ミサ寝室2 シーンテキスト
ミサ
「うぁあぅ……っ」
驚きとも快楽の喘ぎとも判別のつかない声を漏らして、
ミサは身をよじらせる。
寝台の上に組み敷かれたミサは、
ほんのりと潤ませた瞳で、抗議の視線を向けてきた。
ミサ
「そんな、どうした? みたいな顔しないでください……」
ミサ
「私の手首くらいあるおち○ちんが、
こんなにするっと入っちゃうなんて想像もしませんよっ」
ミサ
「その……そうだろうか? みたいな顔も禁止ですっ」
こうして繋がるまでにも、服を脱がす手がやらしい、だとか、
あまりじろじろ見ないでください、だとか、
色々とミサからのお説教があった。
正しい性交の仕方を教えてほしいというから、
雰囲気を整え、丁寧に事を進め、
念入りな前戯までしたのだが――
ミサ
「で、でも、恥ずかしすぎますっ!」
恥ずかしいだけか? と問うてみると、
ミサはようやく、
自分の中に収まった肉棒を意識した様子で、
ミサ
「もっと痛いと思いましたけど……
思ったより大したことなかったです」
なるほどな、と頷きながら、ゆっくりと抽挿を開始する。
ミサの中は、
初めてとは思えない程にしっとりと、陰茎を包み込んできた。
ミサ
「痛みよりもむしろ……んっ……王子さまが中にいるのが、
安心する……というか……嬉しい、というか……」
ミサ
「というか……んぁあっ……
質問に答えている間は止まって下さいな……っ!」
ミサ
「ふぇっ? ……私の声を聞きながら、したい……?」
ミサ
「……し、仕方な……あぁっ……!
ぅああぁっ……仕方……な……ひぁあぁっ!?」
不意にミサの両脚が、こちらの腰をしっかり抑え込む。
これでは動けないのだが、と問いかけると、
ミサ
「気持ちよすぎてお話が出来ませんっ!」
ミサ
「あ、ああああっ! 何でもないです!
気持ちよくなんか……いえ、すごい気持ちいいのですけれど!」
混乱しているのだろうか、
ミサは頬を真っ赤に染めて頭を抱える。
ミサ
「私、今ものすごく恥ずかしい台詞を……言ってしまったような」
とても可愛い台詞だった、と頷き返すと、
ミサはぷいっと顔を背けてしまった。
ミサ
「可愛いっていうのも……反則です。
胸の奥が……んん……きゅんってして……」
ミサ
「王子さまのことを、好き好きって……
お腹の奥が、びくびくして……んぁあっ」
全く動かしていないというのに、
ミサの膣壁はきゅうきゅうと肉棒を締め付けてくる。
ミサ
「王子さま……また変な顔してます……」
ミサ
「うぅぅぅ……そうですよ。
好きって言っただけで、びくんって……お腹の奥が……」
自分の言葉にときめいて感じてしまったのだろうか。
ミサはしばらく呼吸を整えていたが、
ようやく絡めた脚を解いてくれた。
ミサ
「まだ……ぁあっ……なか、びくびくしてます……けど……
えぇと……その……うぅぅぅ……」
口ごもるミサ。
特に何かを問おうとはせず、続く言葉を待っていると、
彼女は観念した様子で、こう続けた。
ミサ
「私……今、こう……えぇと……
大好きな人と、えっちなことをしていてですね、
とてもドキドキしていて……お腹もきゅんきゅんしていて……」
ミサ
「たぶんすぐにイってしまって、……ちゃんとお話出来るのは、
全部終わった後なのではないかな、と思いますので……」
ミサ
「まだ顔がとろけてない内に、告白をさせてくださいな」
ミサ
「その後は……もう、王子の好きにしちゃってください。
私が気持ちよすぎて止めて欲しいとか言い出しても、
気にせずいっぱい……イかせてくださいね」
深呼吸をひとつ。
ミサは、まっすぐにこちらを見つめて、
ミサ
「お慕いしております、王子さま」
ミサ
「……大好きです。本当に」
ああ、と頷き返し、
胸に溢れる愛おしさを伝えるようにミサを突き上げる。
彼女の秘所は柔らかく肉棒を受け止め、
愛らしい唇からはさえずりのような嬌声が漏れる。
ミサ
「ああぁっ……んぁっ……うぅぅぅっ」
絡みつくというよりも、ぴったりと同じ形をしているかのように、
ミサの膣道は男根にしっかりと吸い付いて来る。
ミサ
「ひゃあぁッ!? お腹の奥、ぐりぐりって……ぁああッ!?」
ミサ
「ら、らめですっ……やっぱり止め……ぃああぁあっ!?」
ミサとの約束を果たすという名目があったにせよ、
歯車が噛み合ったかのようなこの交わりを、
止めることなど全く考えられなかった。
ミサ
「まっひぇ、待って……王子、さまぁああッ?!」
ミサ
「もうイって、イっひぇま……っ
あぁっ……ひぁあああああんっ!?」
心地よい嬌声と共に、肉壁がびくびくと収縮する。
ミサ
「らめっ、も、ぅ……らめなのにぃ……ッ!!
