ミステル寝室2 シーンテキスト
本当にいいのかと訊ねると、
ミステルは柔らかく微笑みながら頷いた。
ミステル
「いいんだ……というか、
そもそも私から願い出たことじゃないか……」
ミステル
「私の……初めてを奪ってほしいって」
ミステル
「……それとも、
私なんかの裸では興奮できないか……?」
そんなことはないと伝え、綺麗だと言い添えると、
寝台の上に美しい裸身を横たえたミステルは、
緊張に染まっていた表情をふっと緩めた。
ミステル
「よかった……。
同性にはよく言われるが、
男に綺麗って言われたのは初めてだ」
冗談だろう、と返しつつ、
既に猛々しく反り返った剛直の先端を
ミステルの膣口に据える。
ミステル
「ほ……本当だ……ふぁ、あッ……。
故郷の森でも、帝国でも……男たちはみんな、
どういうわけか……んんッ……私を、怖がるんだ……」
それは、森を荒らす魔物への怒りを
隠そうともしないミステルの峻烈さと、
彼女の神聖なまでの美貌のせいだろう。
ミステルの美貌は、
彼女たちドルイドが聖なるものとして崇め奉る森のように、
神聖かつ不可侵なものという印象を受ける。
ミステル
「お、王子……頼む。
焦らさないで……早く、入ってきてくれ……」
ミステル
「わ、わかるだろう? 私、もう、こんなに濡れて……。
王子と繋がりたくて、たまらないんだ……」
美しい瞳を覆う涙が切なげにゆらめく。
ふいにこみ上げた激情に駆られ、
気づいた時には目の前の少女の中心に
自身の先端を突き挿れていた。
ミステル
「ひぅッ!? ん、く、ふぅ……んぅンッ!」
総身を震わせながら破瓜の痛みに耐えるミステルに、
俺は少しずつ自身を埋没させていく。
ミステル
「や、はいって……ん、んんンッ……ぁ、ふぁ、あぁぁ……ッ」
ミステル
「あ、熱ッ……イっ、あぁッ、はぁぁあぁッ……。
お、王子、もっと……ふぁあッ……奥まで……ッ」
根本まで深く繋がると、
甘美な痺れが腰奥から脳へと駆け上がった。
ミステル
「や、やっぱり……んンッ……、
初めてで……気持ちよくはなれないか……」
結合部から伝わる小刻みな震えは、
ミステルがまだ痛みを感じていることを示している。
だが、彼女はその痛みを振り払うかのように
ふわりと気丈に微笑んだ。
ミステル
「でも……、
こうして王子と繋がれただけで……嬉しい」
ミステル
「王子、私は、あなたが……ひゃぅんッ!」
ミステル
「ふぁ、あ、あぁぁんっ……。
こ、こら……ひ、人が真面目な話をしようとしてる時に、
胸を……はぅぅッ……も、揉むな……っ」
ミステル
「あぁ……でも、嬉しい……。
王子が、私の胸を揉んで、くれるなんて……。
ふぁ、あ、あんッ、あぁんっ、はぁぁぁん……っ」
徐々に甘さを増していく声に、脳が蕩かされる。
たまらず俺はミステルの唇を奪った。
ミステル
「ん、んんむぅ……ん、ふぅ、ん……ちゅ、ちゅぅ……」
舌を挿れて誘うように舌端を撫でると、
彼女は拙いながらも自ら舌を伸ばして絡めてきた。
ミステル
「ン、ふぅ、ん……ちゅる、レロッ、ちゅぷるっ、
くちゅッ、ンン、ぷぁ、あむぅ……れちゅ、ぴちゅぅっ……」
ミステル
「……っぷあぁッ……はぁ、はあぁぁ……ッ。
あ、ふあぁ……すごい、キスって、こんなに……
ん、んチュルっ、れるっ、れちゅッ、くチュる……」
ミステル
「……はぁ、あぁぁ……ッ。
や、ダメ……あたま、なか……トロトロに、溶けて……っ、
あ、ふぁ、んンッ……ちゅぷ、ん、んふぅ、ちゅぷぁ……ッ」
ミステルが淫らな口づけに夢中になるにつれ、
竿を包む媚肉が潤みを増し、ドロドロに熟してくる。
それをいいことに緩慢な抽挿を始めると、
途端にミステルの腰がビクンと浮いた。
ミステル
「ンンンッ!? ふぁ、あ、ひゃあぁんッ……!
や、ダメ、動いちゃ……いやぁあぁんッ……」
ミステル
「あ、ふぁ、あっ、あぁっ、あぁぁんッ……。
なに、これぇ、アソコが、ジンジンして……ふぁあっ……」
ミステル
「あぁぁ……そんなぁ、
お、王子が……私の、アソコに……っ、
出たり、入ったり……んぁあっ、あ、あぁぁアンッ……」
ミステル
「あ、ダメ、ダメだ、これは……ふぁ、あ、あはぁッ……。
フワフワ、してぇ……あ、あたま、真っ白に……ッ」
引き抜く時に薄桃色の粘膜が裏返るほど、
ミステルの膣はペニスに強く絡みついてくる。
いじらしくも淫らなその光景に興奮し、
夢中で腰を振って何度も彼女の奥を突いた。
ミステル
「ひぁあッ、あッ、あぁあンッ、ひゃあぁンッ!
だめ、だめぇッ! もぅ、あたま、ヘンに……やぁあんッ!」
ミステル
「アッ、そこ、奥ッ……めっ、らめぇッ!
ああぁッ、あッ、あ、はぁああアンッ!」
グッグッと狭い膣道が断続的にペニスを締め上げ、
ミステルの絶頂が近いことを伝えてくる。
だが、その甘美な刺激に
一足先に愚息が耐えきれなくなってしまった。
ミステル
「――ひゃうぅぅンッ! アッ、あぁッ、あはぁああッ!」
濁流の如き勢いで放たれた精液が
子宮の底を幾度も叩く。
そのたびにミステルの総身は
銃撃を受けたかのようにビクンと大きく跳ね上がった。
ミステル
「ふあッ……あ、あぁぁ……入ってきてる……ッ、
熱いのが……はぁあッ……一番奥に、流れ込んで……」
放精を終えたペニスが萎え初めても、
ミステルの淫唇は一向に俺を離す気配を見せない。
俺はやれやれと苦笑して彼女の身体を抱き起こした。
ミステル
「あぁ……嬉しい。
まだ王子と繋がっていられるなんて……」
汗ばんだ身体を俺の胸板に押し付けながら、
ミステルはうっとりと溜息を漏らす。
ミステル
「……王子、私……森を出てよかった」
しばしの沈黙の後、ミステルの唇から
雨粒のようにぽつりと言葉が零れた。
ミステル
「……ずっと悩んでたんだ。
自分は本当にこのままでいいのか、って」
ミステル
「倒しても倒しても、魔物たちは次々に現れ、
私たちを苦しめてくる……」
ミステル
「それなら初めから白の帝国に協力せずに、
ずっと故郷の森を守っているべきだったんじゃないかって」
ミステル
「私たちドルイドは、
ずっとそうやって森を守って生きてきたから……」
ミステル
「……でも、森から出たからこそ、
こうして王子と出会えた」
ミステル
「他人を受け容れる喜びを、こうして教えてもらえた」
ミステル
「だから……ありがとう。
王子に出会えて、本当によかった……」