出しして欲しいのか、と冗談交じりに言うと、

ミステル
「う、うん……欲しい。
中に、たくさん……んぁぁっ……射精して、欲しい……」

そう言ってミステルは
浮いていた尻をぴたりと俺の下腹に付け、
ペニスを根本まで深く膣内に呑み込ませた。

そのまま円を描くように腰をひねり、
自らの最深部を亀頭でこねるようにグリグリと刺激していく。

ミステル
「はっ、はぁっ……好き、好きなんだ……王子っ。
ずっと……んぁっ……ずぅっと、こうして、繋がってたい……」

ミステル
「ンッ……でも、私は……あぁっ……帝国の、兵で……っ、
王子は……ぁぁンっ……他国の、王子……だからぁ……っ」

ミステル
「うぅっ……いつか、離ればなれになる……っ。
だから……ぁンっ……だから……その、前にぃ……っ」

ミステル
「残して……私の中に、王子を……。
いっぱい……んンッ……染み付いて、消えなくなるくらい、
私の奥……ンんッ……王子で、染めて欲しい……っ」

ドクン、と竿の根本が脈打つ。

使命感にも似た切実な衝動に駆られ、
煮えたぎった情欲が音を立てて竿の先へと上昇を始めた。

ミステル
「ハァ、ハァっ……、
王子っ、はやく、射精してぇ……ンんんッ!」

ミステル
「ふぁ、ぁッ……王子の、熱いの……っ、
奥っ……ほしい、ほしいんだ……王子、おうじぃぃっ!」

切なげな瞳の懇願と同期するように、
子宮の口にしっとりと亀頭の先端が咥えられる。

瞬時に理性が蒸発し、
タガの外れた欲望が本能のままに躍出した。

ミステル
「あ、はああ、あッ……あぁあああぁあぁ~~ッ!!」

最初の衝撃が子宮の底を叩くと、
ミステルは背を反らせて甲高い嬌声を響かせた。

ミステル
「熱ッ、あっ、あ……はぁあッ! お、奥、びゅーって……。
はぁぁ、でて、る……んんッ……なかだし、されてるぅ……っ♪」

オーガズムに伴う膣の収縮に催促され、
奥に溜まったものが次々と女の中心部に汲み上げられていく。

少し冷えた尻肉のむちっとした感触を
下腹で受け止めながら、少しでも多く
愛しい相手の中に己の情愛を注ぎ込むことに専心した。

ミステル
「はあぁぁ……う、うれしい……っ。
ンッ……いつもより、いっぱい……射精してくれた……。
あぁぁ……奥、あったかい……しあ、わせぇ……っ♪」

泥酔してもこうはなるまい、
という蕩けきった顔でこちらを顧みるミステル。

俺は隣に寝かせた彼女を体ごとこちらへ向けさせ、
その花のように可憐な唇を遠慮なく貪った。

ミステル
「ん……ちゅぅ、ちゅっぷ……」

ミステル
「ぷぁッ……! はぁ、はぁッ……」

ミステル
「……王子、もっと……もっとして欲しい……」

俺の頬に頬をすり寄せながら、
ミステルは吐息混じりの声で切なげに懇願する。

そんなに焦ることはないじゃないか、と俺が苦笑すると、
彼女は潤んだ瞳でこちらを見上げ、静かに首を横に振った。

ミステル
「焦るなだなんて……無茶を言うな」

ミステル
「だって、いつか私は故郷の森に帰るんだぞ?
ずっと一緒には……いられないんだぞ……」

ミステル
「だから……それまでの間に、
こうやって王子と繋がる幸せを
できるだけ多く感じて、覚えておきたいんじゃないか……」

ミステル
「私は一秒だって惜しいよ、王子……」

はらはらと涙をこぼすミステル。
震えるその細い肩は、いつになく頼りないものに見えた。

今だけしか支えてやることのできない、
その細身の身体をしっかりと抱きしめて、
すまなかった、と耳許で囁く。

ミステル
「……そう思うなら、もう一回抱いてくれ……」

頬を伝う涙を拭いてやりながら、
何度だって抱いてやるさ、と囁いた。

故郷になんか帰らず、ずっと傍にいろ
――なんて無責任なことを言えない以上、
今の俺にできることはそれくらいしかない。

ミステル
「ありがとう、王子……愛してる」

そんなありきたりで、けれど尊い一言を、
あと何回ミステルの口から聞けるのだろうか。

――などと益体のない問を弄んで
彼女と過ごせる貴重な時間を浪費している場合ではあるまい。

そう思った俺は、
真心を込めた抱擁で再び彼女と溶け合ったのだった。