王子、ひゃまの……ばか、ばかぁあっ!!」
ミサ
「ばかぁぁっ……も、ぅ……おかひくなっひぇ……ッ!!」
止めないでくれと言った、
正気の頃のミサとの約束を守るべく、
更に速度を上げて腰を動かした。
びりびりと背筋を震わすような快感が、
二人の繋がりあった場所から脳髄に絶え間なく叩き込まれる。
ミサ
「しゅきっ……だいしゅき……ぃあっ……ああああああッ!!」
何度目かわからない脈動が、肉棒をきつく締め上げる。
腰の中心に渦巻く快楽の熱は、そろそろ限界に達しつつあった。
ミサ
「も……らめ……ぁっ……ひぅっ……んにゃあぁっ!!」
弓なりに背をのけぞらせるミサ。
俺は下から突き上げるように、
熱く高まりきった白濁をミサの中へとぶちまけた。
ミサ
「んやああぁッ――!?」
激しい締め付けが襲い、
何度も脈動し続ける肉棒に更なる快感が注がれる。
吸い上げられるような感覚を残しながら、
未練がましく尿道の奥に残っていた精液までもが、
ミサの中へと飲み込まれていく。
ミサ
「ぁ……ぁあ……うぅ……」
とろん、とした瞳でこちらを見上げたまま、
ミサはだらりと脱力している。
ミサ
「王子のおち○ちん、おかしくないですか?
なんでこんなに……うぅ……気持ちいいのですか……」
中に収まったままの愚息が、柔らかく締め付けられた。
まだ余力を残しているのか、肉棒は再び熱を取り戻し始めるが――
ミサ
「んっ……あれ……どうかしましたか……?」
あれだけ達しておきながら、
ミサは少しばかり物足りなさそうな表情だった。
俺は彼女に、忘れていたことがある、
と言いながら覆いかぶさって、
ミサ
「忘れていた、こと……ですか? ……んぅっ」
触れ合うような、くちばしで喋むような、甘いキスを捧げる。
ほんの一呼吸程度の時間。
余韻を愉しむように、ゆっくりと唇を離すと、
ミサはしばし目を丸くしたまま静止して、
ミサ
「……ちゅーは、えっちの前にするものだと、
本には書いてあった気がします」
ちゅーという言い回しに苦笑しながら、
遅くなって悪かった、と頭を下げる。
ミサ
「許しませんからね?
そう、ちゅーを忘れるなんて悪戯をされましたから……」
ミサ
「もう一回、私にえっちなことをしてください。
やっぱり悪戯と、お菓子は一緒じゃないといけません」
奔放なのか貪欲なのか、
悪戯めいた笑顔には、深い愛おしさを感じる。
ミサは、とろけた微笑みを浮かべながら、
ゆっくりと焦らすように、こう言った。
ミサ
「悪戯してくれたので、お菓子もください、ですよ♪」