ミサ寝室1 シーンテキスト

ミサ
「あれ……起こしてしまいましたか?」

股間に柔らかな感触を感じて目を覚ます。

窓から差し込む朝の光をまぶしく思いつつ、
薄く目を開くと――

ミサ
「おはようございます、王子さま」

――目の前に、丸くつややかな尻があった。

尻の向こう側には、ミサの楽しげな笑顔。
彼女は男根を尻の間に挟み込み、リズム良く腰を振っていた。

いったい何をしているのかと問うてみると、

ミサ
「目が覚めたら、王子さまがカチコチにしていらしたので……」

ミサ
「挟んでみました♪」

あまりにも当たり前のことのように言われて、
なるほどそうだったのか、と納得しそうになるが、
そもそも答えになっていないような気がする。

寝込みを襲われるだけでなく、
なぜ愚息は尻の間で翻弄されているのだろうか。

ミサ
「えっ……? 昨夜のことを、お忘れですか?」

何か重要なことを忘れてしまっているのだろうか。
眠気を振り払いつつ、昨夜の出来事を思い出してみることにする。

確か昨夜は――

ミサ
「お部屋に遊びに来たところ……王子さまはもう眠っていらして」

――確かに、夜遅くに誰かが尋ねてきたような記憶は残っていた。
肌寒さを感じ、その誰かに手を伸ばしたような気もする。

ミサ
「寝顔をたっぷり鑑賞した後……
ではなくて! そう、眠っておいでなのを確認して、
すぐにお部屋を出ようとしたのですが……」

ミサ
「寝ぼけていらしたのでしょうか、
王子さまは私の手を握って、離していただけなかったので……」

ミサ
「そのまま一晩一緒に眠らせていただいたのでした♪」

そんなことがあったような気もする。
ミサが寝室にいる以上、これは事実なのだろう。

迷惑をかけた、と謝ろうとすると、
ミサは首を横に振って、

ミサ
「いえ! とってもドキドキしましたけど……」

もじもじとミサが身体をよじると、
尻に挟まれたままの肉棒が右へ左へと弄ばれる。

ミサ
「でも、男女が一緒に眠る時は、
……女の子は男の子にご奉仕しないといけないのですよね?」

どこで仕入れた知識なのだろうか。
首を傾げていると、ミサは更に言葉を続けて、

ミサ
「侍女達が回し読みをしていた写本に、書いてあったのです。
女の子は男の子を、気持ちよくしてあげなくてはいけないと!」

ミサ
「けれど、王子さまはお疲れだったのか、
ぐっすり眠っていらしたので……」

それで寝込みを襲ったということか。

ミサ
「そういうことです♪
ここはひとつ、ミサお姉ちゃんにおまかせですよ!」

気合を入れ直すミサに、
ならば尻に挟まれているのはどういうことだろう、と尋ねると、

ミサ
「それも、侍女達の写本で覚えました」

ミサ
「女の子のお尻で――」

肉棒から、ミサの尻が離れ、

ミサ
「――こう、男の子のおち○ちんを挟む挿絵だったのです」

再び、柔らかな尻の谷間に、肉棒が挟み込まれた。

おそらくその写本とは春画の類で、
尻に挟んでいたのではなく、
男根が中に収まっているところを記した絵だったのだろう。

勘違いしていることを色々と教えてやらなければ、
と口を開きかけたところで、

ミサ
「いっぱいお尻でさすってあげますから、
いーっぱい、気持ちよくなってくださいね、王子さま♪」

ミサはそう言いつつ、
可愛らしい尻を振る速度を急にあげてきた。

もどかしいくすぐったさと、
目の前で尻が揺れている扇情的な光景に、
思わず快楽のうめき声が漏れてしまう。

ミサ
「王子さま、気持ちいいのですか?
ふふふ、もっとしてあげますね。それそれ♪」

感覚を掴んできたのか、ミサは器用に腰を振る。

柔らかな感触とくすぐったさは、
これまでに感じたことのない、不思議な快感を抱かせた。

ミサ
「でも……んぁっ
こうしていると……変な気分になってきますね……」

ミサ
「おち○ちんの熱さと……王子さまの声……がっ……
……すごく、ドキドキして……ふふふ」

さざ波のように揺れる尻の狭間から、
彼女の感情が伝わってくるかのようだった。

直接的な快楽というよりも、
戯れるようなこの行為に胸が高鳴る。

ミサ
「あっ……少し大きくなりました?
ふふ……気持ち良いということでしょうか……?」

ミサは嬉しそうに、
上下だけでなく、前後左右にも腰を振る。

愚息は最早、ミサの尻という大海で、
翻弄される一隻の小舟のようであった。

ミサ
「びくびくしてるの……んっ……伝わって……きます。
私のお尻の間で……気持ちよさそうに、跳ねているのが……」

最初こそ意表を突かれたが、
ミサの健気な奉仕姿と甘い声色も合わさって、
彼女の尻は、疑いようもないほどの名器だと断言できた。

現に、愚息の根本では徐々に熱が昂ぶり、
射精の準備が整いつつあることを主人に伝えてきていたのである。

ミサ
「男の人って……
気持ちよくなると、おしっこ……みたいなものが出るのですよね」

ミサ
「いっぱい……出してくださいね……?
私にかけちゃっても……大丈夫ですから……っ」

性について、後で色々と教えてやらねばなるまい。

そう心に決めつつも、
今は目の前で揺れる尻を味わう方が先決だった。

腰の奥でぐるぐると渦巻く快楽は、
最初の緩い刺激によってゆっくりと高められ、
奉仕が激しくなった今、いつ炸裂してもおかしくなかった。

ミサ
「腰……動いてますよ?
もしかして……んぁっ……気持ちよくてむずむずしてます……?」

否定する意味もないだろう。
頷き返してやると、ミサは嬉しそうに、

ミサ
「やった♪ じゃぁもっと……さすさすしてあげますね?
王子さまー、もっと気持ちよくなぁれー♪」

決壊寸前の肉棒に、ミサの尻が激しい追撃を加えてくる。

ふるふると揺れる尻と、愛らしい彼女の声が呼び水となり、
抵抗も虚しく、肉棒の最奥から熱い塊が駆け上って、

ミサ
「きゃぁっ!?」

ミサの尻の狭間から、勢いよく精液が打ち上がる。

真上に駆け上がった白濁は、
驚いて身体を起こしたミサに降り注いだ。

ミサ
「あわわわ……こんなに出るのですね……」

髪に背中にとまとわりついた精液を指先で掬い、
ミサは口元へ運ぶ。

ミサ
「んんん……変な味です……」

余韻に浸りながら、
窓越しの朝陽に照らされたミサを見つめる。

精液の味を不思議そうに味わう様は、
酷く扇情的に映った。

ミサ
「おかしいです……まだ、ドキドキしてます」

ミサ
「男の子は、この白い……おしっこ?
これが出ると気持ち良いらしいと書いてありましたが……」

ミサ
「女の子のドキドキは、どう鎮めたら良いのでしょう」

正しい性知識について、教えてやるなら今しかあるまい。

ミサの勘違いについて、
ゆっくりと諭すように教えてみると、
彼女の顔が目に見えて赤く染まっていき――

ミサ
「え……? 勘違い……ですか?」

ミサ
「えぇぇ!?
じゃぁ私、今とても恥ずかしいことをしてしまったのでは……」

深く頷き返すと、ミサは両手で顔を覆ってしまった。

ミサ
「ドキドキしたままだし恥ずかしすぎるし、
うぅ、いったいどうしたら良いのでしょうか……」

悶えるミサも、実に可愛らしいものだった。

その様子を眺めていると、
何かの決意を固めたように、ミサはこちらに向き直って、

ミサ
「あ、あの……王子さま……」

ミサ
「ひとつ、お願いをしても良いですか……?」

どんなお願いだろうか。
できれば叶えてやりたいと思いながら、頷き返す。

ミサは、指の隙間から瞳を覗かせ、
ゆっくりと、言葉を確かめつつこう言った。

ミサ
「今度、私に……」

ミサ
「私に――正しいえっちの仕方、教えていただけませんか?」